GIGABYTE A7の実機レビュー  

更新日:
CPU Ryzen 9 5900HX
GPU GeForce RTX 3070
メモリ 16GB(最大64GB)
ストレージ PCIe NVMe SSD
液晶サイズ 17.3インチ
液晶種類 FHD IPS 144Hz 非光沢
質量 ~約2.48kg
バッテリー 48.96Wh
価格[税込] 24万円台~
17.3型の大画面液晶搭載のハイスペック・ゲーミングPC

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHは、大型の17.3型液晶を搭載したノートPCです。液晶は、144Hz駆動で、色域も広めなので、色鮮やかな映像で、ゲームに没頭することができます。

Ryzen 9 5900HX + GeForce RTX 3070という高めのスペック構成で、ハイクラスのゲーミング性能を備えています。なお、GIGABYTEでは初めてのAMD Ryzen搭載のゲーミングノートPCとなります。

おとなしめのデザインなので、作業用兼ゲーミングノートPCとして使いたい方に適しています。

公式サイトはこちら
Amazonで販売

GIGABYTE A17はAmazonで販売されています。また、兄弟機種として15.6型のGIGABYTE A15もあり、こちらのほうが安くなっています。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 9 5900HX、GeForce RTX 3070、16GBメモリ

 

目次

お忙しい方は、「GIGABYTE A7の特徴」のみお読みください。

 

GIGABYTE A7の特徴

鮮やかな映像のゲームプレイが可能

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHは、ゲーミングノートPCとしては大型の17.3型液晶を搭載しています。リフレッシュレートは144Hzで、72% NTSC(≒100% sRGB)クラスと、色域も広めです。

そのため、滑らか、かつ色鮮やかな映像でゲームに没頭することができます。

最近では、165Hz、240Hz、300Hzといった、より高いリフレッシュレートの液晶を搭載した機種も増えているので、144Hz駆動というとやや見劣りがするかもしれませんが、これ以上のリフレッシュレートは目視での違いが分かりにくくなってくるので、一般的なゲーマーであれば、これで十分でしょう。

72% NTSC(≒100% sRGB)クラスの液晶

 

最大グラフィックスパワーが140Wと高い

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHの搭載する外部グラフィックスは、GeForce RTX 3070 Laptopです。GeForce RTX 30シリーズは、メーカーや機種によって設定されている最大グラフィックパワーによって、実際のパフォーマンスに差があります。

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHの搭載するGeForce RTX 3070 Laptopの最大グラフィックパワーは、140Wでした。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

RTX 3070で、最大グラフィックスパワー140Wというのは、かなり高めの設定です。3DMark Time Spyのグラフィックススコアを確認しても、ゲーミングノートPCとしてはハイクラスのスコアが出ていました。重めのゲームでも快適にプレイできるゲーミング性能を備えています。ただし、実際のゲームのフレームレートを計測してみると、RTX3070にしては思ったより数値が上がらないものもありました。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB 165W 12077
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 140W 10507
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
ミドルレンジ RTX 3070 95W 9220
RTX 3070 85W 8838
RTX 3060 130W 8297
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 90W 7498
RTX 3060 75W 7047
RTX 3060 65W 6450
GTX 1660Ti   5667
エントリー RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :レビュー機で計測したスコア
W(ワット)は最大グラフィックスパワー

 

最大64GBメモリ・デュアルSSD構成が可能

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHは、メモリスロットを2つ、M.2 NVMe SSDスロットを2基備えています。デフォルトでは、16GBメモリ・512GB SSDですが、パソコンSHOPアークでの購入なら、最大64GBメモリ、2TB SSD x2のデュアルストレージ構成が可能です。

購入後に自己責任で、メモリの換装や、ストレージの増設を行うこともできそうですが、せっかくのGIGABYTEによる2年間のメーカー保証が、保証対象外となってしまうので、注意が必要です。

パソコンSHOPアークであれば、メモリやストレージをカスタマイズしても、メーカー保証を維持できるのでおすすめです。また、カスタマイズにかかる費用もそれほど高くありません。

アークならメモリやストレージのカスタマイズが可能

 

WINDFORCE冷却システム

高い性能のCPUとGPUのパフォーマンスを引き出すためには、冷却性能が重要です。GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHでは、WINDFORCE冷却システムを採用しています。

具体的には、2基の冷却ファン、5本のヒートパイプを使用し、左右2ヶ所と、背面右側の計3ヶ所から排熱します。底面には、吸気効率を上げるため、大きめの吸気口が設けられています。

 

脱着式のバッテリー

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHは、最近のノートPCとしては珍しい、脱着式のバッテリーを搭載しています。

ゲーミングノートPCとしては、容量は大きくなく、バッテリー駆動時間も短めです。そもそも、主にバッテリー駆動で使用するような機種ではないので、バッテリーを交換できるメリットはそれほど有りません。

ただ、バッテリーが取り外しやすいので、自分でカスタマイズする場合などは、少し作業がしやすくなると思います。

脱着できるバッテリー

 

派手さのない普通のデザイン

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHは、ハイクラスのゲーミングノートPCですが、おとなしめのデザインで、ゲーミング特有の派手さはありません。PC周りのLEDライティングバーなどもありません。

あまり大っぴらにゲーミングノートPCと知られたくない方でも、使いやすいと思います。日中は仕事用、夜はゲーム用のノートPCとして使っても良さそうです。

派手さのないデザイン

 

各用途の快適度

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SH の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
スペックは十分です。快適に作業できるでしょう。
動画鑑賞 色鮮やかな表示ができる17.3型液晶を搭載しています。スピーカー音は普通ですが、快適に動画鑑賞ができます。
オンライン会議 特別な機能はありませんが、カメラ、マイク、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
RAW現像
画像編集
当サイト計測ではsRGBカバー率91.4%でした。RAW現像に使用するには、もう少し色域が広ければなお良かったです。
動画編集 RTX 3070を搭載しており、快適に動画編集ができます。
ゲーム ハイクラスのゲーミング性能を備えています。重めの部類のゲームを含め、多くのタイトルを快適にプレイできます。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ここでは、ゲームの平均フレームレートを掲載します。Ryzen 9 5900HX、GeForce RTX 3070の構成での計測です。最も高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで計測しています。

 

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

最大グラフィックスパワーが140WのRTX 3070にしては、全体的に思ったよりやや低めのフレームレートでした。それでも、最高設定で、120fps以上は出ていました。チェックした4タイトルのうち3タイトルで150 fpsを超えており、144Hz液晶を活かしたプレイが可能です。

eスポーツタイトルを滑らかな表示で、快適にプレイできると思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 191 fps
高設定 162 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 239 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps
RTX 3080 16GB 165W 235 fps
RTX 3080 16GB 140W 222 fps
RTX 3080 16GB 130W 196 fps
RTX 3070 130W 193 fps
RTX 3080 8GB 105W 177 fps
RTX 3070 95W 170 fps
RTX 3060 130W 164 fps
RTX 3070 140W 162 fps
RTX 3060 95W 159 fps
RTX 3060 90W 144 fps
RTX 3060 75W 143 fps
RTX 3050Ti 60W 113 fps
RTX 3050 95W 99 fps
RTX 3050Ti 40W 95 fps
GTX 1650Ti   76 fps
GTX 1650   70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 237 fps
高設定 193 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 404 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 390 fps
RTX 3080 16GB 165W 326 fps
RTX 3070 130W 300 fps
RTX 3060 130W 276 fps
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3080 8GB 105W 272 fps
RTX 3080 16GB 140W 271 fps
RTX 3070 95W 270 fps
RTX 3060 75W 260 fps
RTX 3060 95W 242 fps
RTX 3050Ti 60W 238 fps
RTX 3060 90W 218 fps
RTX 3050 95W 211 fps
RTX 3070 140W 193 fps
GTX 1650Ti   180 fps
RTX 3050Ti 40W 145 fps
RTX 3050 65W 102 fps
※プラクティス 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 218 fps
高設定 135 fps
最高設定 126 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 191 fps
RTX 3080 16GB 140W 190 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 185 fps
RTX 3080 16GB 165W 167 fps
RTX 3080 16GB 130W 159 fps
RTX 3070 130W 150 fps
RTX 3080 8GB 105W 145 fps
RTX 3070 95W 142 fps
RTX 3060 130W 140 fps
RTX 3060 95W 127 fps
RTX 3060 75W 127 fps
RTX 3070 140W 126 fps
RTX 3060 90W 121 fps
RTX 3050Ti 60W 108 fps
RTX 3050Ti 40W 87 fps
GTX 1650Ti   78 fps
GTX 1650   74 fps
RTX 3050 95W 70 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 159 fps
中型 156 fps
ウルトラ 151 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 229 fps
RTX 3080 16GB 140W 186 fps
RTX 3070 130W 186 fps
RTX 3080 8GB 105W 185 fps
RTX 3080 16GB 165W 183 fps
RTX 3080 8GB 135W 183 fps
RTX 3070 95W 183 fps
RTX 3080 16GB 130W 170 fps
RTX 3060 95W 158 fps
RTX 3060 130W 157 fps
RTX 3060 75W 156 fps
RTX 3070 140W 151 fps
RTX 3060 90W 140 fps
RTX 3050Ti 60W 124 fps
RTX 3050 95W 109 fps
RTX 3050Ti 40W 96 fps
GTX 1650Ti   82 fps
RTX 3050 65W 76 fps
GTX 1650   69 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

ファークライ 6や、サイバーパンク 2077といった重めのゲームでも、最高画質で70 fps以上、ウォッチドッグス レギオンも最大品質で57 fps出ています。また、DLSSを使用することで、フレームレートがもう少しアップします。重い部類のゲームも快適にプレイできる性能を備えています。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
ファークライ 6
解像度 品質 平均fps
1920x1080 89 fps
79 fps
最高 74 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 94 fps
オフ 72 fps
ウルトラ オフ 63 fps
自動 74 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ、DLSS:オフ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 83 fps
RTX 3080 16GB 140W 82 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 82 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 16GB 130W 71 fps
RTX 3080 16GB 165W 70 fps
RTX 3060 130W 67 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 140W 63 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 90W 51 fps
RTX 3060 75W 50 fps
RTX 3050Ti 95W 33 fps
RTX 3050Ti 60W 32 fps
RTX 3050 95W 28 fps
RTX 3050Ti 40W 23 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 69 fps
オフ 64 fps
最大 オフ 57 fps
高性能 59 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 130W 75 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070 130W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3070 140W 57 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3060 130W 40 fps
RTX 3050Ti 60W 31 fps
RTX 3050 95W 29 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 98 fps
86 fps
ウルトラ 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 16GB 130W 99 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070 130W 88 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 140W 78 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 74 fps
RTX 3060 95W 70 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 45 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 126 fps
標準品質 111 fps
高品質 85 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3080 16GB 130W 102 fps
RTX 3070 130W 99 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 86 fps
RTX 3070 140W 85 fps
RTX 3060 95W 77 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 55 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   40 fps
中程度の重さのゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 44960 / 158 fps
17405 / 98 fps
ウルトラ 12976 / 84 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 109 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3070 140W 84 fps
RTX 3060 130W 82 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 108 fps
98 fps
最高 93 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3070 130W 119 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3080 16GB 130W 108 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070 140W 93 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 95W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 69 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   46 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 15595 / 131 fps
高(ノート) 15257 / 127 fps
最高品質 14682 / 119 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 153 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 148 fps
RTX 3080 16GB 140W 144 fps
RTX 3080 16GB 165W 140 fps
RTX 3070 130W 138 fps
RTX 3080 8GB 105W 137 fps
RTX 3080 16GB 130W 135 fps
RTX 3070 95W 129 fps
RTX 3070 140W 119 fps
RTX 3060 75W 111 fps
RTX 3060 95W 108 fps
RTX 3060 90W 108 fps
RTX 3060 130W 107 fps
RTX 3050Ti 60W 96 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050Ti 40W 78 fps
GTX 1650Ti   73 fps
GTX 1650   64 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 17425 / 128 fps
高(ノート) 16743 / 122 fps
最高品質 16443 / 120 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3070 140W 120 fps
RTX 3060 130W 118 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 65W 73 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   63 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高品質 20458(すごく快適)
※約5500で60fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

レイトレーシング有効時のフレームレート

リアルタイムレイトレーシングを有効にし、さらにDLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。

「サイバーパンク2077」では、レイトレーシング:ウルトラ、DLSS:パフォーマンスの設定で、60 fpsを超えました。「ファークライ 6」でも、58 fps出ているので、普通にプレイできそうです。「ウォッチドッグス レギオン」では、43 fpsでした。やや滑らかさには劣るものの、こちらもプレイできなくはないレベルだと思います。

高いフレームレートは期待できませんが、重い部類のゲームでもレイトレーシングを有効にして、プレイすることはできそうです。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 レイトレ:中 パフォーマンス 64 fps
レイトレ:ウルトラ パフォーマンス 63 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、"レイトレ:ウルトラ"、DLSS:パフォーマンス)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 85 fps
RTX 3080 8GB
※MSHybrid
135W 80 fps
RTX 3080 16GB 165W 77 fps
RTX 3080 16GB
ディスクリートモード
165W 74 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3080 16GB 130W 72 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 140W 63 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 90W 61 fps
RTX 3060 95W 54 fps
RTX 3060 75W 53 fps
RTX 3050Ti 60W 30 fps
RTX 3050 65W 21 fps
RTX 3050Ti 40W 20 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
解像度
品質
レイトレ DLSS 平均fps
1920x1080
最大
最大 高性能 43 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、最大、レイトレ:最大、DLSS:高性能)
RTX 3070 130W 71 fps
RTX 3070 95W 64 fps
RTX 3080 8GB 105W 60 fps
RTX 3060 130W 60 fps
RTX 3080 16GB 130W 58 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3070 140W 43 fps
RTX 3060 75W 39 fps
RTX 3060 90W 26 fps
RTX 3060 90W 25 fps
RTX 3050Ti 60W 19 fps
重い部類のゲーム
ファークライ 6
解像度
品質
DXR反射 DXRシャドウ FidelityFX 平均fps
1920x1080
最高
オン オン オン 58 fps

 

ディスプレイのチェック

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHのディスプレイのチェックです。

今回搭載されていたパネルは「B173HAN04.0」です。

144Hzのハイリフレッシュレートに対応しており、色域も比較的広めです。17.3型の大きい画面でゲームに集中することができます。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では294cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は91.4%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、青色がやや強めに発色していることが分かります。それでも、概ね自然な発色に近いです。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきはほぼ感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約39msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくキーボードなどを含めたPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に144回フレームを表示するディスプレイで、2フレーム前くらいまでしか残像がありませんでした。普通のノートPCは、1秒間に60回フレームを更新するディスプレイで2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品のディスプレイ残像は少なめだと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHのキーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは、横:約18mm、縦:約18.5mmです。キーストロークは、約1.9mmと深めです。

キートップはほぼフラットです。エンターキー周りなどに、一部サイズが少し小さいキーがあります。また、フルサイズの矢印キーが配置されているので、右ShiftキーがEnterキーの真下ではなくなっていますし、右矢印キーがテンキーに入り込んでいます。

やや変則的な部分もありますが、総じて普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

タッチパッドは、サイズは小さいですが、操作性は普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

バックライトも付いています。15色RGBバックライトなので、色の変更も可能です。(各キーや、ゾーンでの色の変更には対応していません。)


バックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHでは、GAMING CENTERで動作モードを変更することができます。ここでは、「エンターテイメント」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」の2つのモードで、ベンチマーク計測を行いました。


GAMING CENTER

 

CPU

CPUにはRyzen 9 5900HXを搭載しており、ベンチマークの結果は以下の通りです。

マルチコアでは、ノートPC用のプロセッサーとしては高めのスコアではあるものの、Ryzen 9 5900HXとしてはやや低めのスコアでした。

シングルコアは、Ryzen 9 5900HXとして順当なスコアだと思います。

動作モードをパフォーマンスモードにすることで、マルチコアのスコアが少し高くなっています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 9 5900HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 12501
Ryzen 9 5900HX 13382
12367 [パフォーマンス]
11688 [エンターテイメント]
Ryzen 7 4800H 10836
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Core i9-11980HK 10083
Core i5-11400H 8514
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Core i5-10500H 6805
Core i7-1195G7 6332
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-1195G7 1555
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1504
Ryzen 9 5900HX 1463
1448 [パフォーマンス]
1442 [エンターテイメント]
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1382
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 7 4800H 1254
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Core i5-10500H 1162
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリの仕様は、DDR4-3200です。メモリ速度は普通です。スロットメモリなので、メモリの換装ができそうです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ(8GB x2)
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
約26.3GB/s (25.6GB/s x2)
DDR4-2933
デュアルチャネル
最大 約46.8GB/s (23.4GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-2933
シングルチャネル
最大 約23.46GB/s
 :本製品で選択できるメモリ

 

グラフィックス

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHの搭載する、GeForce RTX 3070 Laptopのスコアは下表の通りです。

最大グラフィックスパワーが140Wと高いので、RTX 3070 Laptopとしては高いスコアが出ています。動作モードをパフォーマンスモードに変更すると、グラフィックス性能も少しアップしています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3070 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3080 8GB 135W 11229
RTX 3070 140W 10507 [パフォーマンス]
9979 [エンターテイメント]
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 2080   9456
RTX 3070 95W 9220
RTX 2070 SUPER   8322
RTX 3060 130W 8297
RTX 2070   7778
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 90W 7498
RTX 3060 75W 7047
RTX 2060   6163
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 95W 5054
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
RTX 3050 40W 3980
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3070 Laptopの情報は次の通りです。動作モードを変えても、GPUクロック等は変化しませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

今回は512GBのPCIe NVMe SSDを搭載しています。読み・書きともに高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
3445
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは搭載していません。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

USB-Cポートは、DisplayPortに対応しており、以下のような結果になりました。

Power Deliveryや、Thunderboltには非対応です。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
Philips 258B6QUEB/11 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBで表示されています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「~2.48kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、仕様値よりも重めでした。画面サイズが大きいので、質量も割と重いです。ACアダプターも含めると3kgを超えるので、持ち運びには適しません。据え置きでの使用がおすすめです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.547kg
ACアダプター 790g

 

バッテリー駆動時間のチェック

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHのバッテリー駆動時間のチェックです。バッテリー容量は48.96Whです。ゲーミングノートPCのバッテリーとしては小容量です。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。高性能のCPUとGPUを搭載しており、バッテリー容量も大きくないため、駆動時間は短いです。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法
(2) PCMark 10 Modern Office 2時間26分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 1時間10分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、シャッターはありません。IRカメラは非搭載なので、顔認証も使用できません。

Webカメラ

 

Webカメラは、標準的なHDカメラです。暖色よりの画質です。粒状感のある画像ですが、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、一般的な性能だと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows 10標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右に2W x2のスピーカーを搭載しています。音質は普通ですが、ややこもった感じがします。ノートPC基準で10点満点で4~5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

「エンターテイメント」モードでは、CPU電力が約45W前後で推移しています。CPU温度は徐々に上昇していますが、約85℃に達すると70℃台までぐっと下がり、低めの温度をキープしています。

「パフォーマンス」モードでは、CPU電力が約54W前後と高くなります。それでも、CPU温度は一旦85℃前後まで上がるものの、ファン速度もアップするため、すぐに下り、70℃台で推移しています。

どちらのモードでも、CPU温度がしっかりと抑えられており、高負荷作業でも心配なく使用できます。

  • エンターテイメント
  • パフォーマンス
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU温度およびGPU温度は下図の通りです。

「エンターテイメント」モードでも、「パフォーマンス」モードでも概ね同じ傾向ですが、CPU温度はほぼ90℃台、GPU温度のピーク値は約78℃となっています。

動作モードによって、CPU、GPUの温度にはほとんど変化がないので、ゲーム時は「パフォーマンス」モードでもいいかなと思います。

  • エンターテイメント
  • パフォーマンス
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

エンターテイメントモードのアイドル時はほぼ無音ですが、ゲームのような高い負荷がかかると騒音値が上がり、やや高めの騒音値となります。パフォーマンスモードだと、さらに騒音値が上がるので、うるさく感じます。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲーム中は、キーボード面の温度が上がります。パームレスト部分の右手側の温度が少し高くなりますが、ゲーム時はマウスを持っていることが多いので、それほど問題ないかと思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

高性能なCPUとGPUを搭載したゲーミングノートPCなので、高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHの外観のチェックです。

17.3型の大型液晶を搭載しており、存在感があります。派手な外見ではなく、どちらかというと、一般のノートPCと同じようなデザインです。

 

天板には、「GIGABYTE」の文字が入っています。

 

天板を閉じた状態です。約2.55~3.44cmと厚みのあるボディです。

 

左右サイドには、USB3.2 x2、USB2.0、DC-inを備えています。

背面には、mini DisplayPort、HDMI、USB-C(DisplayPort対応)、LANポートを備えています。有線LANや、外部ディスプレイとの接続ケーブルが邪魔にならず、使いやすいです。

なお、最大で、本体液晶 + 外部ディスプレイ3台の4画面での運用が可能です。

 

液晶が開く最大の角度はご覧の通りです。

 

底面です。底面から吸気しやすいようになっています。

今回は、メーカーからの貸出機なので裏蓋を開けていませんが、内部では2基の冷却ファンと、5本のヒートパイプで冷却しているようです。そのうち3本のヒートパイプはGPUの放熱専用となっています。

 

ACアダプターは、230Wと大容量です。

 

まとめ

以上が、GIGABYTE A7 X1-CJP1130SHのレビューです。

17.3型の大画面ディスプレイを搭載しており、ノートにしては迫力ある映像で、ゲームの世界観に没頭することが出来ます。

Ryzen9 5900HXにRTX 3070 Laptopを搭載し、ハイクラスのゲーミング性能を備えており、重めのゲームでも高画質でプレイできます。

ハイクラスのゲーミングノートPCには珍しく、デザインはおとなしめです。ゲームをしていることをバレたくない方や、仕事兼ゲーム用として使用したい方にも使いやすそうです。

ただし、質量が重く、バッテリー駆動時間も短いので、持ち運び用途には適していません。据え置きでの使用に適しています。

なお、メモリやストレージの増設・換装も可能ですが、メーカー保証の都合上、パソコンSHOPアークで購入時にカスタマイズすることをおすすめします。

 

17.3型の大画面で、重めのゲームも快適にプレイできる

GIGABYTE A7 X1-CJP1130SH

特徴

  • 17.3型の大画面液晶を搭載
  • Ryzen9 5900HX + RTX 3070で高性能
  • 最大64GBメモリ・デュアルSSD構成も可能

こんなあなたに

  • 重めのゲームを快適にプレイしたい方
  • 据え置きで使用する方
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GIGABYTE A17はAmazonで販売されています。また、兄弟機種として15.6型のGIGABYTE A15もあり、こちらのほうが安くなっています。

 

 

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