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GALLERIA RL7C-R55-5Nの実機レビュー - バランスのいいエントリーゲーミングノート

更新日:
Legion5i-Gen10の写真
CPU Core i7-14650HX
GPU RTX 5050 Laptop
メモリ 16GB ~
ストレージ 500GB ~
画面サイズ 15.6インチ 16:9
画面種類 1920x1080 144Hz
質量 約2.3kg
バッテリー 53.35Wh
価格 17万円台~
バランスのいいエントリーゲーミングノート

GALLERIA RL7C-R55-5Nは、バランスのいいエントリークラスのゲーミングノートPCです。

エントリークラスと言っても、最大グラフィックスパワーが高めのGeForce RTX 5050 Laptopに、HXシリーズの第14世代Coreプロセッサーを搭載し、性能が高めです。

また、ディスプレイは、高リフレッシュレートに対応し、色域も広めで多用途に使いやすいです。

この構成なら、17万円でも高くはありません。

ゲームも、クリエイティブワークも、色々やりたい方におすすめです。

公式販売サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-14650HX、GeForce RTX 5050 Laptop、16GBメモリ

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA RL7C-R55-5Nの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA RL7C-R55-5Nの特徴

バランスのいいエントリークラスのゲーミングノートPC

GALLERIA RL7C-R55-5Nは、バランスのとれたエントリークラスのゲーミングノートPCです。

エントリークラスと言っても、CPUにはCore i7-14650HX、グラフィックスには最新世代のGeForce RTX 5050を搭載し、最大グラフィックスパワーも高めで、ミドルクラスに近い性能があります。

負荷の高いゲームでは、画質設定を落とす必要がありますが、DLSSやフレーム生成を活用することで高いフレームレートを出すことができ、軽めのeスポーツタイトルでは滑らかな映像で優位にプレイすることができるでしょう。

ディスプレイの色域も広め(当サイト計測でsRGBカバー率97%)なので、動画編集や画像編集などの用途にも使えます。

価格は、執筆時点では17万円台と、やや高く感じるかもしれませんが、このCPUやディスプレイを搭載していることを考えると、コスパは高いほうでしょう。また、時期によってはもっと安くなることもあると思います。

バランスのいいエントリークラスのゲーミングノートPC

 

画面比16:9、144Hzのゲームがしやすいディスプレイ

色域が広いだけでなく、144Hzのリフレッシュレートに対応し、残像も少なく、ゲームがしやすいディスプレイです。

また、ゲームは16:9の画面比で最適化されていることが多いですが、最近は16:10の画面比がディスプレイが増えましたが、ゲームをすると左右の映像が切れてしまうことがあります。本製品のように16:9のほうが、ゲームはしやすいです。

ゲームがしやすいスタンダードなディスプレイ

 

SSDの増設やメモリ交換が可能

GALLERIA RL7C-R55-5Nは、カスタマイズ画面にて、メモリを最大64GB、SSDを最大8TBへアップグレードすることができます。

また、自己責任となりますが、メモリはスロット式なので、後から自分で交換することができます。

さらに、空いているM.2スロットがあるので、後からSSDを増設することも可能です。

空きのM.2スロットあり
メモリ交換も可能

 

シンプルで使いやすい「Control Center 3.0」

ゲーミングノートにプリインストールされているユーティリティーツールは、各メーカーによって様々ですが、本製品の「Control Center 3.0」はシンプルなUIでとても使いやすいです。

ページの移動なしに動作モードの変更から画面の明るさ、GPUスイッチ、各パーツのモニタリングまで行うことができ、とても便利です。

プリインストールされている「Control Center 3.0」

 

各用途の快適度

GALLERIA RL7C-R55-5Nの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
高いスペックで、ディスプレイも見やすく、Web閲覧やOffice作業は快適です。
動画鑑賞 色域も広めで、スピーカー音も悪くなく、動画鑑賞も快適です。
RAW現像
画像編集
100% Adobe RGBの色域はありませんが、外部GPUも備わっており、画像編集系の作業も快適です。
動画編集 独立グラフィックスを搭載し、動画編集も快適です。
ゲーム GeForce RTX 5050に、144Hzの高リフレッシュレートディスプレイを搭載し、ゲームも比較的快適です。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイは、15.6型、16:9比率の1920x1080ドット、144Hzの高リフレッシュレートに対応しています。色域はsRGBカバー率97%とやや広めです。

詳しい特性は、下のタブをクリックしてご覧下さい。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき

当サイトで計測したsRGBカバー率は97%とやや広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では280cd/m2と普通です。

  カバー率
sRGBカバー率 97%
DCI-P3カバー率 72%
Adobe RGBカバー率 72%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部になるにつれて、青色がやや強めに発色していることが分かりますが、ほとんど気にならない程度なので問題ありません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角も広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、144Hz時で、2フレーム前くらいまで残像がありました。

普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品の残像は少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーピッチは、実測で横:約18mm、縦:約18.5mmで、キーストロークは約1.5mmでした。標準的な数値です。

キーを押した時のたわみが気になるものの、タイピングのしやすさは普通かなと思います。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。カラーは単色のみで、明るさも控えめです。

キーボードバックライトのカスタマイズ
キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

電源モード

GALLERIA RL7C-R55-5Nは、「Control Center 3.0」アプリから、動作モードを変更することができます。

ここでは、デフォルトの「エンターテイメント」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」で計測した結果を掲載します。

動作モード

 

CPU

CPUには、インテル第14世代のCore i7-14650HXを搭載しています。旧世代のCPUですが、性能は高く、比較的高めのベンチマークスコアです。

ただし、デフォルトの「エンターテイメント」モードだとかなりスコアが落ちるので、ゲームをするときは「パフォーマンス」モードがいいと思います。

CINEBENCH 2024
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-14650HX
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core Ultra 9 275HX 2202
Ryzen 9 9955HX3D 2055
Core i9-14900HX 1748
Ryzen AI Max+ 395 1565
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1267
Core i7-14650HX 1249 [パフォーマンス]
837 [エンターテイメント]
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i5-13450HX 886
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 255H 834
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen AI 7 350 820
Ryzen 7 8840HS 785
Ryzen 9 270 754
Core Ultra 5 125H 669
Ryzen 7 8840U 618
Core Ultra 7 258V 603
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core Ultra 9 275HX 137
Ryzen 9 9955HX3D 130
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 255H 126
Core Ultra 7 258V 121
Core i7-14650HX 119
Ryzen AI 9 HX 370 118
Ryzen AI Max+ 395 116
Ryzen AI 7 350 115
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Core i5-13450HX 101
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 8840HS 98
Ryzen 9 270 95
Core Ultra 5 125U 94
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

今回、グラフィックスには、GeForce RTX 5050 Laptopを搭載しています。最大グラフィックスパワーは115Wと高めに設定されていました。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 5050 Laptopの情報は次の通りです。なお、動作モードによるクロック数などの変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

3DMarkのスコアは下の通りです。パフォーマンスモードにすることでスコアがアップしています。
GeForce RTX 5050 Laptopはエントリークラスですが、従来のミドルクラスであるRTX 4060 Laptopに迫るスコアが出ています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 5050 Laptop GPU
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 5090 Laptop 175W 24493
RTX 5080 Laptop 175W 23146
RTX 4090 Laptop 175W 21897
RTX 5080 Laptop 175W 20825
RTX 4080 Laptop 175W 18822
RTX 5070 Ti Laptop 140W 17394
RTX 5070 Ti Laptop 120W 15341
RTX 5070 Laptop 115W 13737
RTX 4070 Laptop 140W 12910
RTX 5070 Laptop 85W 11970
RTX 5060 Laptop 115W 11949
RTX 4060 Laptop 140W 10665
RTX 5050 Laptop 110W 9923
RTX 5050 Laptop 115W 9905 [パフォーマンス]
9106 [エンターテイメント]
RTX 4060 Laptop 65W 8829
RTX 4050 Laptop 105W 8469
RTX 3050 Ti Laptop 95W 6063
RTX 3050 Laptop 75W 5102
 :本製品で選択できるグラフィックス(ただし、RTX 5050の最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
3DMark Steel Nomad
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 5050 Laptop GPU
他のグラフィックスとの比較
RTX 5090 Laptop 175W 5898
RTX 5080 Laptop 175W 5509
RTX 4090 Laptop 175W 4919
RTX 5080 Laptop 175W 4754
RTX 5070 Ti Laptop 140W 3987
RTX 5070 Ti Laptop 120W 3525
RTX 5070 Laptop 115W 2756
RTX 5060 Laptop 115W 2720
RTX 4070 Laptop 140W 2714
RTX 5070 Laptop 85W 2467
RTX 4060 Laptop 140W 2339
RTX 5050 Laptop 115W 2315 [パフォーマンス]
2019 [エンターテイメント]
RTX 5050 Laptop 110W 2258
RTX 4050 Laptop 140W 1879
RTX 4050 Laptop 50W 1466
RTX 3050 Laptop 95W 1178
 :本製品で選択できるグラフィックス(ただし、RTX 5050の最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

ストレージ

ストレージには、500GBのPCIe Gen4 SSDを搭載しており、まずまずの速度が出ています。カスタマイズでは、最大8TBの大容量ストレージに変更することができます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
5548
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

GALLERIA RL7C-R55-5Nで計測したゲームの平均フレームレートはこちらです。

なお本製品は、「Control Center 3.0」のGPUスイッチから、ディスクリートモードに変更することができます。ここでは、ディスクリートモードで計測した結果を掲載しています。

GPUスイッチからディスクリートモードに変更できる

 

グラフィックスはエントリークラスのGeForce RTX 5050 Laptopを搭載しており、負荷の重いゲームでは画質設定を落とす必要がありますが、DLSSを活用することで高めの設定でも快適にプレイすることが可能です。

軽いゲームであれば、高い画質設定でも高いフレームレートで優位にプレイができるでしょう。eスポーツタイトルは、画質設定を落とすことで、200 fps以上の高い平均レームレートが出ています。

画質にこだわらなければ、十分快適にゲームができます。

ARKアイコン
重い部類のゲーム
サイレントヒルf
解像度 品質 平均fps
1920x1080 98 fps
80 fps
最高 68 fps
※DLSS : バランス

DLSSをバランス設定にすることで、最高設定でも快適に遊べるでしょう。

ARKアイコン
重い部類のゲーム
METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER
解像度 品質 平均fps
1920x1080 60 fps(最大)
60 fps(最大)
最高 48 fps
※DLSS : バランス、ボルシャヤ・パスト中継基地で計測

DLSSをバランス設定にすることで、高設定で快適に遊べるでしょう。

ARKアイコン
重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
解像度 品質 フレーム生成OFF フレーム生成ON
1920x1080 85 fps 146 fps
74 fps 123 fps
65 fps 106 fps

中設定であれば、快適にプレイすることができます。フレーム生成を有効にすることで、高いフレームレートでプレイすることも可能です。

アイコン
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 フレーム生成 OFF フレーム生成 4x
1920x1080 148 fps 317 fps
ウルトラ 94 fps 232 fps
レイトレ:オーバードライブ 31 fps 108 fps

ウルトラ設定でも非常に快適にプレイできるでしょう。

アイコン
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 179 fps
高品質 102 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 161 fps
最高品質 111 fps
中程度の重さのゲーム
ストリートファイター6
解像度 品質 FIGHTING GROUND WORLD TOUR
1920x1080 HIGHEST 60 fps(最大)
115 fps
※ベンチマークで計測
アイコン
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 196 fps (1% Low: 98 fps)
中設定 128 fps
最高設定 72 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1080 3D解像度:100%
描画距離:最高
メッシュ:低
260 fps (1% Low: 114 fps)
※バトルロワイヤル ソロで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 292 fps
高設定 200 fps
※トレーニングモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 293 fps
ウルトラ 270 fps

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

エントリークラスのゲーミングノートPCにしては、そこそこ速い処理速度でした。ゲームだけでなく、画像や動画編集も快適です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Lightroomのイメージ画像

比較的速い書き出し時間です。

Core Ultra 9 275HX
RTX 5090(175W)
17秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5080(175W)
19秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 9955HX3D
RTX 5070 Ti (140W)
20秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5060 (115W)
30秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 39秒
Core i7-14700HX
RTX 5060 (115W)
40秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
42秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14650HX
RTX 5050 (115W)
43秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14650HX
RTX 5070 (115W)
46秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (105W)
46秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (85W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H
RTX 5060 (115W)
49秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 9 HX 375 49秒
Ryzen AI 9 HX 370 57秒
Ryzen 7 250
RTX 5060 (115W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 258V 73秒
Core Ultra 5 125H 75秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core i5-1335U 128秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
Premiere Proのイメージ画像

Adobe Premiere Proでも、そこそこ速い書き出し時間でした。

4K動画の書き出し
Core Ultra 9 275HX
RTX 5090 (175W)
2分26秒
Core Ultra 9 275HX
RTX 5080 (175W)
2分26秒
Ryzen AI 9 HX 375
RTX 5080 (175W)
2分29秒
Core i7-14700HX
RTX 5060 (115W)
2分50秒
Core i7-14650HX
RTX 5050 (115W)
2分51秒
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 5070 Ti (120W)
2分54秒
Core i7-13620H
RTX 5060 (115W)
3分00秒
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
3分03秒
Core i7-14650HX
RTX 5070 (115W)
3分09秒
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (105W)
3分14秒
Core Ultra 9 275HX
RTX 5060 (115W)
3分15秒
Ryzen 7 260
RTX 5050 (110W)
3分18秒
Ryzen 7 7435HS
RTX 4050 (140W)
4分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 8 によるエンコード時間
TMPGEncのイメージ画像
ソフトウェアエンコード
Core Ultra 9 275HX 1分37秒
Core Ultra 7 255HX 2分02秒
Core i7-14700HX 2分25秒
Core i9-14900HX 2分28秒
Core i7-14650HX 2分34秒
Ryzen AI 9 HX 370 2分53秒
Core Ultra 9 285H 3分00秒
Ryzen AI 9 365 3分12秒
Ryzen 7 260 3分19秒
Core i7-13620H 3分30秒
Core Ultra 7 258V 8分32秒
ハードウェアエンコード
Ryzen AI 9 365 41秒 (AMD Media SDK)
Core i7-14650HX
RTX 5050 (115W)
43秒 (NVENC)
Core i7-14700HX
RTX 5060 (115W)
44秒 (NVENC)
Core i7-14650HX
RTX 5070 (115W)
44秒 (NVENC)
Core i7-13620H
RTX 5060 (115W)
45秒 (NVENC)
Core Ultra 7 258V 1分19秒 (Intel oneVPL Hardware)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 5050 Laptopで実行
Blender Benchmark Score
RTX 5090 Laptop 175W 8408
RTX 4090 Laptop 150W 8067
RTX 5080 Laptop 175W 7160
RTX 4080 Laptop 175W 6072
RTX 5070 Ti Laptop 140W 5467
RTX 5070 Ti Laptop 120W 4592
RTX 5070 Laptop 115W 4152
RTX 4070 Laptop 110W 3908
RTX 4060 Laptop 100W 3636
RTX 5060 Laptop 115W 3556
RTX 5050 Laptop 115W 2999
RTX 4050 Laptop 105W 2775
RTX 3050 Laptop 95W 1151

 

質量のチェック

質量のチェックです。

当サイトによる実測値は以下の通りで、15.6型のゲーミングノートとしては、やや重い部類です。
ACアダプターは小さくて軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.322kg
ACアダプター 434g

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、今回搭載しているCore i7-14650HXのベースパワーは、55Wです。

エンターテイメントモードでは、動作安定時のCPU電力は約50W前後と、ベースパワーよりも低い数値で推移していました。その代わり、CPU温度は63℃付近と低い温度です。

パフォーマンスモードではCPU電力は約80Wから125Wの間を行き来しており安定していません。ただ、ベースパワー以上のCPU電力は、基本的には出ています。CPU温度は、70℃台後半から90℃台前半を行き来しており、高い温度です。

  • エンターテイメント
  • パフォーマンス
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

エンターテイメントモードでは、CPU温度、GPU温度ともに70℃台前半と問題ない温度です。

パフォーマンスモードでは、CPU温度は高い時で90℃を超えるものの、概ね70から80℃台で、問題ない温度です。GPU温度は70台℃前半とこちらも問題ない温度です。

  • エンターテイメント
  • パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は静かです。ゲーム時は、パフォーマンスモードだとかなりうるさく感じます。エンターテイメントモードでも割とうるさいです。ゲームに集中したい時は、ヘッドホンの着用をおすすめします。

騒音値
  騒音値
アイドル時 約21dB
FF15ベンチ時 (エンターテイメント) 約50dB
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) 約54dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲーム時でもそれほど表面温度は上がりません。パームレスト部分の温度も低く保たれているので、不快感なく集中してゲームを楽しむことができます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

ゲーミングノートなので、消費電力はそれなりにあります。

消費電力
  騒音値
アイドル時 約10W
FF15ベンチ時 (バランス) 約208W
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) 約225W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

外観のチェック

外観のチェックです。

カラーはブラックを基調としたシンプルなデザインです。光の反射によってはネイビーっぽくも見えます。

 

天板には「GALLERIA」のロゴが入っています。

 

ボディの高さは32mmと、ゲーミングノートとしては普通の厚みです。

 

スピーカーは底面に配置されています。最大音量は大きく、クリアな音質です。ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

ディスプレイ上部にHD画質のWebカメラを搭載しています。

 

側面、背面のインターフェイスです。

右側面にはUSB3.2 Type-A、USB3.2 Type-Cが各1ポート、左側面にはUSB3.2 Type-A、ヘッドホンジャックがあります。背面にはLAN、HDMI、電源コネクタ、USB3.2 Type-Cがあります。

あまり抜き差ししない電源やLANは背面、頻繁に抜き差しするUSB Aポートが左右に配置されており、使いやすいと思います。

 

ヒンジは下図の角度まで開くことができます。

 

底面は吸気口が多く設けられています。底面から吸気します。

 

底面カバーを外したときの画像です。

冷却ファンは2つ、ヒートパイプは3本で、側面と背面の4方向から排気しています。

 

メモリスロットは2つで交換可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDを搭載しています。隣に空きのM.2スロットがひとつあるので、後で自分で増設することができそうです。

 

バッテリー容量は、53.35Whです。

 

ACアダプターの容量は180Wで、ゲーミングノートPCにしては、小型で軽いです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA RL7C-R55-5Nのレビューです。

バランスがよく、多用途で使えるエントリークラスのゲーミングノートPCです。

CPUには、HXシリーズのCore i7-14650HX、GPUには、最大グラフィックスパワーが高めの最新世代のGeForce RTX 5050 Laptopを搭載。画質設定を調整することで、多くのゲームが快適にプレイできます。

ディスプレイは、144Hzの高リフレッシュレートに対応しているとともに、色域も広めで、ゲームだけでなく、動画編集や画像編集にも適しています。

価格も17万円台からとやや高めに感じるかもしれませんが、この構成内容であれば、十分コスパは高いと思います。

ゲームだけでなく、画像・動画編集などもしたい方におすすめです。

 

バランスのいいエントリーゲーミングノート

GALLERIA RL7C-R55-5N

特徴

  • エントリーモデルとしては高めの性能
  • ゲームにも編集作業にも適したディスプレイ
  • 17万円台とコスパも高め

こんなあなたに

  • ゲームも動画編集などもしたい方
  • 価格17万円台~

 

 

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