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HP Spectre 13の実機レビュー(2)
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。今回は、Core i7-7500Uを搭載したSpectre 13-v108TUで計測しています。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。
アイドル時や低負荷時(動画再生時)は非常に静かです。高負荷時(エンコード時)は他のノートPC並みの普通の動作音です。
騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
キーボードがある表面は問題ない温度で快適に作業ができます。裏面は熱いところがあるため、膝の上において作業をするときは低温火傷に注意しましょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
低めの消費電力ですが、モバイルノートPCにしては動画再生時の消費電力がやや高めです。
外観のチェック
外観のチェックです。
天板とパームレストにはアルミニウム、底面にはカーボンファイバーを用いており、軽量かつ頑丈に出来ています。2つの素材を使っていますが、見た目には違いが分からず統一感もあります。
なお、下の画像のデスクトップの壁紙は、当サイトが用意したもので、PC内に収録されてはいません。
天板です。HPのPC事業の分社化に伴い、ロゴが「スラッシュ・ロゴ」へ一新されました。今後、SPECTREブランドにおいては、下図のようなロゴが使用されることになりました。
特徴的なのは、ヒンジの部分で、 高級なキャビネットのように、液晶を閉じたときにヒンジが隠れるようになっています。また、このヒンジ部分は、アルマイト加工を施し、さらにポリッシュ加工を施すことで、高級なアルミホイールのような輝きとツヤが出ています。
皮脂が付くと、若干目立ちますが、パームレストなどのように、よく手が触れる部分ではないため、そこまで気にはならないでしょう。
液晶を閉じたときの画像です。
底面です。
吸気ファンを2つ搭載し、CPUを冷却しています。これにより極薄ボディでも、しっかりと放熱できています。
背面です。USB3.1 Type-Cポートが3つと、ヘッドフォン/マイクコンボポートが1つあります。また、3つのUSB3.1 Type-Cポートのうち2つは、Thunderbolt 3 にも対応しています。
側面にポート類はありません。ポート類はすべて背面にあるため、周辺機器はやや接続しづらいです。
液晶が開く最大の角度です。それほど開きません。
ACアダプターは普通のサイズですが、電源ケーブルがデスクトップに使われるような太いケーブルで、しかも重いです。オプションで、電源ケーブルが無く壁に直挿しできる「HP 45W USB-C ACアダプター」も販売されています。
USB3.1 Type-Cポートに接続して充電します。3つのうち、どのポートへ接続しても充電可能です。
ACアダプターの仕様です。
オプションで、HP Spectre専用のレザークラッチバックも用意されています。
また、オプションで、デザインが統一された「HP Z5000 Bluetooth マウス」も用意されています。
まとめ
以上が、Spectre 13のレビューです。
非常に豪華な外観のノートパソコンです。パソコンがただの道具ではなく、おしゃれなアクセサリーのように感じられます。
重量は約1.11kgしかなく、ボディも薄く、携帯しやすい製品です。
ただし、普通のUSBポート(Type-A)、HDMI、LANなどのポートは一切なく、新規格のUSB Type-Cポート(およびヘッドフォン/マイクコンボポート)だけがあります。だいぶUSB Type-C対応の周辺機器が増えたため、思ったほど困らないですが、旧資産の周辺機器は、変換アダプターを使わなくてはならないでしょう。
また、ACアダプターに接続する電源ケーブルをもう少し軽くしてほしかったです。ACアダプターも頻繁に携帯する方は、ACアダプターを壁に直付けできるオプションの「HP 45W USB-C ACアダプター」を購入するとよいでしょう。
メーカー直販サイト:HP公式サイト |