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HP Pavilion 15-AU000の実機レビュー

更新日:2016年8月22日

後継機のHP Pavilion 15-au100が発売されました。
CPUが第6世代から第7世代に変った点以外は、本製品と一緒です。
こちらのレビューも参考になると思います。

なお、第6世代と第7世代のインテルCPUの違いはこちらをご覧ください。

安くても上質なデザイン

HP Pavilion 15-AU000 は、安くても上質感のあるデザインの15.6型スタンダードノートPCです。

第6世代のCore i プロセッサーを搭載しながら、6万円台から購入できる価格は安いと思います。

価格は安くても、モダンゴールドのようなボディカラーが用意されていたり、ヒンジがメタル調になっていたり、つなぎ目の少ないユニボディになっていたりと、安っぽく見えません。

メーカー直販サイト:HP公式サイト


※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

HP Pavilion 15-AU000の基本スペック

主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年8月21日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCPU(Uシリーズ)です。本機はCore i3-6100Uです。
グラフィックカード
CPU内蔵のGPUまたはGeForce 940MXです。本機はCPU内蔵です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイド、フルHD(1920x1080)非光沢液晶です。
メモリ
オンボードの4~16GB、DDR4メモリです。本機は4GBです。
SSD/HDD
HDDまたは"128GB M.2 SSD+1TB HDD"です。本機は500GB HDDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブです。
 
バッテリー駆動時間
約7時間(MobileMark 2014によるメーカー計測値)です。
その他
薄さ24.5mm、重量約2.14kgです。
 

特徴1 - 安くても上質なデザイン

6万円台から購入できる安さが魅力のスタンダードなPCです。

おそらく樹脂製のボディではありますが、つなぎ目の少ないユニボディに、モダンゴールドとブリザードホワイトといったカラーバリエーションがあり、安価なわりには上質なデザインです。

また、価格は安いですが、スペックはスタンダードで、コストパフォーマンスは高いです。


上質なデザイン

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角はあまり広くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、いずれかの色が強調されているわけでもなく、比較的自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はやや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素はシンプルですが、ややギラつきを感じます。


 

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーボードは、キーピッチが約18.6mm x 18.6mm、キーストロークが約1.8mm(メーカー仕様表より)となっており、標準的な数値です。若干"たわみ"がありますが、普通に打てるキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

バックライトキーボードも搭載しています。


バックライトキーボード

 

タッチパッドは広めです。指の動かしやすさは普通です。クリックボタンはタッチパッドと一体で、クリックするときにやや力が必要です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

「エントリーモデル」、「スタンダードモデル」、「パフォーマンスモデル」とありますが、SSDを搭載しているのがパフォーマンスモデルだけというのが残念です。パフォーマンスモデルでは、GeForce 940MXが搭載されますが、このGPUはやや中途半端なグラフィックスであるため、多くの人には不要です。GeForce 940MXを搭載していない他のモデルでも、SSDが選択できたら良かったです。

今回レビューしているのは「エントリーモデル」で、ベンチマークスコアは下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark v2


PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 49分01秒
x264でエンコード (※2) 23分51秒
NVENCでエンコード (※3)
QSVでエンコード (※4) 12分14秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク


500GB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

 

 

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