※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

デル New Inspiron 13 5000 2 in 1 (5368) の実機レビュー

更新日:2016年9月13日
更新日:2016年10月3日
CPU 第6世代Core
GPU CPU内蔵
メモリ 4 / 8GB
ストレージ HDD / SSD
液晶サイズ 13.3型ワイド
液晶種類 FHD 広視野角 タッチ
質量 約1.62kg
バッテリー 最大9時間2分
価格 7万円台~

お手頃価格の2 in 1 モバイルPC

デル New Inspiron 13 5000 2 in 1は、7万円台から購入可能なお手頃価格の2 in 1 モバイルノートPCです。

比較的安い製品ですが、Core i プロセッサーおよび、広視野角のフルHDを搭載し、さらにSSDを搭載したモデルもあり、スペックは十分です。

樹脂製ボディですが、メタリックな質感で、安っぽく見えません。

追記:第7世代インテル Core プロセッサーを選択できるようになりました。第7世代CPUが搭載されたモデルの詳細型番は「5378」となります。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i3-6100U、4GBメモリ、500GB HDD

目次

New Inspiron 13 5000 2 in 1の基本スペック

New Inspiron 13 5000 2 in 1の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年9月11日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCPUです。本機はCore i3-6100Uです。
グラフィックカード
CPU内蔵のグラフィックスです。
 
液晶ディスプレイ
13.3型ワイド、タッチパネル1920x1080ドット、広視野角液晶です。
メモリ
4~8GBメモリです。本機は4GBです。
 
ストレージ
HDD、SSDを搭載したモデルがあります。本機は500GB HDDです。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値では最大9時間2分です。測定方法は不明です。
その他
重量は最小構成で約1.62kg、薄さは20.4mm(最厚部)です。

特徴1 - お手頃価格のフルHD・モバイルノートPC

New Inspiron 13 5000 2 in 1は、お手頃価格のモバイルノートPCです。

モバイルノートPCとしてはやや重量は重いですが、標準的な処理性能を持っており、液晶には広視野角のフルHD液晶を搭載し、十分使えるスペックでありながら、価格は7万円台からとお手頃価格の製品です。

XPS 13などの高級モバイルノートパソコンのような軽量さ、質感の良さはありませんが、コストパフォーマンスは高いと思います。

特徴2 - 変形型の2 in 1 パソコン

本製品は、液晶が360度回転し、下図のような形状にできる 2 in 1 パソコンです。

基本的にはノートPC形状で使用することが多いと思いますが、場面によっては別の形状で使ったほうが便利なときもあります。


変形可能な2 in 1 パソコン

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、やや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

また、ギラつきは感じません。光沢液晶ですので、画面への映り込みがあります。

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19 x 縦:18mmで、キーストロークは約1.5mmです。モバイルノートPCとしては十分な数値でしょう。キートップはフラットに感じましたが、画像でみるとやや湾曲しているようです。底つきの衝撃は普通です。

ただ、「Enter」と「}」や、「\」と「Backspace」など1つのキーを無理やり2つに分割したようなキーがあり、見た目があまり良くないです。また、「Backspace」のキーがやや小さく、ブラインドタッチだと打ち間違えやすいです。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッドの操作感は普通です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUはCore i プロセッサーを搭載し、ストレージにはSSDを選択でき、モバイルノートPCとして標準的な処理性能です。

ただし、HDDを搭載したモデルに比べ、SSDを搭載したモデルは価格が高くなってしまうのが残念です(HDD搭載モデルは7万円台~、SSD搭載モデルは10万円台~)。

Core i3-6100U、4GBメモリ、500GB HDD構成でのベンチマークスコアは下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark v2

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i3-6100U
x265でエンコード (※1) 省略
x264でエンコード (※2) 23分45秒
NVENCでエンコード (※3)
QSVでエンコード (※4) 省略

ストレージのベンチマーク


500GB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー駆動時間のメーカー公称値は、最大9時間2分となっています。

当サイトによるバッテリー駆動時間の計測結果は下表のとおりです。モバイルノートパソコンとして、普通の駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  Core i3-6100U
HDD
動画再生時 ※1 省略
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 4時間21分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 4時間58分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

重量のチェック

メーカー公表値の重量は最小構成で1.62kgとなっています。

当サイトで計測した重量は1.623kgでした。SSDを搭載すればもう少し軽くなると思います。ACアダプターは比較的軽いですが、ケーブルが太い点が残念です。


重量の実測結果

 


 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。

低めの動作音です。


【新】騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB



【旧】騒音値の計測結果
計測機器:GS-04、部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通の温度です。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボードがある面に気になる部分はありません。裏面は上部の中央付近が熱くなります。膝の上に置いて作業をするときは気を付けましょう。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

やや低めの消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。

ボディは樹脂製ですが、メタリック感があり安っぽく見えないです。指紋も目立ちにくいです。

 

天板です。

 

L字型にしたときの画像です。画面が手前にくるため、動画などを観るときに良いです。

 

テント型にしたときの画像です。画面が手前にきて、さらに液晶が固定されるため画面にタッチしても画面が揺れません。

 

タブレット型にしたときの画像です。手に持って使うときや、床に置いてタッチ操作したいとき、子供にキーボードを触られたくないときなどは便利です。

 

タブレット形状にしたときの液晶部と本体部の隙間です。液晶が360度回転する 2 in 1 PCは、タブレット形状にしたときにどうしても隙間が空いてしまいます。

 

ヒンジ部分の画像です。

 

底面です。

 

液晶は360度回転するため、下図のように180度開いて相手に画面を見せることも可能です。

 

右側面のポートです。電源ボタン、音量ボタン、SDカードスロット、USBポートなどがあります。

 

SDカード挿入後の画像です。出っ張りはほぼありません。

左側面のポートです。電源、HDMI、USB、ヘッドホン端子があります。

 

ACアダプターはコンパクトです。電源ケーブルは太いです。

まとめ

以上が、New Inspiron 13 5000 2 in 1のレビューです。

Core i プロセッサーに広視野角のフルHD液晶を搭載し、標準的なスペックでありながら、7万円台から購入可能な、お手頃価格の2 in 1 モバイルノートPCです。

ボディは樹脂製ですが、メタリック感があり、安っぽく見えません。

ただし、モバイルノートPCとしては、やや重量が重いです。また、SSDを搭載したモデルは、10万円を超え、お手頃感がやや薄れます。

詳細・購入はこちら

【公式サイトはこちら】
公式サイトこちら