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ドスパラ Diginnos Stick DG-STK2Fの実機レビュー

Windows 10と冷却ファン搭載
非常にコンパクトで、HDMIポートに接続するだけで使える(もちろん電源も接続)スティック型PCです。
設置スペースを必要とせず、簡単に配線でき、価格も14,800円(税抜)と非常に安いです。
本体中央に冷却ファンが搭載されました。これにより、ファンのない旧モデルよりも、負荷をかけたときのCPU温度が下がりました。
Windows 10 も搭載し、手軽に新OSを体験できます。
メーカーサイト:ドスパラ(Diginnos Stick DG-STK2F)
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
1 Diginnos Stick DG-STK2Fの基本スペック | 2 特徴1 - 冷却ファンを搭載 |
3 特徴2 - 無線LANが安定 | 4 特徴3 - 液晶ディスプレイに接続するだけの手軽さ |
5 パフォーマンスのチェック | 6 静音性のチェック |
7 パーツの温度のチェック | 8 表面温度のチェック |
9 消費電力のチェック | 10 外観のチェック |
11 まとめ |
Diginnos Stick DG-STK2Fの基本スペック
Diginnos Stick DG-STK2Fの主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年8月26日時点の情報です。旧モデルのDG-STK1とスペックを比較すると、OSがWindows 10である点が異なります。
Diginnos Stick DG-STK2F | |
---|---|
OS | Windows 10 |
プロセッサー | Atom Z3735F |
メモリ | 2GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
主なスロット | USB2.0x1 microUSBx1 microUSB(給電用)x1 microSDカードスロット |
特徴1 - 冷却ファンを搭載
旧モデルのDG-STK1は冷却ファンを搭載しておらず、負荷をかけるとCPUなどの温度がかなり高めになっていました。一方、新モデルのDG-STK2Fは、本体中央に冷却ファンを搭載し、負荷をかけたときのパーツの温度が低くなりました。ただし、旧モデルは無音でしたが、新モデルはファンの回転音が聞こえるようになりました。

冷却ファンを搭載
特徴2 - 無線LANが安定
旧モデルのDG-STK1は無線LANが安定せず、途中でネットワークが切れてしまうことがありました。
一方、本製品は、無線LANが安定し、長時間、Huluなどの動画配信サービスで映画を視聴しても、ネットワークが切れることはありませんでした。なお、無線LANルーターを近距離に置いて、速度を計測したところ、約35Mbpsの速度が出ていました。速くはないですが、LAN経由でも、動画を視聴できるスピードです(もちろん、無線通信間の距離や環境によっては、もっと速度が下がります)。

無線LANの速度
特徴3 - 液晶ディスプレイに接続するだけの手軽さ
本製品は、液晶テレビのHDMIポートに挿すだけで使えるパソコンです。

ポートのHDMIポートに接続するだけ
HDMIポートに挿すだけといっても、もちろん電源ケーブル(マイクロUSBケーブル)を接続する必要はあります。なお、標準添付のケーブルは短いため、電源タップに届かない可能性があります。事前に設置環境を確認しておくと良いでしょう。

標準添付の電源ケーブルはやや短め
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
以下がベンチマークスコアです。ストレージは十分な速さです。CPUやメモリはタブレット並みの性能です。製品の性質上、メイン機として使うPCというよりも、サブ機として使用したり、用途を限定して使用したりするのに向いている製品だと思います。
なお、冷却ファンを搭載しているためか、旧モデルのDG-STK1よりも、ベンチマークスコアがやや良くなりました。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
ストレージのベンチマーク
普通のSSDよりは遅いですが、ランダムアクセスはHDDより速いです。PC起動などは十分速く、Web閲覧程度の用途ならストレスは感じません。
32GB eMMC
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
冷却ファンが搭載されたことで、ファンの回転音が聞こえます。騒音値はそれほどでもないですが、高音で、やや耳障りです。

騒音値の計測結果
部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB、 測定機器:GS-04
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※選択したCPUやGPUが異なると騒音値は変わってきます
左から1番目の図:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目の図:動画再生時(解像度:720x480で実行)
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
旧モデルのDG-STK1に比べると、動画再生時の温度が、かなり下がっています。


表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
高めの温度です。


消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
低い消費電力です。


外観のチェック
Diginnos Stick DG-STK2Fの外観です。
側面です。電源、microUSB(給電用)、USBポートがあります。
反対側の側面です。microUSBポート、microSDカードスロットがあります。
本体および付属品です。左から、本体、ACアダプター、マイクロUSBケーブル(給電用)、HDMI延長ケーブル、microUSB-USB変換ケーブルが同梱されています。
まとめ
以上がドスパラ Diginnos Stick DG-STK2Fのレビューです。
設置場所をとらず、手軽に配線でき、価格が14,800円(税抜)と非常に安いスティック型のPCです。
メイン機としてはスペック不足に感じますが、サブ機として使うなら良いと思います。リビングのテレビに接続して、NAS上に保管している動画や、動画配信サービスの動画を再生するメディアプレイヤーとして使っても良いと思います。
Windows 10 も搭載しており、手軽に新OSを体験できます。
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