ドスパラ Critea DX-KS F7の実機レビュー
多くの方に適したスペック
Critea DX-KS F7は、第8世代インテルCore i7-8550Uに、フルHD液晶を搭載したザ・スタンダードな15.6型ノートPCです。
液晶は、広視野角で非光沢のパネルになっており、見やすいです。
ストレージは、M.2 SSD + HDDの構成が可能です。初期構成は、HDDのみなので、快適に作業をしたいなら、M.2 SSDの追加をおすすめします。
約1.8kgと比較的軽いので、部屋を移動してPCを操作することが多い人にもよいでしょう。
別途レビュー記事を公開した「Critea VF-HEKS」の兄弟機種となります。こちらは、GeForce MX150 の外部グラフィックスが搭載されています。
CPU | Core i7-8550U |
グラフィックス | インテル UHD 620 |
メモリ | 4~32GB |
ストレージ | M.2 SATA SSD 2.5インチ HDD [同時搭載可能] |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約1.8kg |
バッテリー | 約5.6時間 |
本体サイズ | 382x256x23.9mm |
価格 | 99,980円(税別)~ |
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
- Core i7-8550U、8GBメモリ、1TB HDD
目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 Critea DX-KS F7の特徴 | |
2 ゲームベンチマーク | 3 液晶ディスプレイのチェック |
4 キーボードおよびタッチパッドのチェック | 5 パフォーマンスのチェック |
6 質量のチェック | 7 静音性・温度のチェック |
8 外観のチェック | 9 まとめ |
Critea DX-KS F7の特徴
第8世代Core i7に広視野角液晶と、多くの方に適したスペック
Critea DX-KS F7は、第8世代Core i7に、広視野角な非光沢フルHD液晶を搭載し、多くの方に適したスペックの製品です。処理性能が比較的良く、画面も比較的見やすく、作業が快適だと思います。ライバルメーカーにも、第8世代Core i7、フルHD液晶のスペックのPCは多いですが、本製品は「広視野角」な液晶となっており、ここはアドバンテージかなと思います。
ただし、初期構成のストレージがHDDなので、より作業を快適にするためには、SSDへの交換、もしくはM.2 SSDの増設をおすすめします。
第8世代Core i7に、広視野角な非光沢フルHD液晶を搭載
約1.8kgと割と軽い
Critea DX-KS F7の質量は約1.8kgとなっており、15.6型ノートPCとしては比較的軽いです。外出先へ持ち運ぶには重いと思いますが、部屋の中で移動してケースなどには十分な軽さだと思います。
15.6型PCとしては約1.8kgと軽い
ダブルストレージ構成が可能
Critea DX-KS F7は、M.2 スロットと2.5インチベイを搭載しており、ダブルストレージ構成にすることが可能です。
ダブルストレージ構成が可能
光学ドライブ、USB Type-Cポートは無し
光学ドライブ、USB Type-Cポートは搭載していないため、ご注意下さい。
液晶のチェック
液晶ディスプレイの詳細なチェックです。
色域はそれほど広くありませんが、視野角は良く、非光沢で、作業はしやすいと思います。ギラつきはややありますが、それほど気にならないでしょう。
なお、兄弟機種の「Critea VF-HEKS」と同じパネルであるため、詳細はこちらをご覧ください。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーボードは普通の操作感です。タッチパッドはクリックボタンがやや押しづらいです。
こちらも兄弟機種の「Critea VF-HEKS」と同じキーボードであるため、詳細はこちらをご覧ください。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、Core i7-8550Uを搭載しています。15.6型ノートPCとしては、スタンダードな性能のCPUです。
CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません
ストレージ
ストレージは、SATA SSDとHDDを搭載可能です。
ストレージの選び方(筆者の独自判断)
ドスパラ Critea DX-KS F7で計測したベンチマーク
以下、Core i7-8550U、メモリ 8GB、1TB HDDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)
Core i7-8550U
(CPU性能の評価)
Core i7-8550U
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-8550U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 29分07秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 3分41秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
質量のチェック
Critea DX-KS F7の質量は下表の通りです。
HDDを搭載したモデルのため、メーカー仕様値よりもやや重かったです。
質量 | |
---|---|
PC本体 | 1.875kg |
ACアダプター | 267g |
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性・温度のチェック
アイドル時でもやや動作音はします(約25dB前後)。その他の状態は、普通の騒音値だと思います。
CPU温度はやや低めです。
エンコード時のCPU温度と、CPUクロックの推移は下図のようになっています。CPU Clockは2300MHz近辺で安定して動作しており、CPU温度も65度前後と、問題ない温度で推移しています。
エンコード時のCPU温度とクロック
外観のチェック
外観のチェックです。
GeForce MX150を搭載した「Critea VF-HEKS」と外観は同じです。
底面カバーを外したときの画像です。メモリスロットは換装可能です。
HDDも換装できるでしょう。HDDの周りに黒いゴムの固定器具が見えると思いますが、2.5インチストレージを搭載しない構成にした場合、この器具が付いてこないようなので、ご注意下さい。
バッテリー容量は38.04Whです。
ACアダプターは小型です。
まとめ
以上が、ドスパラ Critea DX-KS F7のレビューです。
第8世代Coreプロセッサーに、フルHD液晶を搭載したスタンダードな構成のPCです。多くの用途で十分な性能だと思います。
M.2 SSDと2.5インチストレージを両方搭載することが可能なので、ストレージ構成は柔軟に変更することが可能です。
ただし、初期構成時のストレージがHDDなので、SSDの追加または変更をすることをおすすめします。
詳細・購入はこちら
【公式サイト】