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HP OMEN 15-5100の実機レビュー(2)

更新日:2015年6月5日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、構成によって結果が変わる点はご了承ください。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の動作音です。

なお、HP OMEN Controlからファン速度を「最大」にした場合は、50.2dBと高めの動作音です。


パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコードのようなCPU使用率が100%近くになる負荷をかけると、CPU温度は、他のノートパソコンと比較して高めになります。また、ゲーム時のGPU温度もやや高めです。

なお、HP OMEN Controlからファン速度を「最大」に、FF XIVのベンチマークをfps制限なしで実行したところ、GPU温度は最大で81℃でした。温度が気になる方は試してみて下さい。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

高い負荷をかけると、全体的に温度が高めになり、実際に触っても熱さを感じます。

なお、HP OMEN Controlからファン速度を「最大」にすると、2~3℃は下がり、パームレスト部分は触っても、熱さが気にならなくなります。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

普通のノートパソコンよりは消費電力は高めですが、ゲーミングノートパソコンとしては普通です。


外観のチェック

外観のチェックです。

高さが約15.5mmと薄く、エッジは底面方向に斜めにカットされており非常にシャープで素敵なデザインです。

 

天板部分は、CNC(コンピュータ数値制御)加工による高精度なアルミ切削処理が施されています。

部屋を暗くしたときの画像です。キーボードやスピーカーのLEDが綺麗です。

 

レーシングカーからインスピレーションを受けてデザインしたそうで、ヒンジ部分は、焼け色がついたマフラーのようです。

 

底面です。吸気口は、細かなトライアングル・ホールを採用しています。一見すると、どこが吸気口かわからず、デザインを損なわないようにしています。

また、前のページでも記載しましたが、SDカードスロットは、斜めにカットされた側面にあります。

 

2つの冷却ファンと、3本の銅製ヒートパイプで冷却性を上げています。ヒートパイプはCPUおよびGPUにまたがっており、両方の冷却ファンでCPUとGPUを冷やすことが可能です。また、これらの冷却装置類は一体型の専用モジュールとなっており、ベアボーンのゲーミングノートPCよりも、冷却性が高いとのことです。

ただ、当サイトでパーツの温度を計測した限りでは、(薄型パソコンとしては健闘しているとは思いますが)それほど低い温度ではありませんでした。ここまで薄いと、どうしても冷却性能を上げるのは限界があると思います。

 

スピーカーのLED照明部分は、音楽に合わせて長さが変わります。

なお、今回のモデルから、スピーカーはBeatsAudioからBANG&OLUFSENに変わりました。ノートパソコンにしては良い音が出ます。

液晶ベゼル部分です。

背面のポートです。USB、HDMI、Mini DisplayPort、ヘッドホンなどがあります。

ポート類はSDカードスロット以外、背面に集中しています。「ゲームプレイ時にマウス操作の邪魔にならないように」とのことでしたが、ヘッドホンやUSBなどは抜き差しすることが多いので、側面にあっても良かったかなと思います。

 

液晶が開く角度です。

 

ACアダプターは、薄型です。

 

化粧箱は、ボディの形に合わせて、底辺が短い台形になっています。

まとめ

以上が、HP OMEN 15-5100のレビューです。

デザイン重視の高級ゲーミングノートパソコンといった印象です。薄型でブラックカラーのアルミボディ&焼け色のマフラーのようになっているヒンジのデザインは、レーシングカーのようで素敵です。

薄型ですがキーピッチは約1.8mm確保されており、また領域ごとに色を変えられるバックライトや、プログラマブルキーを搭載し、ゲームをしやすいキーボードです。

グラフィックス性能は、人気が高いミドルスペックのGeForce GTX 960Mとなっています。もっと高性能なノートパソコン用グラフィックスもありますが、薄型ボディであるため、放熱性を考えると、このくらいのグラフィックスが妥当でしょう。ビデオメモリは4GBとなっており、通常のGTX 960Mよりもやや性能が良いです。各種ゲームベンチマークも、通常のGTX 960Mよりもスコアが高い場合が多かったです。

液晶は、タッチパネル対応の光沢液晶を搭載しています。ゲーミングノートパソコンであるため、自分の顔が映り込まない非光沢液晶でも良かったかなと思います。

2つの冷却ファンと、3本の銅製ヒートパイプで冷却性を高めていますが、当サイトのテストでは、そこまで低い温度ではありませんでした。

ヘッドホンやUSBポートが側面にありません。これらのポートをよく使用する方は、不便に感じることでしょう。

また、価格も約20万円~と高額です。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:HP Directplus(OMEN 15-5100)