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エプソンダイレクト Endeavor ST170E の実機レビュー

更新日:2014年2月18日

コンパクトでも高性能

Endeavor ST170Eは、手のひらサイズの非常にコンパクトなデスクトップPCです。

ノートパソコン用パーツではありますが、クアッドコアCPUを搭載したり、SSDとHDDの両方を搭載したりすることが可能です。スペックも良いです。

ノートパソコンと違い、好きな液晶ディスプレイやキーボードを使うことができるのもメリットです。

また、冷却ファンが少ないため、静音性にも優れています。

EPSON Directならサポート面も安心です。

※レビュー機はメーカーからの借用製品です

目次

Endeavor ST170E の基本スペック

Endeavor ST170Eの基本スペックを紹介します。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年2月16日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
ノート用第4世代インテルCPUを搭載可能です。本機はCeleron 2950Mを搭載しています。 
マザーボード
ノート用のHM87 Express チップセットです。
 
グラフィックカード
CPU内蔵のインテル HD グラフィックスです。専用GPUは選択できません。
メモリ
最大16GBのメモリを搭載可能です。本機のメモリ容量は4GB(PC3-12800)です。
HDD/SSD
単体HDD、単体SSDHDD RAIDを選択可能です。本機は250GB 単体HDDです。
光学ドライブ
搭載モデルと非搭載モデルがあります。本機は非搭載モデルです。
テレビチューナー
選択できません。
 

拡張性
PCI系の空きスロットはありません。
 

特徴1 - 手のひらサイズのコンパクトさ

Endeavor ST170Eは、手のひらサイズの非常にコンパクトなデスクトップパソコンです。

ノートパソコン用のパーツを搭載し、余分な装備を無くすことで、ここまでのコンパクトさを実現しています。


手のひらサイズのコンパクトさ

クアッドコアCPUも搭載可能

コンパクトなパソコンは、発熱を抑えるため、低スペックなCPUを搭載していそうですが、本製品は最大でクアッドコアのCore i7-4702MQのCPUを搭載可能です。ケースの中を見ると、分厚いヒートパイプを使っているため、クアッドコアのCPUを搭載しても、発熱は大丈夫だと思われます。

ただし、ノートパソコン用CPUであるため、デスクトップパソコン用のCore i7と比較すると、処理性能は落ちます。

SSD+HDD構成が可能

コンパクトなボディでも、2.5インチストレージを2台搭載することができます。SSD+HDDの構成や、HDD RAIDの構成が可能です。


2台の2.5インチ ストレージを搭載可能

ノートPCと違い液晶が選べる

ノートパソコン用のパーツを使っているなら、本製品ではなくノートパソコンで良いと思われるかもしれませんが、本製品は液晶ディスプレイを自由に選択できるという大きなメリットがあります。ノートパソコンの液晶は大きくても17.3型ワイドですし、視野角が悪かったりギラつきがあったりと不満を持っても交換することはできません。本製品ならば、23型ワイドでも27型ワイドでも好みの液晶を使うことができます。

また、キーボードも同様です。


好きな液晶を使用可能

持ち歩ける!?

本製品の重量は本体のみで1199g、本体とスタンドを合わせると1301g、ACアダプターが448gとなっています。ACアダプターはやや重いですが、本体はモバイルノートパソコンとそれほど変わらない重量です。持ち歩ける重量だと思います。

あまり現実的はないですが、液晶ディスプレイ、キーボード、マウスを自宅と会社にそれぞれ置いて、本体のみ持ち歩いて、家でも会社でも仕事をするようなことが可能です。ただし、大企業では情報漏洩の観点からパソコンを持ち出すのは難しいですし、HDDなどを緩衝材で覆っているわけでもないので落下などによる故障が心配です。


重量

多彩な映像出力ポート

液晶出力としては、VGA、DVI、mini HDMIポートを搭載しており、種類が充実しています。試していませんがマルチディスプレイも可能でしょう。


PCI Express カードは拡張不可

コンパクトであるがためのデメリット

コンパクトなボディであるため、PCI Expressカードを拡張することはできません。また、メモリカードスロットを搭載していません。

特徴2 - 静かな動作音

パソコンから発する音は、だいたい冷却ファンの音ですが、Endeavor ST170Eは冷却ファンが、CPUファンしかありません。ケースに付いているファンや、グラフィックカードのファン(そもそも専用グラフィックカードは非搭載)を搭載していないため、動作音が静かです。

唯一ついているCPUファンも静かで、非常に静音性が高いパソコンです。

ただし、無音ではありません。わずかに音はします。


冷却ファンは、CPUファンのみ

特徴3 - 充実の保証内容

EPSON Directは、保証内容が充実しています。購入後の満足度の高いメーカーでもあります。

長期メーカー保証&訪問修理

EPSON Directでは最大6年というメーカー長期保証を実施しています。また、故障時にサービスマンが訪問して修理を実施する訪問修理も実施しています。預かり修理の場合でも、修理センターに届いてから1日で修理を終えて返却発送する体制が整っており、手元にパソコンがない期間を最小限に抑えることが可能です。


定額保守サービス一覧(EPSON Directのサイトより抜粋)

 

また、他社の場合、過失による故障は保証対象に入らない場合が多いですが、EPSON Directでは数千円を支払えばこのような場合でも保証してくれます。


安心プラス保証のサービス一覧(EPSON Directのサイトより抜粋)

電話サポート

国産メーカーの場合、2年目以降の電話サポートは有償となるケースがありますが、EPSON Directでは期間制限なく電話サポートを受けることができます。


問い合わせ時間(テクニカルセンター

「サポート満足度」6年連続1位

日経パソコン「パソコン満足度ランキング サポート満足度」において、6年連続 第1位を受賞しています。

日経ビジネス 「アフターサービス満足度ランキング」パソコン部門は、2012年まで8年連続1位でしたが、2013年版では3位です。

パフォーマンスのチェック

Endeavor ST170Eは、CPUにCeleron 2950M~Core i7-4702MQまで選択することができ、それによって処理性能が大分異なります。Webやメール程度ならCeleron 2950Mでも良いですが、動画編集・エンコード等をするならCore i7-4702MQが良いでしょう。よく分からない方は、Core i5-4200Mが良いのではないかと思います。Core i5以上であれば、ターボブースト(負荷が高いときに動作周波数を上げる機能)が使え、Core i5-4200Mであれば価格も安いです。

今回は、Celeron 2950Mを搭載しているため、それほど処理性能は良くありません。Celeron 2950M、4GBメモリ、250GB HDD構成でのベンチマーク結果を下に掲載します。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Celeron 2950M
x264でエンコード 49分01秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

 

 

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