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デル Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1の実機レビュー
2014年9月5日に、名称がInspiron 11 2 in 1 から、Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1へ変更になりました。
そのため、本レビュー記事も名称を変更しました。
また、このタイミングで、Core i3のCPUも選択できるようになりました。

変形型PCが49,980円!
Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1は、パソコンからタブレットへ変形可能な11.6型ハイブリッド・タブレットPCです。
驚くべきは、49,980円から購入可能な安さです。変形するPCは10万円以上することがほとんどですが、本製品は群を抜いて安いです。
見た目も安っぽくなく、液晶もIPSパネルを搭載し、とても49,980円で買えるようなPCには見えません。
重量は1.39 kg(メーカー公表値)と比較的軽く、43WHrのバッテリーを搭載しており駆動時間もまずまずです。
サブPCとして、おすすめの1台です。
メーカーサイト:デル公式サイト
※レビュー機は、当サイトでの購入製品です
目次
Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1の基本スペック
Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2014年7月10日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Celeron N2830またはPentium N3530、Core i3-4010Uを選択できます。本機はPentium N3530です。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス)です。 |
液晶ディスプレイ 11.6型ワイドの光沢液晶です。タッチ対応のHD(1366x768)液晶です。 |
メモリ シングルチャネルの4GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GB HDDです。SSDは選択できません。 |
光学ドライブ 光学ドライブは搭載していません。 |
バッテリー駆動時間 3セルバッテリー(43 WHr)です。駆動時間は未公開です。当サイトでの実測値は後述します。 |
テレビチューナー 内蔵のテレビチューナーは搭載していません。 |
特徴1 - タブレットへ変形するPCが49,980円~
Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1は、パソコンへもタブレットへも変形できるハイブリッド・タブレットPCです。液晶が360度回転して変形するタイプの製品です。
このような製品は他にもありますが、10万円以上する高価なものがほとんどでした。
そんな中、DELLから、さらに安い49,980円(税・送料込)という価格で、本製品が発売されました。このジャンルの製品の”価格破壊”と言ってもいいくらい安いです。しかも、後述しますが、粗悪品と言うわけではなく、この価格にしては高い品質であると思います。
変形可能なハイブリッド・タブレットPCが約5万円~
液晶ディスプレイのチェック
まず、液晶ディスプレイをチェックします。
IPS液晶を使用しており、視野角は非常に良いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや青と緑が下げ調整ですが、補正幅は少なく、不自然な発色の画面ではありません。割と見やすいです。
色域は、ノートパソコンとして普通です。

ガモット図
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは感じません。


光沢液晶ですので、映り込みはあります。
映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは横:約18mmx縦:約18mmで、キーストロークは約1.5~1.8mmでした。キートップはほぼフラットであるものの滑りにくいキーです。ただし、キーを押すとやや"たわみ"ます。
打ちやすいキーとは言いませんが、それほど打ちにくくもありません。慣れれば普通に打てる範囲のキーボードです。
ファンクションキーはマルチメディアキーとなっているため、通常のファンクションキーの割り当てを実行するには「Fn」を同時に押す必要があります。ただし、UEFI(BIOSみたいなもの)から通常のファンクションキーの割り当てに戻すことも可能です。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
11.6型の小型PCですが、タッチパッドは広めに取られており、指も動かしやすく、ジェスチャー操作がしやすいです。クリックボタンも一体型ではありますが、軽めの力で押すことができます。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
まず、本製品で選択可能なCeleron Dual Core N2830と、Pentium Quad Core N3530のCPUの性能について確認します。まず、Celeron Dual Core N2830はハイパースレッディング非対応の2コアのCPUを搭載し、キャッシュも少なく性能はあまりよくありません。一方、Pentium Quad Core N3530は、ハイパースレッディング非対応であるものの4コアのCPUを搭載し、性能はまずまずです。ただし、モバイルノートPCでよく使用されるCore i5-4210Uと比較すると、性能は劣ります。可能ならば、Pentium Quad Core N3530の搭載をおすすめします。
Celeron Dual Core N2830 | Pentium Quad Core N3530 | 参考 Core i5-4210U |
|
---|---|---|---|
コア数 | 2 | 4 | 2 |
スレッド数 | 2 | 4 | 4 |
動作周波数 | 2.16 GHz | 2.16 GHz | 1.7 GHz |
Turbo Boost 周波数 | 2.41 GHz | 2.58 GHz | 2.7 GHz |
スマートキャッシュ | 1MB | 2MB | 3MB |
TDP | 7.5W | 7.5W | 15 W |
PassMark CPU ベンチ | 973 ※1 | 2076 | 3681 |
メモリについては、デュアルチャネルには対応しておらず、シングルチャネルとなります。また4GB固定となっており、やや性能に物足りなさを感じます。
ストレージも、SSDは選択できず、500GB HDDを搭載したモデルのみとなります。SSDを搭載したモデルもあれば良かったと思います。
Pentium Quad Core N3530、4GBメモリ、500GB HDDの構成でのベンチマークスコアを下に掲載します。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
FIRE STRIKEはエラーが表示され実行出来ませんでした。
PCMARK 8
動画のエンコード時間
Pentium Quad Core N3530 | |
---|---|
x264でエンコード | 54分20秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 33分02秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ストレージのベンチマーク
500GB HDD
重量のチェック
重量の実測値は下の図の通りです。
PC本体は実測で1.388kgでした。タッチパネル搭載のモバイルノートパソコンとしては、"普通~やや軽め"です。ACアダプターはケーブルが太く、モバイルノートパソコンとしてはやや重いです。
重量の実測結果
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
まず、Inspiron 11 3000シリーズ 2 in 1は、43WHrのバッテリーを搭載しています。
当サイトで、動画再生時の駆動時間と、PCMark 8実行時の駆動時間を計測した結果は下表の通りです。普通の駆動時間だと思います。
Pentium Quad Core N3530 | |
---|---|
動画再生時 ※1 | 6時間52分 |
PCMark 8(Home accelerated) のバッテリーライフテスト ※2 | 3時間41分 |
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
SDカード挿入後の出っ張りはほとんどありません。
SDカード挿入後の画像
内蔵カードリーダー/ライターの速度はあまり速くはありません。


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