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富士通 ESPRIMO FHシリーズ WF2/R(カタログモデルFH78/RD)

多機能テレビパソコン
ESPRIMO FHシリーズ WF2/R(カタログモデルではFH78/RD)は、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載することもできる23型ワイド液晶一体型テレビパソコンです。タッチパネルも搭載しています。
最大15倍の長時間録画、ダブル録画、携帯機器へのダビング、DTCP-IP配信などにも対応しています。
液晶は高解像度&広視野角なIPSパネルを採用し、サウンドにはPioneer製の合計30Wの2.1chステレオスピーカーを搭載しています。綺麗な映像、クリアなサウンドで快適にテレビ視聴可能です。
CPUの処理性能も高く、ブルーレイディスクドライブ、フルHD液晶を搭載しているため、動画編集にも適しています。
メーカーサイト:富士通WEBMART
目次
ESPRIMO FHシリーズ の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。
2014年夏/カスタムメイドモデル「ESPRIMO WF2/R」のスペックです。店頭で販売されているカタログモデル「ESPRIMO FH78/RD」は外観は同じですがパーツが選択式ではなく固定されているためご注意ください。
※ ESPRIMO WF2/R・・Web直販店「富士通WEB MART」でのみ販売されているモデル。パーツのカスタマイズが可能
※ ESPRIMO FH78/RD・・主に家電量販店で販売されているモデル(富士通WEB MARTでも販売)。カスタマイズは不可
以下がスペックです。特徴的な部分は赤字にしています。
CPU ノートパソコン用CPUのCore i7-4710MQを搭載しています。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4600)です。 |
液晶ディスプレイ 23型ワイド(光沢)IPS液晶です。解像度は1920x1080です。 |
メモリ 選択式です。本機は8GBのメモリを搭載しています。 |
ハードディスク 選択式です。本機は、3TBのHDDを搭載しています。 |
SSD 選択できません。 |
光学ドライブ スロットイン式のBDXL対応ブルーレイディスクドライブを搭載しています。 |
テレビチューナー 地上・BS・110度CSデジタル×2のチューナーを搭載しています。 |
特徴1 - チューナー搭載
ESPRIMO FHシリーズ WF2/R(FH78/RD)は、 のダブルチューナーを搭載可能です。最大15倍の長時間録画、録画番組の携帯機器へのダビング、DTCP-IP配信などが可能です。
最近は、液晶テレビが非常に安く、安いものなら40型ダブルチューナーのテレビでも5万台で購入できる時代です。ただし、書斎で一人でテレビを見る場合や、一人暮らしの場合など、大きな液晶テレビは逆に邪魔なケースもあります。本機なら、テレビとしてはコンパクトですし、パソコンとテレビが一体となった製品ですので、とても省スペースです。テレビを観ながらパソコンをすることも可能で便利です。
テレビを見ながら、他の作業を行うことが可能
ただ、以前は、電源ボタンを押せば1~2秒でテレビ視聴を開始できる「クイックテレビ」という機能を搭載していましたが、本モデルでは廃止されています。そのため、パソコンをシャットダウンさせている状態からテレビを見ようとすると、1分以上待たされます。
起動さえしてしまえば、視聴ソフト自体は較的使いやすいと思います。視聴ソフトの詳細については、以前書いた記事ですが、「DigitalTVboxのレビュー」をご覧ください。現在もほとんど変わっていません。
また、DTCP-IPクライアントとしても動作可能です。家族で暮らしていて、書斎や子供部屋などの個室から、リビングのレコーダーで録画した番組を視聴したい方もいると思います。富士通が提供している「My Cloud プレイ」を使用すれば、レコーダーなどの他の機器で録画した番組を再生できるようになります。試しにnasneで録画した番組を視聴してみましたが、問題なく視聴できました。
また、2014年5月31日に提供予定のAndroid版「My Cloud プレイ」や、2014年6月下旬以降に提供予定のiOS版「My Cloud プレイ」を用いれば、AndroidタブレットやAndroidスマートフォン、iPadやiPhoneなどから、本機で録画した番組を視聴可能になります(未検証)。
さらに、これらのアプリ、または2014年6月下旬以降にアップデート予定のWindows版「My Cloud プレイ」を使用すれば、外出先からも視聴することが可能になります。
「My Cloud プレイ」でネットワークに接続しているレコーダーの録画番組一覧
特徴2 - 合計30WのPioneer製高音質スピーカー搭載
本製品は、Pioneer製の合計30Wの2.1chステレオスピーカー(スピーカー 10W+10W、サブウーファー 10W)を搭載しています。パソコンの標準搭載スピーカーとしては、かなり高品位なサウンドです。
実際に聴いてみても、透明感のある高音に、主張しすぎない重低音で、聴き心地が良いです。従来モデルのWF2/Jはベースやドラムの音が聴き取りづらいと思っていましたが、本製品はきちんと聞こえ、筆者の好きなロック系の音楽も十分堪能できます(あくまで主観です)。
Pioneer製2.1chステレオスピーカー (スピーカー 10W+10W、サブウーファー 10W)内蔵
特徴3 - 省スペース
ESPRIMO FHシリーズ WF2/R(FH78/RD)は液晶と本体が一体となったPCであるため省スペースです。床設置面積はとても小さいです。また下図のようにキーボードを台座へ収納することも可能です。
床設置面積は少ない。キーボードも収納可能
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
本製品は、タッチパネル対応の液晶を搭載しています。家族の共有スペースに本機を設置した場合、マウスだと一人しか操作できませんが、タッチ操作であれば、みんなで操作することが可能です。
画面をタッチして操作可能
タッチパネルを搭載している関係もあり、画面は液晶とベゼル(液晶のフレーム)に境目のないフルフラットなパネルになっています。デザインは良いですが、暗いシーンのテレビ映像を視聴する際、周囲の物が画面に映り込むのがやや気になりました。
フルフラットパネル
IPSパネルを搭載しているだけあり、視野角は非常に良いです。斜めからでもテレビ映像を見やすいです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
ガンマ補正曲線は、どの色の補正曲線もおおむね1:1の直線で、ノートPCと比較すると正確に色を再現できていると思います。
色域も十分な広さで、テレビ映像を、鮮やかに表示してくれます。

ガモット図
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素の拡大図は次のようになっています。表面を覆うガラスで分かりづらいですが、シンプルな形をしていると思います。ギラつきはあまり感じません。


キーボードとマウスのチェック
キーボードのチェックです。
キーピッチ、キーストロークが十分あり、キーも滑りにくい素材で、打ちやすいです。
キーボード全体図
キーの拡大図
マウスは、普通のホイール付き2ボタンマウスです。サイドボタンはありません。裏面のセンサーは親指側にあり、親指と人差し指でマウスポインタの微調整がしやすいです。ちなみに、センサーが小指側にあると手のひら全体で微調整しなくてはならず、使いづらいです。
マウスの画像
パフォーマンスのチェック
クアッドコアの第4世代インテルプロセッサー「Haswell Refresh」であるCore i7-4710MQを搭載しており、CPUは高性能です。ストレージも最大3TBと大容量です。テレビパソコンは録画番組を保存するためにディスク容量を多く使うため、大容量ディスクを搭載できる点は良いと思います。ただし、SSDを選択することはできません。SSD+HDDの同時搭載が可能であれば、もっと良かったと思います。
グラフィックスは内蔵GPU(インテルHDグラフィックス 4600)となります。ゲームや3D制作などをしない限りは、この内蔵GPUで十分でしょう。
なお、Core i7-4710MQ、8GB メモリ、3TBハードディスク構成での各種ベンチマーク結果を下記に記載します。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i7-4710MQ | |
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x264でエンコード | 13分29秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 6分51秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターの速度のチェックです。高速な内蔵カードリーダー/ライターです。


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