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HP ENVY 700-360jp/CT 東京生産 動画編集&ゲーミングモデル

更新日:2014年8月4日

the比較推奨モデル

HP ENVY 700は、動画編集やゲームなど、多くことが快適に行える高性能なミニタワー型デスクトップパソコンです。

今回紹介するモデル「東京生産 動画編集&ゲーミングモデル」は、当サイトでパーツをカスタマイズした"the比較推奨モデル"となります。パーツの選択肢がある程度限られる代わりに、価格をかなり値引きしてもらいました。

初期構成では、Core i7-4790、8GBメモリ、GeForce GTX770、256GB SSDとなっています。自分で換装しにくいパーツは性能の良いものにし、自分で換装・増設しやすいパーツは性能を抑えています。

また、3年の訪問出張サービスも付属しており、製品故障時に、自宅まで修理しに来てくれます。

メーカー直販サイト:
HP Directplus(ENVY 700-360jp/CT)

※レビュー機はメーカーからの借用製品です

目次

HP ENVY 700の基本スペック

「HP ENVY 700-360jp/CT 東京生産 動画編集&ゲーミングモデル」のスペックをチェックします。ENVY 700-360jp/CTでも他のモデルの場合は、選択できるパーツの範囲が異なります。また、特徴的な部分は赤字にしています。

CPU
初期構成ではCore i7-4790です。他のCPUも選択可能です。
マザーボード
インテル Z87 Express チップセットです。
 
グラフィックカード
GeForce GTX770です。
 
メモリ
初期構成では8GBです。最大32GBまで変更できます。
1st ハードディスク/SSD
256GB SSDです。
 
2nd、3rd ハードディスク
増設用ハードディスクを2本まで搭載可能です。
 
光学ドライブ
初期構成ではDVDスーパーマルチドライブです。ブルーレイドライブなども選択可能です。
テレビチューナー
初期構成では非搭載ですが、内蔵TVチューナーまたは外付けTVチューナーを選択可能です。
電源
500W電源です。
 

拡張性
PCI Express x16が1スロット、PCI Express x1が3スロット、PCI Express Mini Cardが1スロット、Mini SATAが1スロットあります。

特徴1 - Core i7+大容量メモリ+SSDで動画編集が快適

動画編集で行われるレンダリングやエンコードは、非常に負荷のかかる処理で、CPU、メモリ、ストレージなどの性能が良ければ良いほど、処理時間が短縮されます。

「HP ENVY 700-360jp/CT 東京生産 動画編集&ゲーミングモデル」は、初期構成で、Core i7-4790、8GBメモリ、256GB SSD、GeForce GTX 770を搭載しており、高いスペックとなっています。快適に動画編集を行えることでしょう。

また、GeForce GTX 770を搭載しているため、動画編集ソフトのレンダラー等が対応していれば、GPU高速処理(CUDA)も利用することが可能です。


動画編集も快適(Adobe Premiere Pro CCでの動画編集画面)

 

なお、動画編集を頻繁にしたり、複雑な編集をする場合、メモリをもう少し増やしても良いと思います。購入時に16GBや32GBへ上げても良いと思いますし、一度使ってみて不足するようなら自分で増設しても良いです。メモリは簡単に増設可能です。

動画ファイルの保存用として、SSDの他にHDDを選択するのも良いと思います。HDDも簡単に着脱可能な構造であるため、HDDが余っている場合は後から自分で増設しても良いと思います。

編集した動画をブルーレイへ書きこむ場合は、光学ドライブをブルーレイドライブへ変更しましょう。

特徴2 - GeForce GTX 770でゲームも快適

「HP ENVY 700-360jp/CT 東京生産 動画編集&ゲーミングモデル」は、GeForce GTX 770を搭載しています。高い性能のグラフィックスですが、上位にはGTX TITAN Black、GTX 780Ti、GTX 780などがあるため、ミドルクラスのグラフィックスと言えると思います。

このグラフィックスで、ベンチマークを計測した結果は下の表の通りです。なお、グラフィックドライバーは、HPのWebサイトからダウンロードし、バージョンは「335.58」となっています。また、GeForce GTX 760を搭載した本製品も以前レビューしたことがあるため、そのときのスコアも合わせて掲載します。

GeForce GTX 770で1920x1080の解像度であれば、最高品質のグラフィック設定にしても、ほとんどのゲームを快適にプレイできます。また、GeForce GTX 760と比較すると、GeForce GTX 770のほうが、かなりスコアが高いです。

なお、ENVY 700-360jp/CTに搭載されるGeForce GTX760はOEMパーツとなっており、通常のGeForce GTX760よりもメモリサイズなどが小さく、性能が劣ります。このOEMのGeForce GTX760でも高い性能ではありますが、どうせパソコンでゲームをするなら、綺麗なグラフィックス品質設定でプレイしたいと思うので、筆者はGeForce GTX 770をおすすめします。

ゲームベンチマーク
製品名 ENVY 700-360jp/CT
基本スペック Core i7-4790
GeForce GTX 770
 
Core i5-4590
GeForce GTX 760 (1.5GB/192bit)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
キャラクター編
標準品質 ★ 21636 (非常に快適) 15590 (非常に快適)
最高 11697 (非常に快適) 8067 (非常に快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 70081 (快適) 33840 (快適)
描画:5 41017 (快適)
バイオハザード6 RANK S (14068) RANK S (7956)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 17959 10915
ドラゴンクエストX 標準 14302 (すごく快適) 10810 (とても快適)
最高 7766 (とても快適)
GRID Autosport ウルトラロー 257 fps
ミディアム 144 fps
ウルトラ 85 fps
トゥームレイダー LOW 257 fps
HIGH 136 fps
ULTIMATE 57 fps
バットマン: アーカム・ビギンズ 167 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。
※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません。
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したグラフィックスの詳細は次のようになります。


GPU-Zの実行結果

特徴3 - 安心の東京生産&3年出張修理サービス

本製品の製造元であるヒューレット・パッカード(HP)は海外のメーカーですが、日本へ出荷されるENVY 700は、東京で生産されています。そのため品質面で安心ですし、BTOパソコンの割には納期が早いです。海外メーカーの場合、注文してから2週間以上待たされることがザラにありますが、HPであれば最短5営業日で製品が到着します。

国内ショップブランドのパソコンには、翌日発送してくれるメーカーもあります。このようなメーカーと比較すると納期は遅いですが、HP社は世界トップクラスのシェアですので、製品に安心感があります。

また、「HP ENVY 700-360jp/CT 東京生産 動画編集&ゲーミングモデル」は、3年の出張修理サービスが付いています。万が一、故障した場合、自宅まで修理しに来てくれます。


MADE IN TOKYO ロゴ

特徴4 - mSATA SSDと合わせ合計4台のストレージを搭載可能

本製品は、3.5インチベイを3つと、mSATAスロットを1つ搭載しており、合計4台のストレージを搭載することが可能です。

3.5インチベイは、ツールレスベイとなっており、レバーを引いて、引き抜くだけで、HDDを取り出せます。


3.5インチベイを3つ搭載

 

3.5インチベイにSSDを搭載すれば、mSATA SSDを搭載する必要は通常ありませんが、例えば、2nd HDDのキャッシュ用として搭載しても良いと思います。


mSATA スロットを1つ搭載

パフォーマンスのチェック

本製品は、6コアのCPUや、マルチGPUのような超ハイエンドなパーツを選択することはできませんが、ほとんどの用途では十分な高い処理性能を持っています。

Core i7-4790、8GBメモリ、GeForce GTX 770、256GB SSDの構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i7-4790、GTX 770
x264でエンコード 11分03秒
CUDAでエンコード 6分49秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク


256GB SSD

キーボードとマウスのチェック

付属のキーボードとマウスのチェックです。

キーボードはオーソドックスなキー形状、キー配列で使いやすいです。マウスも普通の光学式ホイールマウスです。






カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの速度チェックです。シーケンシャルリード&ライトがあまり速くありません。


 

 


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