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デル New Inspiron 15 7000シリーズ(7559)の実機レビュー

ダブルファン装備のGTX 960M搭載機
New Inspiron 15 7000シリーズ(7559)は、GeForce GTX 960Mに、HQシリーズの第6世代インテルCPUを搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンです。
GeForce GTX 960Mのメモリ容量は4GB。通常よりも多いメモリを搭載し、やや性能が高くなっています。
また、このクラスのグラフィックスにしては珍しく、冷却ファンが2つ搭載されており、CPUとGPUを強力に冷却することが可能です。
液晶は、視野角の良い非光沢のフルHD液晶です。
デル直販サイト:
デル公式サイト
※レビュー機は、メーカーからの貸出機です
目次
New Inspiron 15 7000シリーズ(7559)の基本スペック
主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年12月7日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。なお、現在は製品名に「New」が付いていますが、時期が経つと取れます。
CPU HQシリーズの第6世代インテルCPUを選択できます。本機はCore i7-6700HQです。 |
グラフィックカード GeForce GTX 960M(4GB)搭載です。Optimusテクノロジー対応です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイド、フルHD(1920x1080)、非光沢液晶です。 |
メモリ 8GBです。 |
ストレージ 1TB ハイブリッドHDDです。 |
光学ドライブ 非搭載です。 |
バッテリー駆動時間 最大11時間です(メーカー公表値。計測方法不明)。 |
その他 薄さは25.3mm。重量は2.57kgです。 |
特徴1 - メモリ4GBのGeForce GTX 960Mを搭載
本製品は、GeForce GTX 960Mのグラフィックスを搭載しています。
GeForce GTX 900シリーズの中ではミドルレンジの性能です。
通常のGeForce GTX 960Mは、内蔵メモリが2GBですが、本製品は4GBのメモリを搭載しており、通常のGeForce GTX 960Mよりもやや性能が高くなっています。各ゲームベンチマークのスコアは下表の通りです。中品質程度なら、快適にプレイできるゲームが多いです。
製品名 | Inspiron 15 7000シリーズ (7559) | |||
基本スペック | Core i7-6700HQ GeForce GTX 960M(4GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | ![]() |
標準品質 ★ | 9179 (非常に快適) |
高品質 ★ | 6330 (とても快適) | |||
最高品質 | 4356 (快適) | |||
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ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 |
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標準品質 ★ | 12168 (非常に快適) |
最高品質 | 6343 (非常に快適) | |||
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ドラゴンズドグマオンライン |
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低品質 | 6412 (快適) |
標準品質 | 6371 (快適) | |||
最高品質 | 5945 (とても快適) | |||
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ファンタシースターオンライン2 ver.2 | ![]() |
描画:3 | 16287 (快適) |
描画:5 | 10732 (快適) | |||
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バイオハザード6 | ![]() |
― | RANK S (6313) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ![]() |
― | 9227 |
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ドラゴンクエストX | ![]() |
標準品質 | 11481 (すごく快適) |
最高品質 | 10737 (すごく快適) | |||
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GRID Autosport | ![]() |
ウルトラロー | 132 fps |
ミディアム | 85 fps | |||
ウルトラ | 51 fps | |||
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トゥームレイダー | ![]() |
LOW | 159 fps |
HIGH | 71 fps | |||
ULTIMATE | 35 fps | |||
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Metro Last Light | ![]() |
Low | 66 fps |
High | 46 fps | |||
Very High | 37 fps | |||
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スリーピングドッグス | ![]() |
低品質 | 107 fps |
高品質 | 53 fps | |||
最高品質 | 24 fps | |||
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ドラゴンエイジ:インクイジション | ![]() |
低品質 | 70 fps |
高品質 | 33 fps | |||
最高品質 | 21 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
GPU-Zで確認したGeForce GTX 960M(4GB)の情報は次の通りです。

GeForce GTX 960M(4GB)のグラフィックカードのスペック
ベンチマークスコアについては「ゲームノートパソコンの比較」も参考にして下さい。他のグラフィックスでのベンチマーク結果や、他のゲームのベンチマーク結果も掲載しています。
特徴2 - ダブルファンで冷却も万全
本製品は、CPUとグラフィックスを冷却するファンが2つ搭載されています。
GeForce GTX "980M"のような高性能グラフィックスを搭載したゲーミングノートは、冷却ファンを2つ搭載した製品もありますが、GeForce GTX 960Mクラスのグラフィックスで、2つ搭載した製品は珍しいです。
高負荷時のGPU温度の詳細については後述しますが、比較的低めの温度でした。安心してゲームができると思います。

ダブル冷却ファン搭載
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は良いです。メーカーサイトには表記されていませんが、IPSまたはIPS相当のパネルです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。若干暖色系の画面ですが、補正幅は少ないため、比較的自然な発色です。
色域はやや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状は下図の通りです。ギラツキはほとんど感じません。


非光沢液晶であるため、画面への映り込みが低減されています。

画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmと十分な広さです。キーストロークは約1mm強と浅めです。キートップはほぼフラットで滑りにくい素材です。「Enter」キーの下部の横幅がやや狭いため、慣れないとたまにタイプミスします。
実際に打ってみた感覚としては、キーストロークの浅さが気になるものの、問題なく打てるキーボードだと思います。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドは、やや遊び(タッチパッドの下に隙間)があり、指を置いたときに、やや"カタッ"と音がして揺れます。滑りは普通です。クリックボタンも押すときに、遊びのせいで"カタッ"と音が鳴ります。ただ、そこまで気にならないです。また、マウスを使う方は気にしなくても良いです。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
Core i7-6700HQ、GeForce GTX 960M(4GB)を搭載し、ノートパソコンとしては比較的高めの処理性能です。ストレージはハイブリッドHDDのみ搭載です。底面カバーを開けると、M.2スロットもあったので、M.2 SSDも選択できたら良かったです。
ベンチマークスコアは下の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
注意:2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しました。
Core i7-6700HQ | |
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x265でエンコード (※1) | 24分12秒 |
x264でエンコード (※2) | 11分03秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
QSVでエンコード (※4) | 7分50秒 |
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速
ストレージのベンチマーク
1TB ハイブリッドHDD
SDカードのベンチマーク
UHS-Ⅰ対応カード
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