※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

New Inspiron ゲーミングデスクトップの特徴と性能は?

更新日:2017年6月13日

実際に製品を使用したレビュー記事を公開しました。
詳細はこちらをご覧ください。
↓↓↓↓↓
Inspiron ゲーミングデスクトップの実機レビュー

 

2017年6月9日、デルより、AMD RyzenのCPUを搭載したゲーミングPC「New Inspiron ゲーミングデスクトップ」が発売されました。特徴は次の通りです。

New Inspiron ゲーミングデスクトップの特徴

CPU性能はかなり高い

New Inspiron ゲーミングデスクトップは、Ryzen のCPUを搭載しています。

具体的にはRyzen 7 1700X、Ryzen 5 1600X、Ryzen 5 1400を搭載したモデルがあります。ゲーミングPCでよく使われるインテルCoreプロセッサーとCPU性能を比較したものを下表に掲載しますが、特にRyzen 7 1700Xは非常に高い性能です。

CPU関連のベンチマークスコア例
  CINEBENCH R15
CPU (Multi)
Passmark
CPU Mark
Ryzen 7 1700X 1528 14689
Ryzen 5 1600X 1179 13060
Core i7-7700K 980 12246
Core i7-7700 885 11517
Ryzen 5 1400 665 8537
Core i5-7500 599 8335
※Ryzen 7 1700X、Ryzen 5 1600XについてはGAMGESPOTPassmarkからスコアを引用させていただいています。
※Ryzen 5 1400についてはOC3D.NETとPassmarkのサイトからスコアを引用させていただいています。
※それ以外のスコアは当サイトにて、別のPCで計測した数値です。

AMD社が紹介したインテルCoreプロセッサーとの比較

今回の新製品発表会にて、AMD Ryzenとインテル Coreプロセッサーとの性能差が紹介されました。なお、AMD社の方から紹介された説明資料であることは考慮して下さい。

価格が近いRyzenとCore プロセッサーについて性能を比較したのが下表です。いずれもAMD Ryzen のほうが、大きくベンチマークスコアが上回っています。

グラフィックス性能はどう?

本製品は、Radeon RX 570またはGeForce GTX 1060のグラフィックスを搭載したモデルがあります。

FF14 紅蓮のリベレーターのベンチマークスコアを下表に掲載しますが、Radeon RX 570は、GeForce GTX 1060よりスコアは落ちるものの、GTX 1050Tiよりは性能が高くエントリーモデルとしては十分な性能があります。フルHD/60Hz駆動の液晶ディスプレイでゲームをする場合、"中~高め"のグラフィック品質設定でプレイできるゲームが多いと思います。

GeForce GTX 1060であれば、"高め~最高"のグラフィック品質設定でプレイできるが多いでしょう。人気のグラフィックスです。ただし、Ryzen のCPUと組み合わせた場合、(ゲームにもよりますが)ややゲームフレームレートが下がる傾向にあります。New Inspiron ゲーミングデスクトップは、AMDのパーツを使うことで他と差別化した製品だと思うため、Radeon RXシリーズのグラフィックスを搭載したモデルのラインナップをもう少し増やしても良かったと思います。

また、Radeon RX 570を選びたい場合、Ryzen 5 1400のCPUを搭載したモデルしかなく、Ryzen 5 1600Xなどを搭載したモデルがありません。カスタマイズできても良かったと思います。

GPU関連のベンチマークスコア例
  FF14 紅蓮のリベレーター
(最高設定)
GeForce GTX 1060 12361
Radeon RX 570 約9800
GeForce GTX 1050Ti 7674
GeForce GTX 1050 7045
※Radeon RX 570についてはこちらのサイトからスコアを引用させていただいています。
他のスコアについては当サイトで、他のPCで計測したものです。

価格も安い

本製品は価格も安いです。

まず、Ryzen 5 1400とRadeon RX 570を搭載したモデル(スタンダードVRモデル)が10万円を切る価格(税抜)となっており、非常に安いです。エントリーモデルとしては抜群のコスパだと思います。

また、Ryzen 7 1700XとGTX 1060 6GBを搭載したモデル(プラチナVRモデル)と、同等構成の他社PCとを比較したのが下表です。全く同じ構成にはできていませんが、New Inspiron ゲーミングデスクトップは他のPCよりも安いと言っていいと思います。

さらに、デルは10%オフや10,000引きなどのクーポンを発行していることが多く、それを使えばさらに安くなります。

同等構成の他社PCとの価格比較
  New Inspiron
ゲーミングデスクトップ
プラチナVR
ドスパラ
GALLERIA AT
パソコン工房
CPU Ryzen 7 1700X
メモリ 8GB
グラフィックス GTX 1060 6GB
SSD 256GB M.2 SSD 500GB SSD 240GB SSD
HDD 1TB HDD 2TB HDD 1TB HDD
電源 460W 500W 500W
価格(税抜) 149,980円 163,980円 159,980円

外観のチェック

左サイドとフロントには斜めに切り込みが入っており、正面からみると左右非対称のデザインでかっこいいと思います。

 

左サイドを斜め上から見たり、フロントパネルを正面から見たりすると、内部のブルーLEDの明かりが漏れて見え幻想的です。DELLのロゴもブルーに光ります。

 

フロントには、薄型の光学ドライブが1つ標準搭載されています。その下には5.25インチオープンベイがありますが、空きとなっています。自分で2つ目の光学ドライブなどを増設することが可能です。

また、フロントにはUSB2.0、USB3.0、USB Type-C、SDカードスロットなどが搭載されています。

 

天面は凹んでおり、スマートフォンなどの小物を置けるようになっています。

 

背面もブルーLEDの光が漏れておりかっこいいです。

 

電源ユニットは一番下に搭載されています。

 

内部の画像です。

メモリスロットは2つとやや少なめです。

 

Radeon RX 570は、サポートバーで固定されていました。

 

ストレージは、M.2スロットが2つ、3.5インチベイが2つ、2.5インチベイが1つあります。3.5インチベイは一番下に、2.5インチベイはその上にあります。

 

電源ユニットは460Wでした。

製品ページには、「シャーシ APFC 460W 付き」と書かれているものの、「電源装置300W内蔵PSU、460W内蔵PSU、850W内蔵PSU」とも書かれており、どの電源が搭載されるのかよく分かりませんが、サポートに聞いてみたところ、いずれのモデルも460W電源であるようです(サポートもたまに間違えるので、違っていたらごめんなさい)。

New Inspiron ゲーミングデスクトップのスペック

最後に、New Inspiron ゲーミングデスクトップのスペックを掲載します。

スペック
  スタンダード
VR
プレミアム
VR
プラチナ
VR
スプレマシー
VR
CPU Ryzen 5 1400 Ryzen 5 1600X Ryzen 7 1700X
メモリ 8GB 16GB
ストレージ 1TB HDD 128GB M.2 SSD
+1TB HDD
256GB M.2 SSD
+1TB HDD
グラフィックス Radeon RX 570 GeForce GTX 1060 6GB
価格 99,980円 129,980円 149,980円 159,980円
※価格は変動します

まとめ

New Inspiron ゲーミングデスクトップは、RyzenのCPUを搭載し、CPU性能が高いゲーミングPCです。性能が高い割には価格も安く、コストパフォーマンスにも優れています。

グラフィックスはRadeon RX 570またはGeForce GTX 1060となっています。Radeon RX 570なら"中~高"、GeForce GTX 1060なら"高~最高"のグラフィック品質設定で、プレイできるゲームが多いと思います。ただ、Ryzen CPUとGeForceの組み合わせは、インテル CPUとGeForceの組み合わせに比べて、ゲームによってはフレームレートが落ちることがあるためご注意下さい。

Radeon RXシリーズのラインナップを増やし、カスタマイズも可能であれば、なお良かったかなと思います。

詳細はこちら
デル直販サイト:公式サイトこちら