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デル New XPS 8900 の実機レビュー(2)

更新日:2016年1月20日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって、結果が変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

CPUクーラーの静音性が高いためか、高い負荷をかけても動作音は低めでした。


パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

CPU温度、GPU温度とも普通の数値です。問題なく使えます。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

高性能CPUや、専用グラフィックカードのGeForce GTX 960を搭載しているため、やや高めの消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。

前面は斜めにカッティングされている特徴的なデザインです。

前面にはUSB3.0ポートがあります。なお、天面、背面にもUSBポートがあり、どこからでもUSB機器を接続できるようになっており便利です。

 

前面の上部にはメモリカードスロットがあります。テーブルの下にPCを設置したとき、カードが挿入しやすい位置にスロットがあります。

 

フロント面下部には大きな吸気口があり、空気を十分に取り込むことができます。

 

天面です。

 

天面には小物を置けるスペースがあり、さらにUSB2.0やマイク、ヘッドホン端子があります。

 

天面のスペースは、iPhone 5(下図)などの4インチ程度の小さいスマートフォンはすっぽり置けますが、iPhone 6sなどやや大きいサイズのスマートフォンはちょっとはみ出てしまいます。時代に合わせて、もう少しスペースを大きく広げて欲しかったです。

 

底面です。

 

前側にだけゴム足があります。高級そうなゴム足ではありません。振動を抑えるために後ろ側にもゴム足が欲しかったです。

 

背面と側面です。 映像ポート類は搭載するグラフィックカードによって異なります。GeForce GTX 960のグラフィックカードの場合、DisplayPortが3つ、HDMIが1つ、DVIが1つありました。

ケースの内部とエアフローのチェック

ケース内部とエアフローです。

パーツの画像を掲載していますが、他のパーツが搭載される可能性もありますので、参考程度にご覧ください。

エアフローは、前面下部から吸気し、背面から排気するオーソドックスなタイプです。

 

メーカーサイトにチップセットは記載されていませんが、デバイスマネージャーを見るとインテル100シリーズのC230のようです。C230チップセットはXeon用だと思うのですが、本製品のマザーボードはCore i プロセッサーでも動くようです。

CPUクーラーは大きめのヒートシンクでした。静音性が高かったです。

 

メモリスロットは4つです。DDR4対応です。

 

グラフィックカードです。グラフィックカードを固定するサポートカバーが搭載されており、大きなグラフィックカードを搭載しても安心です。

M.2 SSDの画像です。

 

5.25インチベイは2つあります。

 

3.5インチベイは3つあります。ツールレスにはなっておらず、ハードディスクを直接ネジ止めする必要があります。

 

PCI Express カードは、PCI Express x16が2スロット(うち1スロットはグラフィックカードで使用)、PCI Epxress x4が1スロット見えます。

 

最大460Wの電源を搭載しています。GeForce GTX 960のカードなら十分ですが、後々、もっとTDPの高いグラフィックカードへ換装しようと思っている方は、容量が不足しないか心配です。

 

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

まとめ

以上が、XPS 8900のレビューです。

デルのXPSシリーズは、24時間365日電話受付+出張修理対応のサポートプランを選択することができ、意外にサポートが手厚いです。

CPUは高い性能です。多くの作業が快適です。また、今回搭載されていたCPUクーラーが静かで良かったです(同じCPUクーラーが搭載されるとは限りません)。

グラフィックスは、GeForce GTX 960を選択すれば、高めのグラフィック設定でも快適にゲームをプレイ可能です。ただし、GeForce GTX 980Tiのような高性能グラフィックカードを選択することはできません。

ストレージは、3.5インチベイが3つに、M.2スロットが1つと、十分な数を搭載可能です。ただし、3.5インチベイはツールレスにはなっておらず、ストレージを直接ネジ止めする必要があります。また、カスタマイズ画面からは、PCIe接続のSSDを選択できないのも残念です。

ハイエンドな構成のPCにすることはできません。ただし、ミドルスペックの構成で良ければ、サポートが良く、価格も安く、良い製品だと思います。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:デル公式サイト