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デル Inspiron スモールデスクトップ 3252 の実機レビュー

更新日:2016年1月27日
CPU Celeron / Pentium
GPU CPU内蔵
Radeon 530
メモリ 4GB
ストレージ HDD
光学ドライブ DVDドライブ
価格 7万円台~

約4万円と安い!

Inspiron スモールデスクトップ 3252は、約4万円で購入可能な、エントリー向けのデスクトップパソコンです。

本体サイズが、スリムタワーPCケースよりも一回り小さく、省スペースな製品です。

子供に初めて買うパソコンにはちょうど良いと思います。眼が悪くならないように液晶だけは良い物を買って、PC本体は、本製品のような安価なもので、とりあえず済ませることができます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Celeron N3050、4GBメモリ、500GB ハードディスク

目次

特徴1 - 約4万円から購入可能な安さ

Inspiron 3252は、Celeron N3050を搭載し、約4万円から購入可能な安さが魅力のデスクトップパソコンです。

ただし、Celeron N3050はノートパソコン用のCPUで性能は高くありません。負荷の低い作業なら問題ないですが、動画編集や画像編集などのクリエイティブな作業は無理ですし、負荷の軽い作業でも、バックグラウンドメンテナンス処理やウイルスチェックが走っていると重く感じます。

Inspiron 3250に搭載しているCore i5-6400は、デスクトップ用のミドルスペックCPUで、Celeron N3050と比べると大きな性能差があります(下表参照)。用途にもよりますが、個人的にはCore i5-6400をおすすめしたいです。

Inspiron スモールデスクトップで搭載可能なCPUの比較
  Celeron N3050 Core i5-6400
Passmark CPU Mark(CPU性能) 1042 6349

特徴2 - 小型のボディ

Inspiron スモールデスクトップは、ボディが小さい製品です。

ミニタワーPCと比較すると、大きさがかなり違うことが分かると思います。


一般的なミニタワーPCとの比較

 

スリムタワーPCと比較しても、一回りサイズが小さいです。


一般的なスリムタワーPCとの比較

 

デルのInspiron デスクトップ 3650と比較した場合、横幅と高さは本製品のほうが小さいです。ただし、奥行きに関してはInspiron デスクトップ 3650のほうが小さいです。


Inspiron デスクトップ 3650との比較

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

前述しましたが、Celeron N3050のCPUの場合は低い性能です。ストレージもハードディスクしか選択できません。

Celeron N3050、4GBメモリ、500GB ハードディスクの構成時のベンチマークスコアは下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

Celeron N3050のCPUでは1時間以上かかるため、今回は省略します。

ストレージのベンチマーク


500GB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって、結果が変わります。Core i5-6400を搭載したInspiron 3250の場合は、結果は大きく変わると思います。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。

非常に静かな動作音です。


パーツの温度のチェック

HWMonitorのソフトをインストールできなかったため、今回は省略します。

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

今回は低性能なCPUを搭載しているため、消費電力は低いです。


外観のチェック

外観のチェックです。

やや丸みを帯びた光沢仕様のフロントパネルです。光学ドライブはスリムタイプです。メモリカードリーダー/ライターも搭載しています。

 

天面です。

 

側面です。

 

底面です。細長いゴム足があります。

 

背面です。VGAとHDMIの映像出力ポートがありますが、DVIポートはありません。

 

電源は内蔵しておらず、65WのACアダプターを用いています。

ケースの内部とエアフローのチェック

ケース内部とエアフローです。

なお、Celeron N3050を搭載したInspiron 3252と、Core i5-6400を搭載したInspiron 3250では、マザーボードが異なります。今回は、Celeron N3050を搭載したInspiron 3252の内部画像を掲載します。

マザーボードは非常に小さく、Mini-ITX程度の大きさです。PCI Express スロットは1つも無く、ドライブベイも1つしかありません。拡張性はほぼ無いです。また、下側に無駄なスペースがあります。

ただし、Core i5-6400を搭載したInspiron 3250の場合は、マザーボードのサイズが異なり、PCI Expressスロットも搭載されています。

 

ファン類は、CPUファンのみで、静音性は高いです。メモリスロットは1つのみで、DDR4には対応していません。

 

3.5インチドライブの画像です。

 

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

まとめ

以上が、Inspiron スモールデスクトップ 3252のレビューです。

約4万円という安さが魅力のデスクトップパソコンです。入門機として適した製品です。

本体サイズも、スリムタワーPCよりも一回りちいさく省スペースです。ただし、デスクトップPCにも関わらず拡張性はほぼ無く、選択できるパーツも限られています。下側に無駄なスペースもあります。

なお、Core i5-6400を搭載したモデルは、このPCケースに合うマザーボードが搭載されているようです。

Celeron N3050を搭載したモデルはもっと小型化できたと思うのですが、Core i5-6400を搭載したモデルとPCケースを共通化することで、価格を下げていると思われます。

個人的には、子供に最初に買うパソコンにちょうど良いのではないかと思います。ノートパソコンで安価な製品だと液晶の質が悪く、眼を悪くしかねません。そのため、液晶だけは品質の良いものを購入しておいて長く使い、PC本体は本製品を購入して、とりあえず安く済ませることが出来ます。パソコンを本格的に使うようになったら、もっと高いPC本体に買い替えれば良いです。

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