デル Latitude 13 7000シリーズ 2-in-1 (7350)の実機レビュー

更新日:2015年3月16日

13.3型の2 in 1 パソコン

Latitude 13 7000シリーズ 2-in-1 (7350)は、Core Mを搭載した2 in 1 モバイルノートパソコンです。

Core Mは、Core iまでの性能はありませんが、Atomより処理性能が高いCPUです。しかも発熱が少ないため、本体およびキーボードドックはファンレスになっています。

液晶が、通常のモバイルノートパソコンと変わらない13.3型と大きいサイズです。ノートパソコンスタイルのときに使いやすいです。

画面が大きい分、ボディも大きいため、十分なキーピッチを確保しており、キーも比較的打ちやすいです。

画面が大きくキーが打ちやすいことから、どちらかと言うと、タブレットよりも、ノートパソコン形状で使用することが多い方に適した製品だと思います。

デル直販サイト:
Latitude 13 7000シリーズ2-in-1

※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

Latitude 13 7000シリーズ 2-in-1 (7350)の基本スペック

主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年3月15日時点の情報です。なお、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Core MおよびCore M vProです。本機はCore M-5Y10(現在選択不可)です。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 5300(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
13.3型ワイドタッチパネル対応IPS、光沢液晶です。解像度はフルHDです。
メモリ
4~8GB(デュアルチャネル)です。本機は4GBです。
ストレージ
M.2 SSDを搭載しています。本機は128GB M.2 SSDです。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
バッテリー駆動時間
30Whのバッテリーを搭載しています。駆動時間は不明です。実測値は後述します。
その他
薄さ19.9mm、重量は不明です。実測値は後述します。

特徴1 - 分離型の2 in 1 パソコン

Latitude 13 7000シリーズ 2-in-1は、液晶部分(タブレット部分)と、キーボードドックが分離する2 in 1のノートパソコンです。

他の分離型の2 in 1パソコンと比較して特徴的なのが、画面の大きさです。通常の 2 in 1パソコンは、タブレットになることを考慮し10.1~12.5型と(ノートPCとしては)小さめの画面が多いですが、本製品は13.3型もあり画面が見やすいです。一般的なモバイルノートパソコンと同じ画面サイズです。

ボディも大きいため、キーピッチも広めにとることが可能で、キーボードも比較的打ちやすいです。

また、他の 2 in 1 パソコンは、micro SDカードスロットを搭載しているのに対し、本製品は通常サイズのSDカードスロットです。ただし、SDカードスロットはタブレット側ではなくキーボード側に搭載されています。


分離型の 2 in 1 パソコン


13.3型と2 in 1 パソコンにしては大きな画面


ボディが大きいためキーピッチも十分


通常サイズのSDカードを挿入可能です。

Webページ、電子書籍を閲覧する

Webサイトや電子書籍閲覧時の快適性のチェックです。

解像度が高いため、文字がつぶれず綺麗に表示できます。タブレットとしては画面も大きく見やすいですが、重量が重いため持って閲覧するのには向いていません。

Webブラウザのベンチマークソフト「PEACEKEEPER」の結果は次の通りです。AtomのようなCPUではなく、Core MのCPUを搭載しているため、タブレットとしてはかなり高いスコアで、ブラウジングは快適です。


PEACEKEEPER(Futuremark社)・・・Webブラウザベンチマークテスト

テレビや動画配信を観る

テレビのライブ視聴や動画配信サービスを視聴できるかのチェックです。

今回試したものに関しては問題なく視聴できました。Windows OSであるため、利用できるサービスは多いでしょう。

nasneを使ってテレビ視聴

ソニー製「nasne」のライブ視聴を試しましたが、問題ありませんでした。

PIX-BR310Lを使ってテレビ視聴

ピクセラ製「PIX-BR310L」のライブ視聴を試しましたが、問題ありませんでした。

動画配信サービスを確認

Hulu」、「dビデオ」 、「バンダイチャンネル」を試してみましたが、いずれも問題ありませんでした。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

IPS液晶を搭載しており、視野角は非常に良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、わずかに青色と緑色が下げ調整(この色が強調されている)ではありますが、調整幅は少ないため、比較的自然な発色であると言えます。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきはほぼ感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約19mm、キーストロークは約1.8mmです。十分なキーピッチ、キーストロークです。またキートップが湾曲しており、指のフィット感も良好です。

「Enter」と「Backspace」キーがやや小さいのが残念ですが、打ちやすいキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。


キーボードバックライト

 

タッチパッド操作性は普通です。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

Core Mを搭載しており、他のタブレットに多いAtom CPUよりも処理性能が高いです。ただし、モバイルノートパソコンに多いUシリーズの第5世代Core i プロセッサー(Broadwell-U)よりは性能が落ちます。

Core M-5Y10、4GB メモリ、128GB SSDの構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark

※画像内のCPU名は、ソフトの誤表示です
※FIRE STRIKE、SKY DIRVEについては実行途中でエラーになり計測できず
※ CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向けテスト

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core M-5Y10
x264でエンコード 51分57秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 21分36秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

SSDとしてはやや遅めの速度です。ただし、HDDよりは高速です。


128GB SSD

ゲームベンチマーク

「艦これ」のゲームをする

プレイしやすいように、ブラウザの拡大率を125%にして「演習」を実施してみたところ、戦果報告の画面でCPU使用率がほぼ100%になってしまいましたが、他の画面ではそこまで高くならないですし、体感でも特に遅いとは感じませんでした。


艦これプレイ時のCPU負荷(IEの拡大率は125%)

「ドラクエX」のベンチマーク

「ドラクエX」のベンチマークスコアです。低品質、640x480の設定なら「快適」のスコアでした。グラフィック品質をかなり落とせば、快適にプレイできると思います。


ドラクエXのベンチマーク結果

重量のチェック

重量のチェックです。

実測で、タブレットのみの重量が889g、タブレットにキーボードドックを接続したときの重量が1.661kgでした。サイズが大きいため、2 in 1パソコンとしてはやや重い部類に入る製品です。

ACアダプターは、271gでした。普通~やや重い重量です。


重量の実測結果

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

下の表が、バッテリー駆動時間の実測値です。キーボードドックにはバッテリーを搭載していないため、キーボードドックを接続すると逆に電力が消費されバッテリー駆動時間は減ります。

バッテリー駆動時間
  タブレットのみ タブレット+キーボードドック
PCMark 8 Home でのテスト ※1 4時間23分 4時間03分
PCMark 8 Work でのテスト ※2 5時間02分 4時間32分
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

薄さのチェック

薄さのチェックです。

タブレットのみの高さが約11mm、タブレット+キーボードドックの高さが22mmでした。最近の2 in 1パソコンとしては普通の薄さだと思います。


タブレットの高さの実測


タブレット+キーボードドックの高さの実測

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

SDカード挿入後の出っ張りは全くありません。


SDカードスロットの位置

 

UHS-Ⅰのカードを挿入したとき(左図)は高速です。UHS-Ⅱのカードを挿入したとき(右図)は、シーケンシャルアクセス速度がやや上がっていることからUHS-Ⅱに対応していると思われますが、UHS-Ⅱのカードの割にはそこまで速くはありませんでした。


SDカードのベンチマーク(左:UHS-Ⅰのカード、右:UHS-Ⅱのカード)

 

 

  1 2 次へ
  目次