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HP Stream Mini 200-020jpの実機レビュー

かわいい2万円台の小型PC
HP Stream Mini 200-020jpは、ブルーのカラーに丸みを帯びた、小物入れのような素敵なデザインの小型PCです。
価格が2万円台と非常に安価なのも特徴です。
初期構成はCeleron 2957U、2GBメモリ、32GB SSDと低スペックではありますが、メモリ、ストレージに関しては自分で増設可能です。
大容量の2.5インチストレージを増設して、NASとして使用しても面白いと思います。LANはギガビット対応ですし、動作音も静かですし、NASとしてはCPU性能も十分です。
メーカー直販サイト:HP ダイレクトプラス
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
1 HP Stream Mini 200-020jp の基本スペック | 2 特徴1 - 小型でかわいいデザイン |
3 特徴2 - 2万円台で購入可能 | 4 特徴3 - 2.5インチストレージを増設可能 |
5 高速&静音NASを作ってみる | 6 パフォーマンスのチェック |
7 静音性のチェック | 8 パーツの温度のチェック |
9 消費電力のチェック | 10 外観のチェック |
11 ケースの内部のチェック | 12 まとめ |
HP Stream Mini 200-020jpの基本スペック
HP Stream Mini 200-020jpの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年3月16日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Celeron 2957Uを搭載していす。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックス(CPU内蔵)です。 |
メモリ 2GBです。空きスロットが1つあります。 |
ストレージ 32GB SDD + Microsoft OneDrive 200GB (2年間無料)です。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは搭載していません。 |
拡張性 2.5インチストレージを1台増設可能です。 |
特徴1 - 小型でかわいいデザイン
HP Stream Mini 200-020jpは、丸みを帯びたかわいいデザインのパソコンです。
また非常に小型で、手のひらに乗るくらいのサイズです。

丸みを帯びたかわいいデザイン

手のひらサイズ
特徴2 - 2万円台で購入可能
27,400円で購入できる価格も魅力です。
小型パソコンとしては、NUCが売られていますが、メモリ、ストレージ、電源、OSまで揃えた場合、27,400円の価格ではなかなか購入することはできません。本製品は、これら一式の他に、キーボード、マウス、Microsoft OneDrive(2年間使用権)、「速効!HPパソコンナビ特別版」の解説書まで付いており、お買い得だと思います。
特徴3 - 2.5インチストレージを増設可能
本製品は、2.5インチストレージを増設することも可能です。
これにより、SSD+HDDといった構成が可能です。SSDの容量が32GBしかないため、増設できるのは嬉しいです。
ケーブル、ネジ、シャドウベイも付属しているため、ストレージさえ用意できれば、簡単に増設可能です。

2.5インチストレージを増設可能

ケーブル、ネジ、シャドウベイも付属
高速&静音NASを作ってみる
ストレージを増設して、NAS(ネットワーク型ハードディスク)として使用することも可能です。
筆者は、ちょうどNUCでも購入して1TB SSDを搭載し高速NASを作ろうと思っていたので、今回、この製品でNASを作ってみたいと思います。
ストレージにはSamsung SSD 840EVO(1TB SSD)を使用します。増設後の画像や、HP Stream Mini 200-020jpから実行したCrystalDiskMarkの結果は次の通りです。
次に、下図のように配線し、ネットワーク上のパソコンからCrystalDiskMarkを実行します。なお、ハブは最大1Gbpsの製品を用いています。

Stream Mini 200-020jpをNASにして、ネットワーク上のパソコンからCrystalDiskMarkを実行
実行した結果は下の図の通りです。ネットワーク経由だと最大1Gbps(≒128MB/s)であるため、本来のSSDの速度は出ませんが、NASとしてはかなり高速です。今回、SSDを搭載しているため、特にランダムアクセスの速度が速いです。

ネットワーク上のパソコンで実行したCrystalDiskMarkの実行結果
また、CrystalDiskMarkの実行時のCPU負荷も計測してみましたが、最も高いときで約60%のCPU使用率でした。家庭内で数人で使用する分には、問題ないCPU使用率だと思います。メモリも問題ありません。

CrystalDiskmarkの実行時に、最もCPU使用率が高かったときのグラフ(4K QD 32 Write実行時)
また、動作音も低いです。冷却ファンを搭載しているため無音ではないですが、本体に耳を近づけなければ、ほぼ聞こえないレベルです。モバイルノートパソコンのアイドル時とほぼ同じ、または少し高い程度の動作音です。
パフォーマンスのチェック
本製品のベンチマーク結果は次の通りです。
AtomのCPUよりは高いスコアです。32GB SSDは、読み込みは速いですが、書込みはSSDとしてはあまり速くありません。また容量も少ないです。メモリも2GBと少ないです。
パソコンとして使用するにはやや低スペックです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
エンコード時間 | |
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x264でエンコード | 1時間12分49秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 26分04秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
32GB SSD
カードリーダー/ライターのベンチマーク
UHS-Ⅱは対応していません(速度が逆に遅くなります)。
UHS-Ⅰのカード
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