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デル Inspiron デスクトップ 3650 の実機レビュー
奥行きが短い!
Inspiron デスクトップ 3650は、エントリー向けのミニタワー・デスクトップパソコンです。
奥行きが短いことが特徴で、デスクの上に置いたときに圧迫感が無く、パソコンの前のスペースが広くとれるため、資料を広げたりすることも可能です。
全体的にロースペックな構成ですが、CPUには、ミドルスペックのCore i5-6400を搭載し、多くの作業は問題なくこなせます。
メーカー直販サイト:
デル公式サイト
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
1 Inspiron デスクトップ 3650 の基本スペック | 2 特徴1 - 奥行きが短いミニタワー |
3 パフォーマンスのチェック | 4 ゲームベンチマーク |
5 静音性のチェック | 6 パーツの温度のチェック |
7 消費電力のチェック | 8 外観のチェック |
9 ケースの内部とエアフローのチェック | 10 まとめ |
Inspiron デスクトップ 3650シリーズの基本スペック
Inspiron デスクトップ 3650シリーズの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年1月24日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第6世代インテルCore i プロセッサーのCore i5-6400です。 |
グラフィックカード CPU内蔵またはGeForce GT 730 です。本機は後者です。 |
メモリ 8GBです。 |
ハードディスク/SSD 1TB HDDです。後日2TB HDDも選べるようになるようです。 |
光学ドライブ トレイロード式内蔵DVDスーパーマルチドライブです。 |
電源 240W電源です。 |
特徴1 - 奥行きが短いミニタワー
本製品は、奥行きが27.4cmと短いミニタワーパソコンです。
一般的なミニタワーパソコンと比較したのが下の図です。奥行きがかなり短いことが分かります。
一般的のミニタワーPCケースとの比較
奥行きが45cmしかないテーブルに置いても、圧迫感が少ないです。奥行き60cmのテーブルなら、PCの前で資料を広げたりすることができます。
奥行きが45cmしかないテーブルに置いても、圧迫感が少ない
通常のミニタワーパソコンは、マザーボードの隣にストレージを格納するドライブベイがありますが、本製品はマザーボードと重なるようにドライブベイが配置されています。これにより奥行きを短くすることが出来ています。
内部の画像
マザボードとストレージが重なり合うように配置
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUにはCore i5-6400を搭載し、まずまずの性能です。メモリも8GBと普通の容量です。ストレージはハードディスクしか選択できません。グラフィックスは、専用のグラフィックカードを選択できますが、ローエンドモデルのGeForce GT 730しか選べません。
BTOパソコンの割にはパーツの選択肢が少なく、思い通りの構成にならないことが多いです。
Core i5-6400、8GBメモリ、1TBハードディスク、GeForce GT 730の構成でのベンチマーク結果は下の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。
Core i5-6400 | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 27分13秒 |
x264でエンコード (※2) | 13分28秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 7分27秒 |
QSVでエンコード (※4) | ― |
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速
ストレージのベンチマーク
1TB HDD |
SDカードのベンチマーク
UHS-Ⅰ対応カード
ゲームベンチマーク
本製品は、GeForce GT 730のグラフィックスを搭載することが可能です。
ローエンドなグラフィックスであるため、下表のようにベンチマークスコアは低く、第6世代インテル Core i プロセッサーの内蔵GPU(インテル HD グラフィックス)と大差ありません。
GeForce GT 730に搭載されているDVIポートを使いたいというならこのカードを選択しても良いですが、それ以外でこのカードを選択する理由は特にありません。CPU内蔵のGPUで十分です。
製品名 | デル Inspiron デスクトップ 3650 | |||
基本スペック | Core i5-6400 GeForce GT 730(2GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | 標準品質 ★ | 2043 (快適) | ||
高品質 ★ | 1096 (設定変更が必要) | |||
最高品質 | 1011 (設定変更が必要) | |||
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 | 標準品質 ★ | 3481 (やや快適) | ||
高品質 ★ | 1839 (設定変更が必要) | |||
最高品質 | 1393 (設定変更が必要) | |||
ドラゴンズドグマオンライン |
低品質 | 2554 (普通) | ||
標準品質 | 2464 (普通) | |||
最高品質 | 2017 (普通) | |||
ファンタシースターオンライン2 ver.2 | 描画:3 | 1812 (重い) | ||
描画:5 | 964 (重い) | |||
バイオハザード6 | ― | RANK C (1806) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 1833 | ||
ドラゴンクエストX | 標準品質 | 5909 (快適) | ||
最高品質 | 3920 (快適) | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
GPU-Zで確認したグラフィックスの情報は次の通りです。
GeForce GT 730のグラフィックカードのスペック