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デル Precision 15 5000(5530) の実機レビュー

更新日:2019年1月24日
CPU Xeon E-2176M
Core i9-8950HK
Core i7-8850H
Core i5-8400H
Core i5-8300H
GPU Quadro P2000
Quadro P1000
CPU内蔵
メモリ 8GB~64GB
ストレージ HDD
SSHD
PCIe SSD
PCIe SSD + HDD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
4K 広視野角 タッチ
質量 約1.78kg~
バッテリー 約56Wh
価格[税別] 16万円台~

※バッテリー容量は当サイトにて確認

持ち運べるQuadro搭載ノートパソコン

Precision 15 5000(5530)は、Quadroの外部グラフィックスを搭載しても2kgを切る非常に軽いクリエイター向けノートパソコンです。

ボディも薄く、狭額ベゼルを採用しておりコンパクトで、カバンにも入れやすくなっています。

アルミ&カーボンファイバーのボディで、堅牢性も高く持ち運ぶときに安心ですし、質感も良く美しいデザインです。

液晶には、Adobe RGB を100%カバーしているUHD(4K)パネルを選択することもできます。クリエイターでも十分使える品質の液晶でしょう。

また、UHD(4K)液晶はAESペンにも対応しています。

公式サイトはこちら

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i9-8950HK、16GBメモリ、Quadro P2000、256GB PCIe SSD

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目次

お忙しい方は、「Precision 15 5000(5530)の特徴」のみお読みください。

Precision 15 5000(5530)の特徴

Quadroシリーズを搭載しながら薄型・軽量

Precision 15 5000(5530)は、質量が約1.78kg~、厚みが11.1~16.82mmと、モバイルワークステーションとしては、かなり軽量・薄型のノートPCです。

なお、最小質量は約1.78kgとなっていますが、今回試しているQuadroの外部グラフィックスを搭載したモデルの質量は、実測で1.912kgでした。やや重くはなるものの、Quadro搭載ノートPCとしてはかなり軽いと思います。

外出先へPCを持って行くことがある方には非常におすすめです。

薄型ボディ
Quadro搭載の構成でも1.912kg

 

Adobe RGBカバー率100%の4K液晶を選択可能

Precision 15 5000(5530)は、フルHDと4K(UHD)液晶が用意されていますが、4K液晶なら、Adobe RGBカバー率100%の広色域パネルになっています。デジタル写真を扱う方などにおすすめです。

Adobe RGB カバー率 100%の4K液晶を選択可能

 

4K液晶はペンにも対応

さらに、4K液晶はタッチパネルおよびペンにも対応しています。別売りのPN579Xのペンを試しに使ってみたところ問題なく使え、傾き検知にも対応していました。ちなみに、ワコム系AESペンなら、他のも使えると思います(傾き検知対応かはペンによる)。

ペンにも対応

 

剛性が高く、狭額ベゼルで美しいボディ

Precision 15 5000(5530)は、剛性の高いボディもウリです。ひねっても曲がりづらく、とても硬いボディです。さらに、狭額ベゼルを採用しており、正面からの見た目も美しいです。

剛性の高いボディ
狭額ベゼル

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

Precision 15 5000(5530)は、次の液晶を選択可能です。

液晶の種類

(1) FHD、非光沢、非タッチ、72%色域 ※1

(2) UHD(4K)、光沢、タッチ、Adobe RGBカバー率 100%色域

※1 何の色域を72%カバーしているのか不明ですが、おそらくAdobe RGBです

今回は、(2)のUHD(4K)液晶の特性を掲載します。

パネルの型番は「FNVDR LQ156D1」でした。

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系の画面であることが分かります。画像編集や映像編集などをする際は、キャリブレーションしたほうがいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

 

色域はかなり広いです。当サイトの計測では、Adobe RGBカバー率が100%、Adobe RGB比が111.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。近くでみるとタッチパネルの電極線がやや見えますが、ほぼ気になりません。ギラつきもありません。

画面拡大

 

光沢液晶ですので、画面への映り込みがあります。

画面への映り込み

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:18mm、キーストロークは約1.2mmとなっています。押し心地は普通です。ただし、Enterキーの幅が狭いです。他の機種とキーボードを共通化しているためだとは思いますが、かなり高価格帯の製品なので、この辺はどうにかして欲しかったです。

パームレストは、柔らかみのあるマットな素材である点はいいです。タッチパッドの操作性は普通です。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

バックライトキーボード

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品は、下表のようなCPU(緑色のバー)を選択できます。今回、Core i9-8950HKのベンチマークを計測しましたが、そこまでスコアは延びず、他のPCで計測したCore i7-8850Hと同等程度のスコアでした。

また、Xeon E-2176Mを搭載したモデルもあります。Xeonは、マルチプロセッサにできる点や、ECCメモリに対応しているという点がメリットですが、本機は、CPUは1基のみ搭載可能で、メモリは非ECCしか選択できません。Xeonのほうが相性がいいアプリを使うなら別ですが、通常ならCore i9-8950HKやCore i7-8850Hでいいかなと思います。

ちなみに、どのCPUを選んでも価格は同じです。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
Core i7-8850H 1152
Core i9-8950HK
[レビュー機で計測]
1137
Xeon E-2176M 1095
Core i5-8400H 820
Core i5-8300H 810
Core i7-8550U 580
Core i5-8250U 536
Core i3-8130U 342
Celeron N4100 229
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

外部グラフィックスには、Quadro P1000またはP2000を選択できます。モバイルワークステーションとしてのグラフィック性能はミドルクラスと言えますが、持ち運べるくらいの軽さのノートPCに搭載されたグラフィックスとしては、高い性能だと思います。

グラフィックス性能の目安
~ SPECviewperf 13【catia-05】 ~
Quadro P2000
[レビュー機で計測]
95.54
Quadro P1000 78.80
GeForce GTX 1050Ti
with Max-Q
44.45
Quadro P500 39.70
Intel UHD 630 19.07
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは、HDDや高速なPCIe SSDを選択できます。他にハイブリッドHDDも選択できすが、キャッシュで使われるSSDがどのくらいの速度なのか不明であるため、具体的な速度は分かりませんが、モバイルワークステーションにはPCIe SSDがふさわしいと思います。

また、PCIe SSD + HDDの構成も可能です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
PCIe-NVMe SSD
[レビュー機で計測]
3152
SATA SSD 550
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

レビュー機で計測したベンチマーク

以下、計測したベンチマーク結果を掲載します。

CINEBENCH R15
~ CPU性能の評価 ~
Core i9-8950HK
PassMark Performance Test 9.0
~ CPU性能の評価 ~
Core i9-8950HK
SPECviewperf 13
グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
Quadro P2000
3DMark
グラフィック(ゲーム向け)性能の評価 ~
Quadro P2000
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-8750H
32GBメモリ
87秒
Core i9-8950HK
16GBメモリ
90秒
Core i7-8650U
16GBメモリ
129秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i9-8950HK
Quadro P2000
82秒
Core i7-8750H
GTX 1060
122秒
Core i7-8750H
GTX 1050Ti Max-Q
135秒
Core i7-8750H
GeForce MX150
195秒
Core i7-8650U
Intel UHD 620
593秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Worksによるエンコード時間
  TMPGEnc
VMW 7
TMPGEnc
VMW 6
x265でエンコード (※1) 16分21秒 15分41秒
NVENCでエンコード (※2) 1分03秒 1分29秒
QSVでエンコード (※3) 2分58秒 3分02秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー

【x265でエンコードしたときのCPUクロック】
Core i9-8950HKのベースクロックは2.9GHz、ターボブースト時の最大クロックは4.8GHzとなっています。エンコード時は約2.9GHzで推移しており、ベースクロック通りですが、もう少し高いクロックで推移できてたら良かったです。

x265でエンコードしたときのCPUクロック(TMPGEnc VMW 7)
CrystalDiskMark 6(SSD)
256GB PCIe SSD

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。  

フルサイズのSDカードに対応しています。挿入後のSDカードの出っ張りは結構あります。このままカバンに入れると折れてしまいそうです。


SDカード挿入後の画像

 

SDカードリーダー/ライターの速度は速いです。

CrystalDiskMark 6(SDカード)
最大280MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

質量のチェック

Precision 15 5000(5530)の質量のチェックです。

前述しましたが、メーカー仕様値では、最小質量は約1.78kgととなっています。ただし、この最小質量は、Quadroの外部グラフィックスを搭載していないモデルの質量だと思います。

Quadro P2000を搭載したモデルについて、当サイトにて計測した質量は下表の通りです。Quadroを搭載していても、2kgを切る軽さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.912kg
ACアダプター 423g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Precision 15 5000(5530)のバッテリー駆動時間チェックです。

当サイトで確認したところ、バッテリー容量は56Whでした。やや大きめの容量です。ただし、高性能CPUに外部グラフィックスを搭載しているため、バッテリー駆動時間はそこまで長くはありません(下表)。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
PCMark 8 Work テスト ※1 3時間21分
動画再生時 ※2 4時間10分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※2 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の動作音です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Premiere Proで、4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。

エンコードを実行すると、CPU温度はやや高めです。Adobe Premiere Proで動画編集中にプレビューしたときもやや高めですが、ギリギリ問題ない範囲かなと思います。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード部分はやや熱いですが、手が密着するパームレスト部分は高い負荷をかけてもそれほど熱くなりません。クリエイティブな作業をしていても、それほど気になることはないでしょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能CPU、GPUを搭載しているため、やや高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ボディカラーは「プラチナシルバー(Platinum Silver)」と「ブラシ加工オニックス(Brushed Onyx)」の2種類がラインナップされていますが、今回は、ブラシ加工オニックスのカラーとなります。

なお、カラーは、カスタマイズ画面の「ディスプレイ」の項目で選択できます。

 

パームレストはカーボンファイバーを採用しており、繊維の織り目が見えてかっこいいです。

 

天板はアルミ製で、薄くヘアラインも入っており高級感があります。

 

液晶が開く最大の角度は、下図の通りです。

 

インターフェースは、次の通りです。フルサイズのUSB、USB Type-C、HDMI、フルサイズのSDカードスロットと主要なポートは揃っています。

 

底面もゴム足以外の凹凸がなく質感も良く、素敵です。

スピーカーは正面側にありますが、音がテーブルに当たりややこもった感じになります。勝手に点数をつけると10点満点で5点です(普通が5点)。

 

ACアダプターは薄いのでカバンに入れやすいです。容量は130Wです。電源ケーブルが太いのが残念です。

 

まとめ

以上が、Precision 15 5000(5530)のレビューです。

Quadroの外部グラフィックスを搭載しながら、2kgを切る軽さのモバイルワークステーションです。

Adobe RGBカバー率100%の4K液晶も選択でき、クリエイターも満足できる品質でしょう。メーカーサイトには特に明記されていませんでしたが、ペンも使用できました。

アルミ&カーボンファイバーを採用したボディは品があり、薄型&狭額ベゼルでモダンな見た目です。

少し気になったのは、Enterキーの横幅が狭い点です。高価なモデルなので、もう少しキーボードも改善してくれると嬉しいです。また、4Kの非光沢液晶もあると嬉しかったです。

 

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