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デル New XPS 8900 の実機レビュー

ミドルスペックで良い人におすすめ
ハイエンドなPCは必要ないけど、そこそこ性能が良いミドルスペックのデスクトップPCを探している方に最適なミニタワーです。
グラフィックカードは、GeForce GTX 980Tiのようなカードは選択できないものの、最大でGTX 960を選択可能です。
ストレージは、PCIe接続のSSDは選択できませんが、SATA接続のM.2 SSDなら選択可能です。
CPUはCore i7-6700Kを選択できます。
サポートは良いです。24時間365日電話受付+出張修理対応のサポートを選択できます。さらに、価格も安いです。
メーカー直販サイト:
デル公式サイト
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
1 New XPS 8900 の基本スペック | 2 特徴1 - 24時間365日電話受付+出張修理対応 |
3 特徴2 - M.2スロット含む4台のストレージを搭載可能 | 4 特徴2 - GeForce GTX 960選択可能 |
5 パフォーマンスのチェック | 6 静音性のチェック |
7 パーツの温度のチェック | 8 消費電力のチェック |
9 外観のチェック | 10 ケースの内部とエアフローのチェック |
11 まとめ |
New XPS 8900シリーズの基本スペック
New XPS 8900シリーズの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年1月19日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第6世代インテルCore i プロセッサーを選択可能です。本機はCore i7-6700Kです。 |
グラフィックカード エントリー~ミドルスペックのカードを選択可能です。本機は GeForce GTX 960(2GB)。 |
メモリ 最大で32GBのメモリを選択できます。本機は8GBx2 + 4GBx2 の合計24GBです。 |
ハードディスク/SSD 単体HDDや「M.2 SSD+HDD」を選択可能です。本機は256GB M.SSD+2TB HDDです。 |
光学ドライブ DVDドライブまたはブルーレイドライブを選択できます。本機はブルーレイドライブです。 |
電源 460W電源です。 |
拡張性 5.25インチベイ x2、3.5インチベイ x3です。PCI Express x16が2スロット、PCI Express x4が1スロットです。構成によって空きは変わります。 |
特徴1 - 24時間365日電話受付+出張修理対応
PC初心者の方は、国内メーカー以外のPCに対して、サポートに不安を感じる方もいると思います。
しかしデルなら、24時間365日電話サポートを受けることができて安心です。プロサポートならハードウェアやOSだけでなく、Officeなどの他社製ソフトウェアも、サポートの対象です(すべてのソフトウェアが対象ではありません)。しかも、サポートは国内の熟練技術者が対応してくれます。
また、出張修理サポートも実施しています。技術者が自宅まで来てパソコンを修理してくれるため、重いデスクトップパソコンを梱包してメーカーへ発送するような手間がありません。
詳細はこちら → デル - 保証とサービス
特徴2 - M.2スロットを合わせて4台のストレージを搭載可能
XPS 8900は、最大4台のストレージを搭載可能です。
3.5インチベイが3つに、M.2スロットが1つあります。
なお、今回搭載されていたM.2 SSDは、「SanDisk X300 M.2 2280 256GB SSD」でした。十分高速ではありますが、このSSDはSATA接続で、PCIe接続ではありません。

3.5インチベイ x3

M.2スロット

デバイスマネージャーによるディスクドライブの詳細
特徴2 - GeForce GTX 960選択可能
本製品は、グラフィックカードに、GeForce GT 730、GTX 745、Radeon HD R9 370、GTX 960を選択することができます。ゲームをするなら、GeForce GTX 960がお勧めです。ゲームをしないなら安いもので構いません。
GeForce GTX 960を搭載した本機でのゲームベンチマークのチェックです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「361.43」です。やや高めのグラフィック設定でも60fpsを超え、快適にゲームをプレイできます。
製品名 | デル New XPS 8900 | |||
基本スペック | Core i7-6700K GeForce GTX 960(2GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | ![]() |
標準品質 ★ | 15339 (非常に快適) |
高品質 ★ | 8101 (非常に快適) | |||
最高品質 | 7053 (非常に快適) | |||
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 | ![]() |
標準品質 ★ | 20811 (非常に快適) |
最高品質 | 9542 (非常に快適) | |||
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ドラゴンズドグマオンライン |
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低品質 | 13259 (とても快適) |
標準品質 | 13168 (とても快適) | |||
最高品質 | 12198 (とても快適) | |||
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ファンタシースターオンライン2 ver.2 | ![]() |
描画:3 | 76523 (快適) |
描画:5 | 41274 (快適) | |||
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バイオハザード6 | ![]() |
― | RANK S (11299) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 15278 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準品質 | 19412 (すごく快適) |
最高品質 | 19041 (すごく快適) | |||
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GRID Autosport | ![]() |
ウルトラロー | 380 fps |
ミディアム | 185 fps | |||
ウルトラ | 81 fps | |||
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トゥームレイダー | ![]() |
LOW | 267 fps |
HIGH | 113 fps | |||
ULTIMATE | 58 fps | |||
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Metro Last Light | ![]() |
Low | 123 fps |
High | 80 fps | |||
Very High | 65 fps | |||
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スリーピングドッグス | ![]() |
低品質 | 200 fps |
高品質 | 87 fps | |||
最高品質 | 44 fps | |||
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ドラゴンエイジ:インクイジション | ![]() |
低品質 | 119 fps |
高品質 | 53 fps | |||
最高品質 | 34 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
Oculus Riftの動作チェック結果です(下図)。Oculus Riftの推奨グラフィックカードがGeForce GTX 970以上であるため、GTX 960を搭載した本製品では「×」という結果になりました。

Oculus Riftの動作チェックツールの実行結果
GPU-Zで確認したGeForce GTX 960の情報は次の通りです。

GeForce GTX 960のグラフィックカードのスペック
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、GeForce GTX 980Tiなどの高性能グラフィックカードは選択できません。最大でもGeForce GTX 960ですので、ミドルスペックのデスクトップPCと言えます。
余談ですが、デルの個人用PCで、これ以上のグラフィックカードを搭載した製品を買おうとすると、25万円以上するAlienware Area-51になってしまいます。XPS 8900とAlienware Area-51の間に位置するモデルが欲しいところではあります。
今回の構成でのベンチマーク結果を下に掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。
Core i7-6700K、GeForce GTX 960 | |
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x265でエンコード (※1) | 17分10秒 |
x264でエンコード (※2) | 7分09秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 4分52秒 |
QSVでエンコード (※4) | ― |
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速
ストレージのベンチマーク
M.2 SSDを搭載できるため高速ですが、SATA接続ではなく、PCIe接続のM.2 SSDをカスタマイズ画面で選べないのが残念です。
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256GB M.2 SSD | 2TB HDD |
SDカードのベンチマーク
UHS-Ⅰ対応カード
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