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GIGABYTE G5(2023)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-12500H
GPU RTX 4060 (75W)
RTX 4050 (75W)
メモリ 8GB DDR4-3200
ストレージ 512GB PCIe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 144Hz 非光沢
質量 約1.9kg
バッテリー 54Wh
価格[税込] 15万円台~
GeForce RTX 40シリーズ搭載の高コスパ機

GIGABYTE G5は、最新のGeForce RTX 4060またはRTX 4050を搭載しつつ価格が安い、コストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCです。

CPUを前世代のCore i5にすることで安い価格を実現しています。RTX 4050クラスのGPUを搭載したPCであれば、十分なCPU性能であることが多いでしょう。

なお、初期構成ではメモリが8GBしかありません。8GBだとゲームができない、またはフレームレートが落ちるケースがあるので、16GB以上へカスタマイズして購入することをおすすめします。

公式サイトはこちら
ギガバイトのゲーミングノートを買うならarkがおすすめ

パソコンショップarkなら、メモリなどをカスタマイズして購入することが出来ます。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-12500H、8GBメモリ、GeForce RTX 4060 Laptop 8GB、512GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GIGABYTE G5 (2023)の特徴」のみお読みください。

 

GIGABYTE G5 (2023)の特徴

RTX 4060搭載で16万円台と高いコスパ

GIGABYTE G5 (2023)は、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載したモデルなら15万円台、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載したモデルでも16万円台とコストパフォーマンスに優れたゲーミングノートPCです。

CPUを前世代のCore i5-12500Hにすることで価格を抑えています。CPU負荷の高いゲームだとボトルネックになるときもあるかもしれませんが、今回試した限りでは、ゲーム用途なら、そこまで影響はないように感じました。

コストパフォーマンスに優れたゲーミングノート

 

144Hzの高リフレッシュレート液晶搭載

最近のゲーミングノートPCでは当たり前の機能となりっていますが、GIGABYTE G5 (2023)は、高リフレッシュレートに対応しており、通常の液晶よりも滑らかな映像でゲームができます。特に、動きの速いアクションゲームやFPSでは、敵が見やすかったり、エイムが合わせやすかったりするので、優位にゲームを進められます。

最近では、360Hzのディスプレイもあるので、本製品の144Hzというリフレッシュレートは、そこまで高い数値ではないものの、GeForce RTX 4060 Laptopくらいの性能であれば、そこまで高いフレームレートは出せないので、144Hzで十分でしょう。

144Hzの高リフレッシュレート液晶搭載

 

ゲーミングノートPCらしいデザイン

GIGABYTE G5 (2023)は、新世代グラフィックスのRTX 4060を搭載しながらも、比較的価格を抑えた機種で、派手なライティングなどは備えていませんが、天板やタッチパッドには、メカニカルパターンが施されており、ゲーミングノートPCらしさを感じるデザインとなっています。

メカニックパターンが施された筐体デザイン

 

メモリは16GB以上にするのがおすすめ

GIGABYTE G5 (2023)のメモリは、標準では8GBと少ないです。これだとゲームによってはメモリが不足し、スワップして、動作が重くなることがあります。特に最新のゲームでは16GB以上を要求される場合が多いので、なるべく16GB以上に変更することをおすすめします。

自分で増設する方法もありますが、パソコンショップアークでの購入なら最大64GBのメモリへカスタマイズして購入することができます。2年間のメーカー保証も付くので安心です。なお、16GBメモリにすると、約1万円プラスされます。

パソコンショップアークならメモリのカスタマイズが可能

 

ストレージのカスタマイズもできる

GIGABYTE G5 (2023)のストレージは、標準で512GBのPCIe Gen4 SSDを搭載していますが、別途空きのM.2スロットもあります。

パソコンショップアークなら、メインストレージ、サブストレージともにカスタマイズすることができ、最大で合計4TB(2TB + 2TB)のストレージにすることができます。

ちなみに、メインストレージはPCIe Gen4対応ですが、サブストレージのスロットは、PCIe Gen3までの対応となっています。サブストレージにPCIe Gen4 SSDを搭載しても、PCIe Gen3でしか動作しないので、サブストレージにはPCIe Gen3 SSDを選択したほうがいいと思います。

パソコンショップアークならストレージのカスタマイズが可能

 

各用途の快適度

GIGABYTE G5 (2023)の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
一般的なノートPCよりも高い性能なので、サクサク動くでしょう。
動画鑑賞 処理性能面では問題なく動画鑑賞をすることができます。ただし、ディスプレイが色鮮やかさに欠けます。また、スピーカー音はあまり良くありません。
オンライン会議 マイク、スピーカー、ウェブカメラを備えており、TeamsやZoomなどが問題なく行えます。
RAW現像
画像編集
CPU性能は高いです。ただし、ディスプレイの色域が狭いので、画像編集には向いていません。色域が広めの外部ディスプレイを接続すれば、この用途にも使えると思います。なお、この用途で使用するのであれば、メモリは16GB以上にしたほうがいいです。
動画編集 VRAM8GBのRTX 4060を搭載し編集作業が快適です。ただし、液晶の色域が狭いので色調整をする方には適していません。また、メインメモリは16GB以上にしたほうがいいです。
ゲーム 新世代グラフィックスRTX 4060に、144Hzの高リフレッシュレートを搭載しています。最大グラフィックスパワーもやや高めに設定されており、DLSSやフレーム生成により負荷の重いゲームも快適に動作します。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

15.6型、FHD解像度、144Hzの高リフレッシュレートに対応しており、一般のノートPCよりも滑らかな映像でゲームをプレイすることができます。ただし、残像が少なくないので、動きの激しいゲームをプレイすることが多い場合は、残像がやや気になる方もいるかもしれません。

最大輝度は、当サイトの計測では307cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.8%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ1:1の直線になっているので、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

どの輝度でも、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約43msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ない方だと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に144フレームを更新する144Hzの液晶で4フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像ですので、一般的なノートPCとほぼ同程度の残像があることになります。ゲーミングノートPCの液晶としては、やや多めの残像だと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約18mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.8mmです。

キートップはほぼフラットです。キーストロークが深めなので、しっかりとした打鍵感があり、やや打ちやすい部類のキーボードだと思います。

ただし、「半角/全角」、「Backspace」、「>」などのキーがやや小さくなっています。

また、4列テンキーを搭載しているのは嬉しいですが、通常の「0」の位置に、テンキーの右矢印が配置されており、テンキーの「0」キーを使用することが多い場合は、押し間違うかもしれません。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードにはRGBバックライトが搭載されています。プリインストールされているControl Centerから変更ができ、15色から好みの色を選んで全体の色を変更することができます。明るさは4段階で調整ができます。また、Flexikeyからキーボードとマウスのマクロにも対応しています。ただし、キー毎に色を変えることはできません。

キーボードバックライト
キーボード、マウスのマクロにも対応

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、「Control Center」のアプリから、動作モードを変更することができます。

ここでは、デフォルトの「エンターテイメント」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

なお、「ディスクリートグラフィックスモード」に変更できる「GPU Switch」機能には対応していませんでした。UEFIにもMUXスイッチテクノロジーはありません。

Control Center

 

CPU

GIGABYTE G5 (2023)は、インテル第12世代「Core i5-12500H」を搭載しています。ベンチマークの結果は、以下の通りです。他のCPUのスコアと比較してもCore i5-12500Hとして妥当なスコアが出ています。

前世代のCPUになりますが、ミドルクラスのゲーミングノート用としては、十分な性能だと思います。なお、動作モードを「パフォーマンス」モードにすることで、処理性能がアップします。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-12500H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13145 [パフォーマンス]
11696 [エンターテイメント]
Core i7-12650H 12674
Core i7-12650H 12307
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1739 [エンターテイメント]
1739 [パフォーマンス]
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i7-12650H 1694
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
Core i3-1215U 1592
Ryzen 7 7735HS 1538
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 5 5625U 1383
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、DDR4-3200メモリを搭載しています。今回、シングルチャネル(メモリの1枚挿し)だったので、メモリ帯域はあまり広くありません。デュアルチャネル(メモリの2枚挿し)の構成にカスタマイズして購入するのをおすすめします。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
8GB(8GBx1)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
19.8GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、GeForce RTX 40シリーズの中ではミドルクラスに位置する「GeForce RTX 4060 Laptop」を搭載しています。メーカーの設定する最大グラフィックスパワーは75Wとやや高めです。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark のベンチマークの結果は以下の通りです。前世代の75WのGeForce RTX 3060よりも、約30%も高いスコアでした。また、グラフィックスメモリには、RTX 3060の6MBに対して、RTX 40600は8GBを搭載しており、最新のゲームにも対応できるVRAM容量です。

3DMark -Time Spy-
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 3080 140W 11552
RTX 3080 130W 11361
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 3070 130W 10327
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 4060 75W 9069 [パフォーマンス]
8298 [エンターテイメント
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 4060 45W 7441
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
3DMark -Speed Way-
~ グラフィックス性能の評価 ~

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。動作モードを変更しても、GPUクロックなどに変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのPCIe Gen4 SSDを搭載しています。アクセス速度はGen4 SSDにしてはやや遅めですが、十分速い速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
4722
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

なお、「パフォーマンス」モードだとサーマルスロットリングが発生し、フレームレートが大きく落ち込むので、ここでは、デフォルトの「エンターテイメント」モードでフレームレートを計測しています。詳しくは、「パーツの温度のチェック」をご覧ください。

本製品の「GeForce RTX 4060 Laptop」は、最大グラフィックスパワーが75Wとやや高めに設定されているため、前世代のGeForce RTX 3060はもちろん、ゲームによっては、RTX 3070よりも高いフレームレートが出ています。

ただ、今回、メインメモリが8GBしかないため、「FORSPOKEN」などは起動しません。その他、16GBが要求される最新のゲームは動作しない場合があります。また、メモリが不足しスワップして、フレームレートが大きく落ちるゲームもあります。メモリは、なるべく16GB以上を選択することをおすすめします。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 80 fps
63 fps
最高 43 fps
最高
DLSS:オフ
フレーム生成:オン
83 fps
他のノート用GPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 128 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 50 fps
RTX 4060 45W 45 fps
RTX 4060 75W 43 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 96 fps
86 fps
ウルトラ 75 fps
ウルトラ
DLSS:オフ
フレーム生成:オン
105 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 136 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 94 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 88 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 83 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 81 fps
RTX 3070Ti 130W 78 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 78 fps
RTX 3070 140W 77 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 77 fps
RTX 4060 75W 75 fps
RTX 3070 140W 70 fps
RTX 4060 45W 67 fps
RTX 3060 140W 63 fps
RTX 3060 130W 61 fps
RTX 3060 115W 61 fps
RTX 3050 75W 46 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 238 fps
最高 171 fps
エクストリーム 89 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 171 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 100 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 100 fps
RTX 3070 140W 99 fps
RTX 3070Ti 150W 99 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 97 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 96 fps
RTX 3080Ti 175W 94 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 4060 75W 89 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 61 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 140W 55 fps
RTX 3060 115W 48 fps
RTX 3050 75W 31 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 106 fps
標準品質 119 fps
高品質 104 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 192 fps
RTX 3080Ti 175W 123 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 117 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 117 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 108 fps
RTX 3070 140W 108 fps
RTX 4060 75W 104 fps
RTX 3060 140W 90 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 127 fps
94 fps
ウルトラ 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080 140W 114 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 113 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3070Ti 150W 102 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 4060 45W 87 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 4060 75W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 70 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 75W 62 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 104 fps
101 fps
最高 99 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 159 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 150 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 144 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 134 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 133 fps
RTX 3070 140W 132 fps
RTX 3070Ti 150W 126 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 4060 45W 101 fps
RTX 4060 75W 99 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3060 140W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 75W 66 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 173 fps
142 fps
最高 134 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 176 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 169 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 162 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 160 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 158 fps
RTX 3070Ti 150W 158 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070Ti 150W 152 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 150 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3070 140W 139 fps
RTX 4060 75W 134 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3060 140W 127 fps
RTX 4060 45W 126 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050 75W 95 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン1]

フォートナイトについては、レンダリングモードを「DirectX 12」にしたときと、「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」にしたときで、通常マッチ平均フレームレートを掲載します。

DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 58 fps
中設定 35 fps
最高設定 15 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
218 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 255 fps
140 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高設定 287 fps
※プラクティスモードで計測

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは、映像出力およびPowerDeliveryには対応していません。外部モニターを繋げて、映像出力をするときは、mini DP、HDMIポートを使いましょう。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器 ×
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
× ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hzにはなっていましたが、色の形式がYCbCr420となってしまいました。色の情報が間引かれるので、映像が汚くなったり、文字が見にくくなったりする場合があります。

BenQ EX3210Uへ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「1.9kg」と記載されており、当サイトで計測した質量は次の通りで、公表値とほぼ同じでした。15インチのミドルクラスのゲーミングノートPCとしては、軽量です。ACアダプターもゲーミングノートPCとしては、薄型で軽いので、持ち運びは可能な範囲だと思います。

本製品の質量(ACアダプターのみ実測値)
  質量
PC本体 2.09kg
ACアダプター 472g

 

バッテリー駆動時間のチェック

GIGABYTE G5 (2023)のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は約54Whと普通の容量でした。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。動画再生のような負荷の軽い作業であれば、ある程度のバッテリー駆動が可能です。

ただし、ゲーム時は1時間ほどしか持たず、ACアダプターに接続しないとフレームレートが制限されて、カクついた動きになります。ゲームをするときは、ACアダプターに接続しながら使うことを推奨します。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) 動画再生時 6時間22分
(3) FF14ベンチ 1時間17分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラを液晶上部に搭載しており、画質は普通です。物理シャッターはありません。また、IRカメラも非搭載です。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは底面の左右に2W x2のスピーカーが配置されています。音質はあまりよくありません。ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

底面のスピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、動作モードは「エンターテイメント」と「パフォーマンス」で計測しています。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUクロック、CPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「エンターテイメント」モードの場合、CPU電力は、初動のターボブースト時を除くと45Wで推移しています。CPU温度は、CPU電力が落ち着いた後は、75℃前後と問題ない温度です。

「パフォーマンス」モードでは、安定動作時のCPU電力が60Wへ上がり、それに伴いCPU温度も上がり82℃前後で推移しています。やや高めの温度ですが、問題ない範囲だと思います。

  • エンターテイメント
  • パフォーマンス

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。

「エンターテイメント」モードの場合、CPU温度は最大で90℃前後と高い温度ですが、GPU温度は問題ない範囲の温度です。
「パフォーマンス」モードの場合、途中で、CPU電力およびGPU電力が大きく下がり、サーマルスロットリングが発生しているのが分かります。HWiNFOのソフトで確認しても、サーマルスロットリングのフラグがYesになっていました。そのため、「パフォーマンス」モードにすると、逆にフレームレートが落ちてしまいます。他のゲームでも同様の現象が起きることが多いため、ゲームをするときは、「エンターテイメント」モードのままにしておきましょう。

  • エンターテイメント
  • パフォーマンス
CPU
グラフィックス
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。なお、今回は、「パフォーマンス」モードにすると、サーマルスロットリングが発生するので、「エンターテイメント」モードのみで実行しています。

アイドル時はファンが動いていないとほとんど無音です。たまに何もしていなくてもファンが回りますが、それでも31dB程度なので気にはなりません。ただし、FF15ベンチマークを実行したときは、高めの騒音値となり、気になります。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

ゲーム時はキーボード面の温度が上がりますが、パームレスト部の温度はそれほど変化しておらず、「WASD」キーの付近もそれほど高い温度にはなっていないので、ゲーム時でも、不快感はなく楽しめると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。ここではキーボードバックライトはオフで計測しています。

高性能パーツを搭載しているので、高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GIGABYTE G5 (2023)の外観のチェックです。

派手なライティングなどはありませんが、タッチパッドなどのデザインに、ゲーミングノートPCらしさを感じます。

 

天板には、「GIGABYTE」のロゴが入っています。天板のメカニックパターンもゲーミングノートPCらしさを演出しています。

 

閉じた時の厚みは22.7mmと、ミドルクラスのゲーミングノートとしては薄型です。

 

インターフェイスは、以下のとおりです。 右側面にはMircoSDカードリーダー、USB3.2 Gen2 Type-C×1、 LANポートが搭載されています。左側面にはUSB3.2 Gen1 Type-A×1、USB2.0 Type-A×1、マイク、オーディオジャックが搭載されています。背面にはUSB3.2 Gen2 Type-C×1、HDMI×1、mini DP、電源コネクタが搭載されています。

 

液晶が開く最大の角度は、ご覧の通りです。

 

底面には、大きめのメッシュ部分があります。

今回は内部のチェックはしていませんが、2基のファンと、4本のヒートパイプで冷却しています。

 

背面と側面の4か所から排気します。

 

ACアダプターは薄型かつ軽量で持ち運びしやすいサイズだと思います。

 

電源コネクタは背面に配置されており、排気口に当たらないよう挿すことができます。

 

ACアダプターの容量は150Wです。

 

まとめ

以上が、GIGABYTE G5 (2023)のレビューです。

GeForce RTX 4060 または RTX 4050を搭載したミドルクラス構成のゲーミングノートPCです。

CPUに、インテル第13世代ではなく、第12世代のCore i5-12500Hを搭載することで、安い価格を実現しており、コストパフォーマンスに優れたゲーミングノートです。

残像はやや気になるものの、144Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載し、滑らかな映像でゲームすることができます。

GeForce RTX 4060 Laptopの性能も高く、ほとんどのゲームが快適に動作します。ただし、初期構成だと8GBのメモリしか搭載されていません。16GBを必要とする最新のゲームは動かないですし、メモリ不足でフレームレートが落ちるケースもあります。購入する際はなるべく16GBに変更することをおすすめします。

また、今回は貸出機だからかもしれませんが、「パフォーマンス」モードにしてゲームをすると、サーマルスロットリングが発生、フレームレートが落ち込みました。ゲームをするときは、デフォルトの「エンターテイメント」モードのままで行ったほうが良いでしょう。

 

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