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GALLERIA RL7C-R56-C5Nの実機レビュー - クリエイティブ作業もゲームもこれ1台

更新日:
GALLERIA RL7C-R56-C5Nの写真
CPU Core i7-14650HX
GPU RTX 5060 Laptop
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ 1TB ~ 8TB SSD
画面サイズ 15.6型 16:9
画面種類 2560x1440 非光沢 165Hz
質量 約2.3kg
バッテリー 53.35Wh
価格 19万円台~
クリエイティブ作業もゲームもこれ1台

GALLERIA RL7C-R56-C5Nは、クリエイティブ作業もゲームもしたい方におすすめのノートPCです。

ちょうどいいミドルクラスの性能で、多くのクリエイティブ作業が快適ですし、ゲームも多くのタイトルが高めの画質で楽しめます。それでいて、価格も抑えられています。

ディスプレイは、解像度が高く、色域も広めで、高リフレッシュレートに対応しており、多用途で使えます。画面比が16:9なので、ゲームにも適しています。

大容量メモリ、大容量SSDが選択できるのも嬉しいです。

公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

レビュー機は、株式会社サードウェーブからの貸出機です。レビュー機の構成は次のようになっています。

レビュー機の構成

Core i7-14650HX、GeForce RTX 5060、16GBメモリ、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA RL7C-R56-C5Nの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA RL7C-R56-C5Nの特徴

クリエイティブ作業もゲームもできるディスプレイ

本製品は、基本的にはクリエイター向けノートPCという位置づけで販売されていますが、クリエイティブ作業はもちろん、ゲームにも適したディスプレイを搭載しています。

解像度が、WQHD(2560x1440)と高いので、ペイン(枠)の多いクリエイターソフトが使いやすいですし、色域もsRGB比100%と広めなので、画像などの編集もできます。

さらに、画面比が16:9なのでゲームに適しており、リフレッシュレートも165Hzと高く、ゲーム映像も滑らかで、シューティングゲームなどがやりやすいです。

クリエイティブワークもゲームもできるディスプレイ

 

ミドルクラスの性能

本製品は、ベースパワーが「55W」のCore i7-14650HXに、GeForce RTX 5060 Laptopのミドルスペック構成で、4K動画編集などの負荷の高いクリエイティブ作業が快適に行えますし、ほとんどのゲームが快適に動きます。

これ以上のスペックになると価格が急激に上がりますが、このくらいのミドルスペック構成だと、そこまで価格が高くなく、コスパも高いです。

ミドルクラスの性能

 

Core i7-14650HXのCPU性能は、Core Ultra HXシリーズと比べると劣りますが、最近クリエイターノートやゲーミングノートにも採用率が高い「28W」のRyzen AI 7 350やCore Ultra 7 255Hと比較すると、大分高い性能です。

CPU性能
Core Ultra 7 255HX 1662
Core i7-14650HX 1298
Core Ultra 7 255H 956
Ryzen AI 7 350 820
CINEBENCH 2024 マルチコア

 

GeForce RTX 5060 Laptopも、最大グラフィックスパワーが115Wと高めで、ベンチマークスコアもGeForce RTX 4070 Laptopを超えるスコアでした。

GPU性能
RTX 5070 Ti Laptop 3987
RTX 5070 Laptop 2893
RTX 5060 Laptop 2740
RTX 4070 Laptop 2714
RTX 4060 Laptop 2339
3DMark Steel Nomadのスコア

 

大容量メモリ・ストレージも搭載可能

大容量メモリおよび大容量SSDを搭載することができるのも嬉しいです。クリエイティブワークをする方は多めに搭載しておくといいでしょう。

最大64GBメモリが搭載可能
最大8TBのSSDが搭載可能

 

空いているM.2 スロットもあり

さらに、空いているM.2スロットもあるので、SSDを1台自分で増設することも可能です。

空いているM.2スロットあり

 

動画レビュー

製品の概要をまとめた動画も作成しました。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイは、15.6型、2560x1440(画面比16:9)、165Hzのディスプレイです。

特性の詳細は、以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域はメーカー仕様表では「sRGBカバー率 約95%、sRGB比100%」となっています。当サイトの測定値は、下表の通りです。また、最大輝度は、当サイトの計測では328cd/m2と高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 96%
DCI-P3カバー率 79%
Adobe RGBカバー率 74%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も割と揃っています。比較的自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)もありません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

残像

「UFO Test」のサイトにて、左から右へ移動するUFOを撮影したところ、本製品は1秒間に165フレーム更新するディスプレイで2フレームくらい前まで残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60フレームしか更新しないにも関わらず、同じ2フレームくらい前まで残像があったので、本製品の液晶は残像が少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キートップはほぼフラットですが、キーピッチは十分で、キーストロークも標準的です。タイピングのしやすさは普通かなと思います。

4列テンキーも搭載されており、便利ですが、矢印キーがテンキーのところ割り込んでいるせいで、「00」が無く、「0」が1つ右にずれています。「-」の位置も1つ上にあります。テンキーを見ないで打てる方は、それらのキーはタイプミスしやすいかもしれません。

タッチパッドの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

本製品は、「Control Center」のソフトから、以下のようにパフォーマンスを変更することができます。ここでは「エンターテイメント」モードおよび、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで、各種ベンチマークを計測しました。

電源スマート設定

 

CPU

GALLERIA RL7C-R56-C5Nのプロセッサーは、Core i7-14650HXが搭載されています。エンターテイメントモードだとスコアがやや抑えられていましたが、パフォーマンスモードにすると、高いスコアが出ていました。状況によって切り替えるといいと思います。

CINEBENCH 2024
Core i7-14650HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core Ultra 9 275HX 2202
Ryzen 9 9955HX3D 2055
Core i9-14900HX 1748
Core Ultra 7 255HX 1662
Ryzen AI Max+ 395 1565
Core i7-14700HX 1313
Core i7-14650HX 1298 [パフォーマンス]
1170
843 [エンターテイメント]
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Ryzen 7 260 991
Core Ultra 7 255H 956
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i5-13450HX 886
Core 7 240H 858
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen AI 7 350 820
Ryzen 7 8840HS 785
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Ryzen AI 5 340 608
Core Ultra 7 258V 603
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Core Ultra 5 228V 549
Ryzen 5 8540U 500
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core Ultra 9 275HX 137
Ryzen 9 9955HX3D 130
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 255H 126
Core Ultra 7 258V 121
Core i7-14650HX 119 [パフォーマンス]
119 [エンターテイメント]
117
Ryzen AI Max+ 395 116
Ryzen AI 9 HX 370 115
Ryzen AI 7 350 115
Core 7 240H 112
Ryzen AI 5 340 111
Core Ultra 5 228V 111
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 7 260 106
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Core i5-13450HX 101
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Core i7-1360P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 5060 Laptop GPUが搭載されています。最大グラフィックスパワーは115Wで、高めの数値です。

GeForce RTX 4050 Laptop GPUの最大グラフィックパワー

 

3DMarkのベンチマークスコアはご覧の通りです。多くのクリエイター向けソフトが快適に使用できる、比較的高めのスコアが出ています。ゲームも、ほとんどのタイトルがプレイできるでしょう。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 5060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 5090 Laptop 175W 24493
RTX 5080 Laptop 175W 20825
RTX 5070 Ti Laptop 140W 17394
RTX 5070 Ti Laptop 120W 15341
RTX 5070 Laptop 115W 13737
RTX 4070 Laptop 140W 12545
RTX 5060 Laptop 115W 12380
115W 11891 [パフォーマンス]
115W 10726 [エンターテイメント]
RTX 4060 Laptop 140W 10665
RTX 4060 Laptop 65W 8829
RTX 4050 Laptop 105W 8469
RTX 3050 Ti Laptop 95W 6063
RTX 3050 Laptop 75W 5102
Intel Arc 140V
(Core Ultra 7 258V)
  3804
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
3DMark Steel Nomad
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 5060 Laptop
他のグラフィックスとの比較
RTX 5090 Laptop 175W 5898
RTX 4090 Laptop 175W 4919
RTX 5080 Laptop 175W 4754
RTX 5070 Ti Laptop 140W 3987
RTX 5070 Ti Laptop 120W 3525
RTX 5070 Laptop 105W 2893
RTX 5060 Laptop 115W 2740 [パフォーマンス]
115W 2695
115W 2380 [エンターテイメント]
RTX 4070 Laptop 140W 2714
RTX 4060 Laptop 140W 2339
RTX 4050 Laptop 140W 1879
RTX 4050 Laptop 50W 1466
RTX 3050 Laptop 95W 1178

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 5060 Laptopの情報は次の通りです。

GeForce RTX 5060 Laptop GPU

 

ストレージ

ストレージは、PCIe Gen 4のSSDが搭載されており、速度は速いです。なお、カスタマイズ画面から、最大8TBのSSDを選択することもできます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

GALLERIA RL7C-R56-C5Nの各ゲームの平均フレームレートを掲載します。

なお、本製品は、ディスクリートGPUへ変更することができるので、ここではディスクリートGPUにして計測しています。

ディスクリートGPUへの切り替え画面

 

画質設定次第で、どのゲームも快適にプレイできます。

ARKアイコン
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 フレーム生成OFF フレーム生成 4x
1920x1080 53 fps 180 fps
ノーマル 33 fps 111 fps
最高 98 fps
2560x1440 43 fps 128 fps
ノーマル 97 fps
最高 28 fps

ASAはかなり重いゲームなので、フレーム生成機能を使わないと十分なフレームレートが出ませんが、マルチフレーム生成を有効にすることで、1920x1080なら最高設定でも快適に遊べるフレームレートが出ていました。

ARKアイコン
重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
解像度 品質 フレーム生成OFF フレーム生成ON
1920x1080 最低 90 fps 141 fps
79 fps 121 fps
ウルトラ 51 fps 72 fps
2560x1440 最低 126 fps
101 fps
ウルトラ 44 fps

モンハンは、フレーム生成を使わなくても、1920x1080「中」設定くらいでならある程度快適にプレイできる平均フレームレートが出ています。フレーム生成を使えば、さらに高いフレームレートが出ます。

アイコン
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 フレーム生成 OFF フレーム生成 4x
1920x1080 157 fps
ウルトラ 100 fps 252 fps
レイトレ:オーバードライブ 37 fps 112 fps
2560x1440 135 fps
ウルトラ 64 fps 156 fps
レイトレ:オーバードライブ 25 fps 35 fps

1920x1080解像度なら、レイトレーシング:オーバードライブの設定でも、マルチフレーム生成をオンにすれば、100 fpsを超える平均フレームレートが出ていました。

アイコン
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 190 fps
標準品質 152 fps
高品質 112 fps
2560x1440 軽量品質 140 fps
標準品質 101 fps
高品質 81 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 165 fps
140 fps
ウルトラ 122 fps
2560x1440 160 fps
102 fps
ウルトラ 85 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 177 fps
高(ノート) 166 fps
最高品質 123 fps
2560x1440 標準(ノート) 128 fps
高(ノート) 120 fps
最高品質 82 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター6 シーズン5]
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 190 fps
中設定 159 fps
最高設定 142 fps
2560x1440 低設定 156 fps
中設定 131 fps
最高設定 113 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1080 3D解像度:100%
描画距離:最高
メッシュ:低
265 fps
2560x1440 213 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 298 fps
高設定 213 fps
2560x1440 低設定 231 fps
高設定 157 fps
※トレーニングモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高設定 594 fps
2560x1440 高設定 397 fps
※プラクティスモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 348 fps
中型 326 fps
ウルトラ 238 fps
2560x1440 非常に低い 294 fps
中型 219 fps
ウルトラ 151 fps

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Lightroomのイメージ画像

RAW現像時間は比較的短かったです。

Core Ultra 9 275HX
RTX 5090(175W)
17秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5080(175W)
19秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 9955HX3D
RTX 5070 Ti (140W)
20秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5060 (115W)
30秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 5070 Ti (125W)
34秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 255HX
RTX 5060 (115W)
34秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 39秒
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
44秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 285H 44秒
Core Ultra 7 255H 45秒
Ryzen AI 9 HX 375 49秒
Ryzen AI 9 HX 370 57秒
Ryzen AI 7 350 58秒
Ryzen AI 9 365 64秒
Core Ultra 7 258V 66秒
Core Ultra 5 125H 75秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core i5-1335U 128秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間
Photoshopのイメージ画像

時間のかかるニューラルフィルター処理は高速でした。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
53秒
Core i7-14650HX
RTX 4060 (140W)
1分2秒
Core Ultra 9 285H 2分11秒
Core Ultra 7 255H 2分37秒
Ryzen AI 7 350 2分46秒
Ryzen AI 9 365 3分01秒
Ryzen 7 8845HS 3分31秒
Ryzen 5 8645HS 3分33秒
Core Ultra 7 258V 3分52秒
Core Ultra 5 125U 5分34秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
Premiere Proのイメージ画像

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度は、比較的速いです。

4K動画の書き出し
Core Ultra 9 275HX
RTX 5090 (175W)
2分26秒
Ryzen AI 9 HX 375
RTX 5080 (175W)
2分29秒
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 5070 Ti (120W)
2分54秒
Core i7-14650HX
RTX 5070 (115W)
3分09秒
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
3分14秒
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (105W)
3分14秒
Ryzen 7 260
RTX 5050 (110W)
3分18秒
Ryzen 7 7435HS
RTX 4050 (140W)
4分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
Blender Benchmarkのスコア画像
GeForce RTX 5060 Laptopで実行
Blender Benchmark Score
RTX 5090 Laptop 175W 8408
RTX 5080 Laptop 175W 7160
RTX 5070 Ti Laptop 140W 5467
RTX 5070 Ti Laptop 120W 4592
RTX 5070 Laptop 115W 4152
RTX 4060 Laptop 100W 3636
RTX 5060 Laptop 115W 3490
RTX 5050 Laptop 115W 2999
RTX 4050 Laptop 105W 2775
RTX 3050 Laptop 95W 1151
SPECviewperf 2020
SPECviewperf 2020のベンチマークスコア画像

 

質量のチェック

GALLERIA RL7C-R56-C5Nの質量は、メーカー仕様値では「約 2.3kg」となっており、当サイトの計測値もほぼ同じでした。そこまで軽いわけではありませんが、重いわけでもなく、キャリーバッグに入れて持ち運んだり、車に積んで移動したりする分には、苦にならない重さでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.272kg
ACアダプター 429g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は53.35Whと、やや大きいです。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。性能が高いので、一般向けのノートPCのように長い駆動時間ではありません。クリエイティブワークをするときは、ACアダプターに繋いで使ったほうがいいでしょう。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 5.3時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 3.4時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 1時間52分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度およびの推移を確認します。

「エンターテイメント」モードの場合、初動を除くと、CPU電力は43W前後で推移しています。プロセッサーベースパワー(PBP)は55Wなので、低めCPU電力で推移しており、パフォーマンスが抑えられています。ただ、このときのCPU温度は60℃台と低めです。

一方、「パフォーマンス」モードの場合は、120W前後の高いCPU電力で推移しており、高いパフォーマンスが出ていることが分かります。ただし、このときのCPU温度は95℃前後と高めです。

モードは、状況によって、使い分けるといいと思います。

CPU電力
CPU電力のグラフ
CPU温度
CPU温度のグラフ

 

ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。

どちらのモードも、問題ない範囲の温度だと思います。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

動画編集くらいの負荷であれば、それほどうるさくありません。ゲーム時はややうるさいです。

騒音値
  騒音値
アイドル時 (エンターテイメントモード) 約24dB
動画編集時 (エンターテイメントモード) 約34dB
FF15ベンチ時 (エンターテイメントモード) 約48dB
FF15ベンチ時 (パフォーマンスモード) 約53dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の4Kの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

動画編集時は温度はほとんど気になりません。ゲーム時、キーボードの温度が上がりますが、WASDキーあたりの温度は低めで、パームレストもそれほど温度が上がらないので、それほど不快感なく使えます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

高い性能のノートPCなので、一般向けのノートPCよりは高い消費電力です。

消費電力
  消費電力
アイドル時 (エンターテイメントモード) 10W
動画編集時 (エンターテイメントモード) 60W
FF15ベンチ時 (エンターテイメントモード) 160W
FF15ベンチ時 (パフォーマンスモード) 178W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA RL7C-R56-C5Nの外観のチェックです。

ブラックのカラーで、派手さはなく、普通の見た目です。

 

天板には、GALLERIAのロゴが入っています。

 

ちょっと青くなっている所は、かっこいいです。

 

ボディの高さは、それなりにあります。

 

スピーカーは底面にあります。最大音量は大きいですが、音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー写真

 

Webカメラは1280x720の解像度で、画質は普通です。なお、顔認証には対応していません。カメラを隠すシャッターもありません。

Webカメラの写真

 

側面のポート類はご覧のようになっており、左右にはよく使うUSB-AとUSB-C、背面には抜き差しすることが少ないHDMIやLAN、電源ポートがあります。また、背面にもUSB-Cがあります。

背面のUSB-Cは映像出力に対応し、右側面のUSB-Cは映像出力およびPDに対応しています。

また、HDMIポートに4Kモニターを繋いでみたところ、独立GPU経由で出力されていました。USB-Cポートに4Kモニターを繋いだ時は、CPU内蔵GPU経由で出力されていました。ゲーミングモニターに接続したり、10bit表示ができる高色域モニターに接続したりするときは、HDMI経由のほうがいいでしょう。

 

ディスプレイは、下図の角度まで開きます。180度は開きません。

 

CPUファンは2つ、ヒートパイプは3本あり、合計4方向から排気しており、冷却性能は高いです。

 

メモリはスロット式で、交換可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。

 

また、SSDの下に空いているスロットもあり、自己責任となりますが、ここにSSDを1台増設することができます。

 

ACアダプターは、薄型で、独立GPUを搭載したノートPCとしては比較的コンパクトだと思います。容量は180Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA RL7C-R56-C5Nのレビューです。

最近、クリエイターノートPCやゲーミングノートPCでも、ベースパワー(またはデフォルトTDP)が28WのCPUを搭載していることが多いですが、本製品は55WのCore i7-14650HXを搭載しています。

GPUは、最大グラフィックスパワーが115Wと高めのGeForece RTX 5060 Laptopを搭載しています。

CPUもGPUも、ちょうどいいミドルクラスの性能で、多くのクリエイターソフトが快適に動きますし、ゲームもほとんどのタイトルが高めの画質設定でプレイできます。

ディスプレイも、2560x1440と高い解像度で、sRGB比100%と色域も広めなので、画像編集や動画編集なども快適です。また、165Hzのリフレッシュレートに対応し、画面比が16:9なので、ゲームにも適しています。

大容量メモリ、大容量ストレージを搭載できるので、動画やRAWデータなどを扱うクリエイターにもいいでしょう。

クリエイティブ作業も、ゲームも快適にできつつ、価格も約20万円に抑えられた、コスパの高いノートPCです。

ただ、そこまで軽くはないので、外へは持ち出しにくいです。とはいっても、デスクトップPCよりははるかに持ち出しやすいです。

 

クリエイティブ作業もゲームもこれ1台

GALLERIA RL7C-R56-C5N

特徴

  • ちょうどいいミドル性能
  • 多用途で使えるディスプレイ
  • 大容量メモリ、大容量SSDが搭載可能

こんなあなたに

  • クリエイティブ作業もゲームもする方
  • コスパの高いミドル性能のノートが欲しい方
  • 価格19万円台~
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