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ドスパラ Altair F-13 の実機レビュー
第7世代CPUモバイルPCが8万円台
Altair F-13は、第7世代インテルCoreプロセッサー「Kaby Lake」を搭載しながら、8万円台で購入可能な13.3型モバイルノートパソコンです。
Core i5-7200U、メモリ8GB、256GB SSDといった構成で、メインPCとしても使えるスペックです。
重量は約1.35kgと、モバイルノートPCとしては軽くはないですが、重くもありません。
バッテリー容量も、約42Wh搭載しており十分な容量です。
公式サイト:ドスパラ(Altair F-13)
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
1 Altair F-13の基本スペック | 2 第7世代CPU搭載のモバイルPCとしては安い |
3 液晶ディスプレイのチェック | 4 キーボードおよびタッチパッドのチェック |
5 パフォーマンスのチェック | 6 バッテリー駆動時間のチェック |
7 重量のチェック | 8 カードリーダー/ライターのチェック |
9 静音性のチェック | 10 パーツの温度のチェック |
11 消費電力のチェック | 12 外観のチェック |
13 まとめ |
Altair F-13の基本スペック
Altair F-13の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年1月15日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第7世代インテルCore プロセッサー、Core i5-7200Uです。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックス 620(CPU内蔵)です。 |
液晶ディスプレイ 13.3型ワイド、フルHD(1920x1080)、高視野角、光沢液晶です。 |
メモリ 8GB DDR3Lです。なお、レビュー機はデュアルチャネルでした。 |
ストレージ 256GB SATA SSDです。 |
光学ドライブ 非搭載です。 |
バッテリー駆動時間 約7.7時間(メーカー仕様値)です。 |
その他 薄さ19.6mm(ゴム足含む)、重量は約 1.35kgです。 |
第7世代CPU搭載のモバイルPCとしては安い
本製品は、最新の第7世代のCoreプロセッサーを搭載したモバイルノートPCとしては、非常に安価な製品です。
モバイルノートPCは10万円以上する製品が多い中、本製品は8万円台(税込みなら9万円台)と安価です。
また、Core i プロセッサーを搭載した10万円以下のモバイルノートPCだけを抽出したのが下表です。できるだけ構成を合わせています。価格こそmouseのLuvBook Jのほうが安いですが、こちらのPCはCPUが2世代前のものになっています。Altair F-13は、最新のCPUですし、価格も数千円高いだけです。
ドスパラ Altair F-13 |
mouse LuvBook J |
レノボ ThinkPad 13 |
デル Inspiron 13 7000 2-in-1 |
|
---|---|---|---|---|
液晶 | 13.3型 FHD 高視野角 光沢 |
13.3型 FHD 非光沢 |
13.3型 FHD IPS 非光沢 |
13.3型 FHD IPS 光沢 |
CPU | Core i5-7200U | Core i5-5200U | Core i5-6200U | Core i5-7200U |
メモリ | 8GB | |||
ストレージ | 256GB SATA SSD | |||
重量 | 約1.35kg | 約1.4kg | 約1.44kg | 約1.75kg |
価格(税込) ※ | 93,744円 | 90,288円 | 99,360円 | 99,980円 |
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
まず、最大輝度は、実測で207cd/m2と低めでした。
視野角は良いです。視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや青と緑が強調されていますが、比較的素直な発色だと思います。
色域は普通です。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
表面は光沢で、映り込みがあります。
画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチの実測値は、横19mm、縦17mmと、縦のキーピッチがやや狭いです。キーストロークは実測で1mm強と浅いですが、最近のモバイルノートパソコンはみんなこんなものです。キートップはわずかに凹んでおり、指がフィットするようになっています。全体的にみてキーの押しやすさは普通だと思います。
気になったのは、「\」の位置で、左Shiftキーの隣に配置されています。NASを持っている方などはUNC(\\~)表記を使うことがあると思いますが、いつもと「\」の場所が違うので戸惑います。
また、「\」があるせいで、左Shiftキーの横幅が短くなっており、よくタイプミスします。慣れるまで時間がかかるでしょう。
キーボード全体図
キーの拡大図1
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。パフォーマンスのチェックです。
CPU
第7世代Coreプロセッサー「Kaby Lake-U」のCore i5-7200Uを搭載しています。モバイルノートPCとしては標準的な処理性能です。
CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージ
ストレージは、SATA SSDを搭載しています。PCIe-NVMe M.2 SSDほどの性能はありませんが、十分高速なストレージです。
ストレージの選び方(筆者の独自判断)
本製品で計測したベンチマーク
以下、Core i5-7200U、8GBメモリ、256GB SSD、インテル HD グラフィックス 620の構成でのベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)
Core i5-7200U
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Core i5-7200U(インテル HD グラフィックス 620)
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能の評価)
Core i5-7200U インテル HD グラフィックス 620 |
|
---|---|
x265でエンコード (※1) | 46分02秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 4分20秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
256GB SSD
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
本製品のバッテリー容量は、当サイトがフリーソフトで確認したところ、約42Whでした。メーカーが公表しているバッテリー駆動時間は約7.7時間です(計測方法不明)。
当サイトによるバッテリー駆動時間は次の通りです。メーカー仕様値が約7.7時間と書いてあると、短めのバッテリー駆動時間に思われるかもしれませんが、バッテリー容量は十分搭載されており、当サイトの計測では、他のモバイルノートPCと同等レベルの駆動時間です。
Core i5-7200U | |
---|---|
動画再生時 ※1 | 8時間08分 |
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 | 4時間21分 |
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 | 未実施 |
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
重量のチェック
本体の重量は、メーカー仕様値で、約1.35gとなっています。
当サイトによる計測値は、それよりもやや軽い1.322kgでした。最近のモバイルノートパソコンは1kg前後が多いため、軽くはないですが、十分持ち運べる重さです。
ACアダプターは198gと、比較的軽量です。
重量の実測結果
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
SDカード挿入後の出っ張りは、ほぼありません。
SDカードスロットの位置
速度は遅いです。
SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅱのカードで測定)