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デル New XPS 8900 の実機レビュー

更新日:2016年1月20日

ミドルスペックで良い人におすすめ

ハイエンドなPCは必要ないけど、そこそこ性能が良いミドルスペックのデスクトップPCを探している方に最適なミニタワーです。

グラフィックカードは、GeForce GTX 980Tiのようなカードは選択できないものの、最大でGTX 960を選択可能です。

ストレージは、PCIe接続のSSDは選択できませんが、SATA接続のM.2 SSDなら選択可能です。

CPUはCore i7-6700Kを選択できます。

サポートは良いです。24時間365日電話受付+出張修理対応のサポートを選択できます。さらに、価格も安いです。

メーカー直販サイト:
デル公式サイト


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

New XPS 8900シリーズの基本スペック

New XPS 8900シリーズの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年1月19日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCore i プロセッサーを選択可能です。本機はCore i7-6700Kです。
グラフィックカード
エントリー~ミドルスペックのカードを選択可能です。本機は GeForce GTX 960(2GB)
メモリ
最大で32GBのメモリを選択できます。本機は8GBx2 + 4GBx2 の合計24GBです。
ハードディスク/SSD
単体HDDや「M.2 SSD+HDD」を選択可能です。本機は256GB M.SSD+2TB HDDです。
光学ドライブ
DVDドライブまたはブルーレイドライブを選択できます。本機はブルーレイドライブです。
電源
460W電源です。
 
拡張性
5.25インチベイ x2、3.5インチベイ x3です。PCI Express x16が2スロット、PCI Express x4が1スロットです。構成によって空きは変わります。

特徴1 - 24時間365日電話受付+出張修理対応

PC初心者の方は、国内メーカー以外のPCに対して、サポートに不安を感じる方もいると思います。

しかしデルなら、24時間365日電話サポートを受けることができて安心です。プロサポートならハードウェアやOSだけでなく、Officeなどの他社製ソフトウェアも、サポートの対象です(すべてのソフトウェアが対象ではありません)。しかも、サポートは国内の熟練技術者が対応してくれます。

また、出張修理サポートも実施しています。技術者が自宅まで来てパソコンを修理してくれるため、重いデスクトップパソコンを梱包してメーカーへ発送するような手間がありません。

詳細はこちら → デル - 保証とサービス

特徴2 - M.2スロットを合わせて4台のストレージを搭載可能

XPS 8900は、最大4台のストレージを搭載可能です。

3.5インチベイが3つに、M.2スロットが1つあります。

なお、今回搭載されていたM.2 SSDは、「SanDisk X300 M.2 2280 256GB SSD」でした。十分高速ではありますが、このSSDはSATA接続で、PCIe接続ではありません。


3.5インチベイ x3


M.2スロット


デバイスマネージャーによるディスクドライブの詳細

特徴2 - GeForce GTX 960選択可能

本製品は、グラフィックカードに、GeForce GT 730、GTX 745、Radeon HD R9 370、GTX 960を選択することができます。ゲームをするなら、GeForce GTX 960がお勧めです。ゲームをしないなら安いもので構いません。

GeForce GTX 960を搭載した本機でのゲームベンチマークのチェックです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「361.43」です。やや高めのグラフィック設定でも60fpsを超え、快適にゲームをプレイできます。

ゲームベンチマーク
製品名 デル New XPS 8900
基本スペック Core i7-6700K
GeForce GTX 960(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 15339 (非常に快適)
高品質 ★ 8101 (非常に快適)
最高品質 7053 (非常に快適)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 標準品質 ★ 20811 (非常に快適)
最高品質 9542 (非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 13259 (とても快適)
標準品質 13168 (とても快適)
最高品質 12198 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 76523 (快適)
描画:5 41274 (快適)
バイオハザード6 RANK S (11299)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 15278
ドラゴンクエストX 標準品質 19412 (すごく快適)
最高品質 19041 (すごく快適)
GRID Autosport ウルトラロー 380 fps
ミディアム 185 fps
ウルトラ 81 fps
トゥームレイダー LOW 267 fps
HIGH 113 fps
ULTIMATE 58 fps
Metro Last Light Low 123 fps
High 80 fps
Very High 65 fps
スリーピングドッグス 低品質 200 fps
高品質 87 fps
最高品質 44 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 119 fps
高品質 53 fps
最高品質 34 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

Oculus Riftの動作チェック結果です(下図)。Oculus Riftの推奨グラフィックカードがGeForce GTX 970以上であるため、GTX 960を搭載した本製品では「×」という結果になりました。


Oculus Riftの動作チェックツールの実行結果

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 960の情報は次の通りです。


GeForce GTX 960のグラフィックカードのスペック

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、GeForce GTX 980Tiなどの高性能グラフィックカードは選択できません。最大でもGeForce GTX 960ですので、ミドルスペックのデスクトップPCと言えます。

余談ですが、デルの個人用PCで、これ以上のグラフィックカードを搭載した製品を買おうとすると、25万円以上するAlienware Area-51になってしまいます。XPS 8900とAlienware Area-51の間に位置するモデルが欲しいところではあります。

今回の構成でのベンチマーク結果を下に掲載します。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6700K、GeForce GTX 960
x265でエンコード (※1) 17分10秒
x264でエンコード (※2) 7分09秒
NVENCでエンコード (※3) 4分52秒
QSVでエンコード (※4)
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク

M.2 SSDを搭載できるため高速ですが、SATA接続ではなく、PCIe接続のM.2 SSDをカスタマイズ画面で選べないのが残念です。

256GB M.2 SSD 2TB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

 

 

 

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