※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

ASUS TransBook Mini T103HAFの特徴

更新日:2017年12月27日

ASUSペンが付属した安価な2 in 1 PC

TransBook Mini T103HAFは、キックスタンドを搭載し、タブレット本体でも自立できる2-in-1モバイルPCです。

Surface タイプのキーボードカバーが付属した2 in 1 で、ASUSペンも付属しています。

タブレットとキーボードカバーを合わせた質量は約870gとなっており、比較的軽量です。バッテリー駆動時間も約14.6時間と長時間の使用が可能で、気軽に持ち運ぶことができるPCです。

Microsoft Office Mobileが含まれており、10.1インチ以下のWindowsタブレットなので、基本的な編集機能も使用できます。ただ、ライセンス上は「非営利目的の利用」に限定されるため、仕事で使用される場合は、Office 365の契約が必要になります。

CPU Atom x5-Z8350
メモリ 4GB
ストレージ eMMC 64GB
液晶サイズ 10.1型ワイド
液晶種類 1280x800 タッチ
質量 本体:約620g
本体+キーボード:約870g
バッテリー 約14.6時間
価格 約6万円(税込)~

 

TransBook Mini T103HAFの特徴

ASUSペンが使用可能なAtom搭載モバイルノート

TransBook Mini T103HAFは、ASUS TransBook T101HAと同じく、CPUとしてAtom x5-Z8350を搭載し、低消費電力、低価格を実現している、2-in-1型のモバイルノートPCです。価格は約6万台とそれほど安くありませんが、ASUSペンを付属しています。Windows ink機能を使用して、気軽にメモやスケッチをとることができます。ASUSペンは、1024段階の筆圧感知に対応しています。

ASUS TransBook T101HAの紹介でも書きましたが、Atom x5-Z8350のベンチマークの値は、Celeron N3350よりもさらに低いので、過度な期待はできません。その代わり、約14.6時間もの長時間のバッテリー駆動が可能になっているので、割り切って使える人向け、もしくは用途を限定して使用する人向けと言えるでしょう。

ストレージとしては、eMMCを搭載しており、耐久性にも優れ、タブレットとして使用するときなども振動を気にする必要がありません。容量は64GBのモデルのみとなっています。microSDカードスロットを備えているので、ストレージはOS用としておき、microSDに必要なデータを保存してもいいと思います。


ASUSペンが使用可能

自由度の高いキックスタンド

TransBook Mini T103HAFは、本体の背面にキックスタンドを備えています。動画などを視聴するときに、手で支えなくても良いので便利です。

無段階で角度を調節でき、170度まで寝かせて使用することもできます。ペン入力するときも便利でしょう。


無段階調整可能なキックスタンド

キーボードドックを含めて約870gと軽量

TransBook Mini T103HAFには、約250gのキーボードカバーが付属します。ファイバーグラスを使用した、防塵構造のキーボードとなっています。キーボードカバーを付けてノートPCとして使用しても、トータル約870gですので、2 in 1 パソコンとしては軽量だと思います。

キーボードの右側にペンループも備えていますので、ASUSペンを挿しておくことができます。

タッチパッドは、このサイズにしてはやや大型で、操作がしやすくなっています。パームリジェクション技術も搭載しており、キー入力の妨げにならないよう工夫されています。

キーストロークは約1.5mmありますが、10.1型液晶に合うキーボードであるため、キーピッチは狭そうです。手の大きい方は窮屈に感じることでしょう。


ペンループを備えたキーボード

インターフェース

TransBook Mini T103HAFは、インターフェースもTransBook T101HAとほぼ同じです。microHDMI出力端子、USB 3.0ポートを1つ、microUSBポートを1つ、microSDカードリーダ、マイクロホン/ヘッドフォン・コンボジャックを備えています。ただ、TransBook T101HAは、USB 2.0ポートなので、本機の方がUSBの転送速度は速くなっています。

microUSBポートは充電端子としても使用できるので、モバイルバッテリーなどでの充電も可能です。


本体サイドのインターフェース

広視野角のディスプレイ

TransBook Mini T103HAFは、最大170度の広視野角のディスプレイを備えています。TransBook T101HAは、視野角178度でしたので、数字上はやや劣る結果となっています。ASUSペンに対応したディスプレイを搭載している影響だと思われます。解像度は1280x800のWXGAです。

TransBookシリーズの比較

TransBookシリーズにはいくつか機種が用意されており、非常に分かりづらいです。そこで、各製品を簡単に比較表にしてみました。

まず、旧機種のTransBook Mini T102HAと比較すると、CPU、メモリ、ストレージに変化はありませんでした。主な違いは、旧機種のTransBook Mini T102HAには、指紋センサーが搭載されていることと、バッテリー駆動時間が約12.6時間と少し短い点でした。1年ほど経った後の新型モデルの性能がほとんど変わっていないことを考えると、それなりに完成度が高く、割り切って使えば十分な性能のPCなのかもしれません。

価格は、新型のTransBook Mini T103HAFが約6万円で、旧機種のTransBook Mini T102HAは36,000円を切る価格となっています(2017年12月18日現在)。バッテリーの持ちが少し短くなってもよければ、性能的にはほぼ同じである旧機種が狙い目と言えそうです。

TransBook T101HAと比較した場合、キーボードが、ドックタイプ(ノートPCと変わらない硬いキーボード)かカバータイプ(Surfaceのタイプカバーのようなキーボード)かが異なり、またT103HAFのみペンに対応しています。

TransBook T304UAやTransBook 3 T305CAと比較した場合、スペックが大きく異なります。使用頻度が高い場合は、これらの機種のほうが良いでしょう。

TransBookシリーズの比較
  エントリーモデル スタンダードモデル
  TransBook
T101HA
TransBook Mini
T102HA
TransBook Mini
T103HAF
TransBook
T304UA
TransBook 3
T305CA
発売日 2017年12月 2016年10月 2017年12月 2017年6月 2017年9月
CPU Atom x5-Z8350 Atom x5-Z8350 Atom x5-Z8350 Core i3-7100U
Core i5-7200U
Core i7-7500U
Core m3-7Y30
Core i5-7Y54
メモリ 4GB 4GB 4GB 4~16GB 4GB / 8GB
液晶サイズ 10.1型ワイド 10.1型ワイド 10.1型ワイド 12.6型ワイド 12.6型ワイド
液晶種類 1280x800 1280x800 1280x800 2160×1440 2880 x1920
ストレージ eMMC
64GB / 128GB
eMMC
64GB / 128GB
eMMC
64GB
SSD
128~512GB
SSD
128GB / 256GB
質量
※1
約580g
約1080g
約540g
約790g
約620g
約870g
約830g
約1184g
約695g
約1235g
バッテリー
※1
約13時間
約12.8時間
約12.6時間
約12.5時間
約14.6時間
約14.6時間
約9.2時間
約7.9時間
約5.1時間
約4.3時間
価格 49,464円 59,184円 96,984円~ 75,384円~
レビュー 簡易レビュー レビュー 本記事
※上段はタブレットのみの数値、下段はタブレット+キーボードの数値
※2 直販サイトでの実売価格(2017年12月19日現在)

詳細・購入はこちら

 

 

関連ページ

モバイルノートパソコンの比較とおすすめ - the比較

2 in 1 PC/タブレットPCの比較 - the比較