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ドスパラ Lightningシリーズの実機レビュー
CPU | Ryzen 5 3500~ Ryzen 7 5800X |
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GPU | GeForce GTX 1030~ GeForce RTX 3060 |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD / HDD 最大2基搭載可能 |
価格 | 8万円台(税込)~ |
ドスパラ Lightningシリーズは、AMDプロセッサーに外部グラフィックスを搭載し、高いコストパフォーマンスが特徴のデスクトップPCです。
例えば、GeForce GTX 1650を搭載したエントリーモデルなら税込み8万円台という安さで購入できます。
GALLERIAほど高い構成には出来ませんが、ゲームや動画編集などのエントリー機として、ちょうどいいと思います。
さらに今なら、モデルによっては同価格でマインクラフト同梱版が選択できます。これからPCゲームを始めたい方にもいいでしょう。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
Lightning AV5
Ryzen 5 3500、GeForce RTX 3060、メモリ16GB NEW!
Lightning AT5
Ryzen 5 3500、GeForce GTX 1660 SUPER、メモリ8GB
Lightning AH5
Ryzen 5 3500、GeForce GTX 1650、メモリ8GB
目次
お忙しい方は、「Lightningシリーズの特徴」のみお読みください。
Lightningシリーズの特徴
エントリークラスのデスクトップPC
ドスパラのLightningシリーズは、AMDプロセッサーに外部グラフィックスを搭載し、コストパフォーマンスの高さが特徴のモニタワーデスクトップPCです。
グラフィックスにはGTX 1030からRTX 3060のエントリーモデルからミドルレンジGPUを搭載し、いずれのモデルも、同等構成の他社PCと比べると、価格が非常に安くなっています。
初めてPCに触れるお子さんや、PCゲームをプレイしてみたい学生さんなど、幅広い層におすすめのPCです。
なお、今回は、 下図の赤枠の3つのモデルをレビューしています。ミドルスペックのプロセッサー「Ryzen 5 3500」を搭載した人気のモデルです。
今ならモデルによってマインクラフトが付いてくる!
今なら、モデルによっては同価格で「マインクラフト」同梱版が選択できます。この「マインクラフト」は全世界でYouTuberや子どもたちにも人気のサンドボックス型のクラフトゲームで、プログラミング的思考学習にも用いられるタイトルなので、小中学生が初めて触れるにはベストなPCゲームです。同梱版は予告なく終了する場合があるので、ご注意ください。
ゲームベンチマーク
ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。
今回は、GeForce GTX 1650、GTX 1660 SUPER、RTX 3060の3つでベンチマークを計測しています。
GTX 1650は現行のGeForce 16シリーズの中では最下位のモデルになりますが、負荷の高いゲームでは画質設定を落とすことで快適に動作し、中程度の重さのゲームなら最高設定でプレイできます。特に負荷の低いマインクラフトはもちろん、フォートナイトやAPEX、PUBGなどの人気のゲームも快適にプレイが可能です。
GTX 1660 SUPERはミドルクラスのグラフィックスで、負荷が高めのゲームも快適に動作します。
さらに性能の高いRTX 3060では、レイトレーシングやDLSSにも対応し、高負荷なゲームも最高設定でプレイが可能です。価格を抑えるならGTX 1650搭載したAH5でも十分ですが、PCゲームを中心に選ぶならGTX 1660 SUPERを搭載したAT5、もしくはRTX 3060を搭載したAV5がおすすめです。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
|
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解像度 | 品質 | Lightning AV5 | |
Ryzen 5 3500 | ||
RTX 3060 | ||
1920 x 1080 |
低 | 88 fps |
高 | 68 fps | |
ウルトラ | 58 fps | |
レイトレ ウルトラ | 47 fps | |
2560 x 1440 |
低 | 72 fps |
高 | 45 fps | |
ウルトラ | 38 fps | |
レイトレ ウルトラ | 37 fps |
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | Lightning AV5 | |
Ryzen 5 3500 | ||
RTX 3060 | ||
1920 x 1080 |
低 | 128 fps |
高 | 85 fps | |
ウルトラ | 68 fps | |
2560 x 1440 |
低 | 116 fps |
高 | 60 fps | |
ウルトラ | 50 fps |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
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解像度 | 品質 | Lightning AV5 | Lightning AT5 | Lightning AH5 | |
Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | ||
RTX 3060 | GTX 1660 SUPER | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
軽量品質 | 122 fps | 101 fps | 67 fps |
標準品質 | 110 fps | 83 fps | 51 fps | |
高品質 | 81 fps | 61 fps | 38 fps | |
2560 x 1440 |
軽量品質 | 102 fps | ー | |
標準品質 | 79 fps | |||
高品質 | 62 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
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解像度 | 品質 | Lightning AV5 | Lightning AT5 | Lightning AH5 | |
Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | ||
RTX 3060 | GTX 1660 SUPER | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
最低 | 102 fps | 90 fps | 85 fps |
中 | 94 fps | 81 fps | 56 fps | |
最高 | 89 fps | 74 fps | 46 fps | |
2560 x 1440 |
最低 | 100 fps | ー | |
中 | 83 fps | |||
最高 | 75 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
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解像度 | 品質 | Lightning AV5 | Lightning AT5 | Lightning AH5 | |
Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | ||
RTX 3060 | GTX 1660 SUPER | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
標準(デスク) | 144 fps | 129 fps | 100 fps |
高(デスク) |
118 fps | 96 fps | 69 fps | |
最高品質 | 110 fps | 88 fps | 62 fps | |
2560 x 1440 |
標準(デスク) | 131 fps | ー | |
高(デスク) |
91 fps | |||
最高品質 | 86 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
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||||
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解像度 | 品質 | Lightning AV5 | Lightning AT5 | Lightning AH5 | |
Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | ||
RTX 3060 | GTX 1660 SUPER | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
低品質 | 95 fps | 84 fps | 70 fps |
高品質 | 83 fps | 73 fps | 59 fps | |
最高品質 | 75 fps | 66 fps | 54 fps | |
2560 x 1440 |
低品質 | 90 fps | ー | |
高品質 | 79 fps | |||
最高品質 | 71 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
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解像度 | Lightning AV5 | Lightning AT5 | Lightning AH5 |
Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | |
RTX 3060 | GTX 1660 SUPER | GTX 1650 | |
1920x1080 | 19637 | 19232 | 18810 |
※約5500で60fps
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。他のPCでの計測値ではありますが、ほとんど変わらないと思います。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。なお、選択できるパーツは2021年6月2日時点のものとなります。
CPU
Lightningシリーズは、最大でRyzen 7 5800Xまでのプロセッサーを選択できます。
今回のレビュー機では、Ryzen 5 3500を搭載しています。性能は低くはありませんが、高くもありません。ライトに動画編集やゲームができればいいという方であればこのプロセッサーでも問題ないと思いますが、少し本格的にやろうと思っているなら、Ryzen 7 3700Xなどのほうがいいでしょう。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※一部、CPU-Monkey.comのサイトから引用しています
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
グラフィックス
Lightningシリーズは、エントリークラスのGeForce GTX 1030からミドルクラスのGeForce RTX 3060を搭載しています。
ゲームをするなら、GTX 1660 SUPERもしくはRTX 3060がおすすめですが、軽めのゲームならGeForce GTX 1650でも大丈夫でしょう。動画編集をする場合は、GeForce GTX 1650でもある程度快適に動きますが、本格的にやるならグラフィックメモリを12GBも搭載しているRTX 3060がおすすめです。
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージはPCIe-NVMe SSDからHDDまで選ぶことができます。カスタマイズ画面では2台までストレージを搭載することも可能です。
~ CrystalDiskMark ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
以下、パーツの温度、静音性、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。高めの温度です。
FF15ベンチ実行時の温度の詳細
下図は、ファイナルファンタジー15 ベンチマーク実行時の温度の詳細です。
AV5ではCPU温度は70℃台で推移しており、問題ない温度です。GPU温度は80℃台で推移しており、少し高めの温度ですが問題ないでしょう。
AT5ではCPU温度は60℃台で推移しており、問題ない温度です。GPUも70℃台で推移しており、こちらも問題ありません。
- Ryzen 5 3500
RTX 3060 - Ryzen 5 3500
GTX 1660 SUPER
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、ゲーム等に集中しづらいです。
デスクトップPCとしては、普通の動作音です。RTX 3060搭載モデルになると、ゲーム時の騒音値が高くなります。
アイドル時 | エンコード時 | FF15実行時 | |
Ryzen 5 3500 GeForce RTX 3060 |
約25dB | 約40dB | 約50dB |
アイドル時 | エンコード時 | FF15実行時 | |
Ryzen 5 3500 GeForce GTX 1660 SUPER |
約34dB | 約40dB | 約45dB |
アイドル時 | エンコード時 | FF14実行時 (60fps制限) |
FF14実行時 (fps制限なし) |
|
Ryzen 5 3500 GeForce GTX 1650 |
約40dB | 約42dB | 約42dB | 約43dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
CPU、GPUともにエントリー~ミドルクラスのパーツを搭載しているので、ゲーミングデスクトップとしては低めの消費電力です。
アイドル時 | エンコード時 | FF15実行時 | |
Ryzen 5 3500 GeForce RTX 3060 |
約49W | 約125W | 約270W |
アイドル時 | エンコード時 | FF15実行時 | |
Ryzen 5 3500 GeForce GTX 1660 SUPER |
約49W | 約110W | 約210W |
アイドル時 | エンコード時 | FF14実行時 (60fps制限) |
FF14実行時 (fps制限なし) |
|
Ryzen 5 3500 GeForce GTX 1650 |
約36W | 約100W | 約134W | 約142W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
筐体はドスパラ Magnateと同じで、シンプルなデザインのPCケースです。
フロント面には電源スイッチ、USB3.0が2ポートあります。
右側面の画像です。通気口はありません。
左側面には通気口があります。
天面はフラットです。
正面と背面の画像です。
マザーボードのポート類です。なお、時期によって変わる可能性があるため、購入時は仕様をよくお確かめください。
底面です。固めの足はゴムではなくプラスチックです。
ケース内部のチェック
ケース内部の画像
ケース内部です。裏面配線はできません。
なお、以下、搭載されていたパーツを紹介しますが、毎回同じ型番のパーツが搭載されるわけではありませんので、ご注意下さい。基本的にはパーツの型名を指定することはできません。
各マザーボードの全体画像です。Lightning AV5とAT5では「ASRock A520M TW」が搭載されていました。また、CPUファンにはいずれもAMD純正のものが使用されています。
グラフィックカードの画像です。いずれもPalit製のものが搭載されています。
搭載されていたNVMe SSDです。どのメーカーのSSDが搭載されるかは決まっていません。
ドライブベイは、5インチベイが2つ、3.5インチオープンベイが2つ、3.5インチシャドウベイが2つです。
フロントケースファンは搭載されていません。
Lightning AV5とAT5ではAcBel製、AH5ではDiginnos製が搭載されていました。
斜めから見た画像
斜めから見たケース内部の画像です。
反対側の斜めから見た画像です。
まとめ
以上が、ドスパラ Lightningシリーズのレビューです。
エントリー~ミドルクラスのCPUおよびグラフィックスを搭載したデスクトップPCです。たくさんのモデルがあるため、目的に応じた構成が選べることでしょう。
GeForce GTX 1650を搭載したLightning AH5でも、フォートナイトやAPEX、PUBGなどの人気のゲームも快適に動作し、ライトに動画編集なども行えます。
GeForce RTX 3060を搭載したLightning AV5ならレイトレーシングやDLSSにも対応し、高負荷なゲームも最高設定のグラフィック品質設定で遊ぶことが出来ます。RTX Studioに対応し、4Kの動画編集もできることでしょう。
ケースデザインは、シンプルすぎると感じるかもしれませんが、その代り価格は抑えられており、コストパフォーマンスは非常に高いです。
Ryzen搭載の高コスパPC
ドスパラ Lightningシリーズ
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
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