ドスパラ Lightningシリーズの実機レビュー

CPU | Ryzen 5 3500 Ryzen 5 3600 Ryzen 5 3600X Ryzen 7 3700X |
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GPU | GTX 1660 GTX 1650 |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | SSD / HDD 最大2基搭載可能 |
価格 | 6万円台(税別)~ |
ドスパラ Lightningシリーズは、高いコストパフォーマンスが特徴のデスクトップPCです。
Ryzen 5以上のプロセッサーを搭載し、多くの作業が快適です。
高い性能ではありませんが、外部グラフィックスも搭載しています。負荷の低いフォートナイトやAPEX、PUBGなどのゲームなら快適にプレイできるでしょう。これからPCゲームに初めて触れるという学生さんにもおすすめのゲーミングPCです。
さらに今なら同価格でマインクラフト同梱版が選択できます。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 5 3500、GeForce GTX 1650、メモリ8GB、256GB SSD
目次
お忙しい方は、「Lightning AH5の特徴」のみお読みください。
Lightning AH5の特徴
GTX 1650搭載モデルならどのBTOよりも安い
Lightning AH5は、下記の表の通り、数あるBTOメーカーの中でも、GTX 1650搭載モデルで比較すると圧倒的に価格が安いです。また、パーツも比較的信頼性の高いものを採用しているため、安心して購入することができます。
安くて性能も悪くないPCが欲しい方、初めてゲーミングPCを購入される方、子供や学生さんなど、幅広い層におすすめのPCです。
ドスパラ Lightning AH5 |
ツクモ Thermaltakeケース |
デル G5 |
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グラフィックス | GeForce GTX 1650 4GB | ||
CPU | Ryzen 5 3500 | Ryzen 5 3500 | Core i5-9400 |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB |
ストレージ | 256GB M.2 SSD | 256GB M.2 SSD | 2TB HDD |
光学ドライブ | DVD | なし | オプション |
電源 | 400W | 500W | 460W |
価格[税・送料別] | 69,980円 | 74,800円 | 87,984円 (クーポン適用価格) |
今ならマインクラフトが付いてくる!
今なら同価格で「マインクラフト」同梱版が選択できます。この「マインクラフト」は全世界でYouTubeや子どもたちにも人気のサンドボックス型のクラフトゲームで、プログラミング的思考学習にも用いられるタイトルなので、小中学生が初めて触れるにはベストなPCゲームです。同梱版は予告なく終了する場合があるので、なるべく急いだ方がいいでしょう。

ゲームベンチマーク
ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。
今回検証に用いているLightning AH5はエントリークラスのGTX 1650を搭載しています。現行のGeForce 16シリーズの中では最下位のモデルになりますが、負荷の高いゲームでは画質設定を落とすことで快適に動作し、中程度の重さのゲームなら最高設定でプレイできます。特に負荷の低いマインクラフトはもちろん、フォートナイトやAPEX、PUBGなどの人気のゲームも快適にプレイが可能です。
また、Core i5-9400F、GTX 1650搭載のGALLERIA DHと比較したところ、フレームレートにほとんど違いはありません。グラフィックカードの性能が高いと、フレームレートはCore i5-9400Fのほうが高くなる傾向がありますが、GTX 1650のようなエントリー向けグラフィックカードでは、フレームレートの違いはほとんどありません。
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
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解像度 | 品質 | Lightning AH5 | GALLERIA DH | |
Ryzen 5 3500 | Core i5-9400F | ||
GTX 1650 | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
軽量品質 | 67 fps | 67 fps |
標準品質 | 51 fps | 50 fps | |
高品質 | 38 fps | 38 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
![]() 重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
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---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Lightning AH5 | GALLERIA DH | |
Ryzen 5 3500 | Core i5-9400F | ||
GTX 1650 | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
最低 | 85 fps | 79 fps |
中 | 56 fps | 51 fps | |
最高 | 46 fps | 37 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
![]() 重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
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||
---|---|---|
解像度 | 品質 | Lightning AH5 | |
Ryzen 5 3500 | ||
GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
低 | 72 fps |
高 | 36 fps | |
バッドアス | 29 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
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解像度 | 品質 | Lightning AH5 | GALLERIA DH | |
Ryzen 5 3500 | Core i5-9400F | ||
GTX 1650 | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
標準(デスク) | 100 fps | 110 fps |
高(デスク) |
69 fps | 71 fps | |
最高品質 | 62 fps | 62 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
![]() 中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
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---|---|---|---|
解像度 | 品質 | Lightning AH5 | GALLERIA DH | |
Ryzen 5 3500 | Core i5-9400F | ||
GTX 1650 | GTX 1650 | ||
1920 x 1080 |
低品質 | 70 fps | 71 fps |
高品質 | 59 fps | 59 fps | |
最高品質 | 54 fps | 55 fps |
※緑色のバーは、本製品で選べるグラフィックスです
![]() 軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
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解像度 | Lightning AH5 | GALLERIA DH |
Ryzen 5 3500 | Core i5-9400F | |
GTX 1650 | GTX 1650 | |
1920x1080 | 18810 | 20056 |
※約5500で60fps
本製品に搭載されていたGeForce GTX 1650のスペックは次の通りです。GPU Clockやメモリ等、普通の仕様だと思います。

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。他のPCでの計測値ではありますが、ほとんど変わらないと思います。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
本製品で選択できる代表的なCPUは次表(緑色のバー)の通りです。Ryzen 5 3500でも多くの用途で使用できると思います。動画編集時の書き出し時間をより短くしたい、複数の重いアプリを起動したいといったような場合は、Ryzen 5 3600以上のCPUを搭載するといいでしょう。
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~

※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
※一部、The Guru3D.comのサイトから引用しています
グラフィックス
本製品はエントリークラスのGeForce GTX 1650またはミドルロークラスのGeForce GTX1660を搭載しています。ゲームをするなら、GeForce GTX 1660のほうがおすすめですが、軽めのゲームならGeForce GTX 1650でも大丈夫でしょう。動画編集をする場合は、GeForce GTX 1650でもある程度快適に動きますが、少しでも書き出し時間を短くしたかったらGeForce GTX 1660のほうがいいですし、パフォーマンスに余裕ができます。
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~

※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
GeForce GTX 1650 [レビュー機で計測] |
GeForce GTX 1650 [他の機種で計測] |
|
![]() DX12を使用する4Kゲーム用 |
3384 | 3336 |
![]() マルチGPUとOCシステム用 |
3963 | 3820 |
![]() DX11を使用するゲーム用 |
9072 | 8664 |
ストレージ
ストレージはHDDからPCIe SSDまで幅広く搭載できます。カスタマイズ画面では2台までストレージを搭載することも可能です。
~ CrystalDiskMark ~

※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
その他のベンチマークスコア
以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。3D CG制作などをする場合は、参考にして下さい。
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~

実際のソフトで計測した処理時間
実際のソフトで計測した処理時間です。
電源設定 | エンコード時間 |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 15分09秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分06秒 |
QSVでエンコード (※3) | ー |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPUクロックとCPU温度の詳細です。CPUクロックは比較的安定しています。温度も普通です。

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、ゲーム等に集中しづらいです。
デスクトップPCとしては、普通の動作音です。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
いずれも問題ない温度です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン
FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細
下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。70℃前半で推移しており、普通の温度です。

消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
CPU、GPUともにエントリークラスのパーツを搭載しているので、ゲーミングデスクトップとしては低めの消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
筐体はドスパラ Magnateと同じで、シンプルなデザインのPCケースです。

フロント面には電源スイッチ、USB3.0が2ポートあります。

右側面の画像です。通気口はありません。

左側面には通気口があります。

天面はフラットです。

正面と背面の画像です。

マザーボードのポート類です。GeForce GTX 1650搭載時のグラフィックカードの映像出力は、DVIとHDMIのみです。なお、時期によって変わる可能性があるため、購入時は仕様をよくお確かめください。

底面です。固めの足はゴムではなくプラスチックです。

ケース内部のチェック
ケース内部の画像
ケース内部です。裏面配線はできません。
なお、以下、搭載されていたパーツを紹介しますが、毎回同じ型番のパーツが搭載されるわけではありませんので、ご注意下さい。基本的にはパーツの型名を指定することはできません。

マザーボードの全体画像です。マザーボードにはASRock製「B450M-HDV」が搭載されていました。

CPUファンにはAMD純正のものが使用されています。

グラフィックカード「GeForce GTX 1650」の画像です。Palit製の「GTX1650 STORMX 4G」が搭載されていました。

搭載されていたM.2 SSDです。PHISON PS5012-E12Sシリーズです。

ドライブベイは、5インチベイが2つ、3.5インチオープンベイが2つ、3.5インチシャドウベイが2つです。

フロントケースファンは搭載されていません。

今回搭載されていた400W電源の画像です。

斜めから見た画像
斜めから見たケース内部の画像です。

反対側の斜めから見た画像です。

まとめ
以上が、ドスパラ Lightning AH5のレビューです。
シンプルなミニタワーPCケースにエントリー~ミドルクラスのCPUおよびグラフィックスを搭載したデスクトップPCです。
価格は安いですが、スペックはそこまで悪くないので、多くのシーンで汎用的に使えると思います。
フォートナイトやAPEX、PUBGなどの人気のゲームも快適に動作し、画質設定を落とすことで負荷の高いゲームも動作します。
Ryzen搭載の高コスパPC
ドスパラ Lightning AH5
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