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デル Inspiron デスクトップ 3650 の実機レビュー

更新日:2016年1月27日

奥行きが短い!

Inspiron デスクトップ 3650は、エントリー向けのミニタワー・デスクトップパソコンです。

奥行きが短いことが特徴で、デスクの上に置いたときに圧迫感が無く、パソコンの前のスペースが広くとれるため、資料を広げたりすることも可能です。

全体的にロースペックな構成ですが、CPUには、ミドルスペックのCore i5-6400を搭載し、多くの作業は問題なくこなせます。

メーカー直販サイト:
デル公式サイト


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

Inspiron デスクトップ 3650シリーズの基本スペック

Inspiron デスクトップ 3650シリーズの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年1月24日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCore i プロセッサーのCore i5-6400です。
グラフィックカード
CPU内蔵またはGeForce GT 730 です。本機は後者です。
メモリ
8GBです。
 
ハードディスク/SSD
1TB HDDです。後日2TB HDDも選べるようになるようです。
光学ドライブ
トレイロード式内蔵DVDスーパーマルチドライブです。
電源
240W電源です。
 

特徴1 - 奥行きが短いミニタワー

本製品は、奥行きが27.4cmと短いミニタワーパソコンです。

一般的なミニタワーパソコンと比較したのが下の図です。奥行きがかなり短いことが分かります。


一般的のミニタワーPCケースとの比較

 

奥行きが45cmしかないテーブルに置いても、圧迫感が少ないです。奥行き60cmのテーブルなら、PCの前で資料を広げたりすることができます。


奥行きが45cmしかないテーブルに置いても、圧迫感が少ない

 

通常のミニタワーパソコンは、マザーボードの隣にストレージを格納するドライブベイがありますが、本製品はマザーボードと重なるようにドライブベイが配置されています。これにより奥行きを短くすることが出来ています。


内部の画像


マザボードとストレージが重なり合うように配置

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUにはCore i5-6400を搭載し、まずまずの性能です。メモリも8GBと普通の容量です。ストレージはハードディスクしか選択できません。グラフィックスは、専用のグラフィックカードを選択できますが、ローエンドモデルのGeForce GT 730しか選べません。

BTOパソコンの割にはパーツの選択肢が少なく、思い通りの構成にならないことが多いです。

Core i5-6400、8GBメモリ、1TBハードディスク、GeForce GT 730の構成でのベンチマーク結果は下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i5-6400
x265でエンコード (※1) 27分13秒
x264でエンコード (※2) 13分28秒
NVENCでエンコード (※3) 7分27秒
QSVでエンコード (※4)
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク

1TB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

ゲームベンチマーク

本製品は、GeForce GT 730のグラフィックスを搭載することが可能です。

ローエンドなグラフィックスであるため、下表のようにベンチマークスコアは低く、第6世代インテル Core i プロセッサーの内蔵GPU(インテル HD グラフィックス)と大差ありません。

GeForce GT 730に搭載されているDVIポートを使いたいというならこのカードを選択しても良いですが、それ以外でこのカードを選択する理由は特にありません。CPU内蔵のGPUで十分です。

ゲームベンチマーク
製品名 デル Inspiron デスクトップ 3650
基本スペック Core i5-6400
GeForce GT 730(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 2043 (快適)
高品質 ★ 1096 (設定変更が必要)
最高品質 1011 (設定変更が必要)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 標準品質 ★ 3481 (やや快適)
高品質 ★ 1839 (設定変更が必要)
最高品質 1393 (設定変更が必要)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 2554 (普通)
標準品質 2464 (普通)
最高品質 2017 (普通)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 1812 (重い)
描画:5 964 (重い)
バイオハザード6 RANK C (1806)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1833
ドラゴンクエストX 標準品質 5909 (快適)
最高品質 3920 (快適)
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したグラフィックスの情報は次の通りです。


GeForce GT 730のグラフィックカードのスペック

 

 

 

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