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ASUS TransBook Mini T103HAFの特徴
ASUSペンが付属した安価な2 in 1 PC
TransBook Mini T103HAFは、キックスタンドを搭載し、タブレット本体でも自立できる2-in-1モバイルPCです。
Surface タイプのキーボードカバーが付属した2 in 1 で、ASUSペンも付属しています。
タブレットとキーボードカバーを合わせた質量は約870gとなっており、比較的軽量です。バッテリー駆動時間も約14.6時間と長時間の使用が可能で、気軽に持ち運ぶことができるPCです。
Microsoft Office Mobileが含まれており、10.1インチ以下のWindowsタブレットなので、基本的な編集機能も使用できます。ただ、ライセンス上は「非営利目的の利用」に限定されるため、仕事で使用される場合は、Office 365の契約が必要になります。
CPU | Atom x5-Z8350 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
液晶サイズ | 10.1型ワイド |
液晶種類 | 1280x800 タッチ |
質量 | 本体:約620g 本体+キーボード:約870g |
バッテリー | 約14.6時間 |
価格 | 約6万円(税込)~ |
TransBook Mini T103HAFの特徴
ASUSペンが使用可能なAtom搭載モバイルノート
TransBook Mini T103HAFは、ASUS TransBook T101HAと同じく、CPUとしてAtom x5-Z8350を搭載し、低消費電力、低価格を実現している、2-in-1型のモバイルノートPCです。価格は約6万台とそれほど安くありませんが、ASUSペンを付属しています。Windows ink機能を使用して、気軽にメモやスケッチをとることができます。ASUSペンは、1024段階の筆圧感知に対応しています。
ASUS TransBook T101HAの紹介でも書きましたが、Atom x5-Z8350のベンチマークの値は、Celeron N3350よりもさらに低いので、過度な期待はできません。その代わり、約14.6時間もの長時間のバッテリー駆動が可能になっているので、割り切って使える人向け、もしくは用途を限定して使用する人向けと言えるでしょう。
ストレージとしては、eMMCを搭載しており、耐久性にも優れ、タブレットとして使用するときなども振動を気にする必要がありません。容量は64GBのモデルのみとなっています。microSDカードスロットを備えているので、ストレージはOS用としておき、microSDに必要なデータを保存してもいいと思います。
ASUSペンが使用可能
自由度の高いキックスタンド
TransBook Mini T103HAFは、本体の背面にキックスタンドを備えています。動画などを視聴するときに、手で支えなくても良いので便利です。
無段階で角度を調節でき、170度まで寝かせて使用することもできます。ペン入力するときも便利でしょう。
無段階調整可能なキックスタンド
キーボードドックを含めて約870gと軽量
TransBook Mini T103HAFには、約250gのキーボードカバーが付属します。ファイバーグラスを使用した、防塵構造のキーボードとなっています。キーボードカバーを付けてノートPCとして使用しても、トータル約870gですので、2 in 1 パソコンとしては軽量だと思います。
キーボードの右側にペンループも備えていますので、ASUSペンを挿しておくことができます。
タッチパッドは、このサイズにしてはやや大型で、操作がしやすくなっています。パームリジェクション技術も搭載しており、キー入力の妨げにならないよう工夫されています。
キーストロークは約1.5mmありますが、10.1型液晶に合うキーボードであるため、キーピッチは狭そうです。手の大きい方は窮屈に感じることでしょう。
ペンループを備えたキーボード
インターフェース
TransBook Mini T103HAFは、インターフェースもTransBook T101HAとほぼ同じです。microHDMI出力端子、USB 3.0ポートを1つ、microUSBポートを1つ、microSDカードリーダ、マイクロホン/ヘッドフォン・コンボジャックを備えています。ただ、TransBook T101HAは、USB 2.0ポートなので、本機の方がUSBの転送速度は速くなっています。
microUSBポートは充電端子としても使用できるので、モバイルバッテリーなどでの充電も可能です。
本体サイドのインターフェース
広視野角のディスプレイ
TransBook Mini T103HAFは、最大170度の広視野角のディスプレイを備えています。TransBook T101HAは、視野角178度でしたので、数字上はやや劣る結果となっています。ASUSペンに対応したディスプレイを搭載している影響だと思われます。解像度は1280x800のWXGAです。
TransBookシリーズの比較
TransBookシリーズにはいくつか機種が用意されており、非常に分かりづらいです。そこで、各製品を簡単に比較表にしてみました。
まず、旧機種のTransBook Mini T102HAと比較すると、CPU、メモリ、ストレージに変化はありませんでした。主な違いは、旧機種のTransBook Mini T102HAには、指紋センサーが搭載されていることと、バッテリー駆動時間が約12.6時間と少し短い点でした。1年ほど経った後の新型モデルの性能がほとんど変わっていないことを考えると、それなりに完成度が高く、割り切って使えば十分な性能のPCなのかもしれません。
価格は、新型のTransBook Mini T103HAFが約6万円で、旧機種のTransBook Mini T102HAは36,000円を切る価格となっています(2017年12月18日現在)。バッテリーの持ちが少し短くなってもよければ、性能的にはほぼ同じである旧機種が狙い目と言えそうです。
TransBook T101HAと比較した場合、キーボードが、ドックタイプ(ノートPCと変わらない硬いキーボード)かカバータイプ(Surfaceのタイプカバーのようなキーボード)かが異なり、またT103HAFのみペンに対応しています。
TransBook T304UAやTransBook 3 T305CAと比較した場合、スペックが大きく異なります。使用頻度が高い場合は、これらの機種のほうが良いでしょう。
エントリーモデル | スタンダードモデル | ||||
---|---|---|---|---|---|
TransBook T101HA |
TransBook Mini T102HA |
TransBook Mini T103HAF |
TransBook T304UA |
TransBook 3 T305CA |
|
発売日 | 2017年12月 | 2016年10月 | 2017年12月 | 2017年6月 | 2017年9月 |
CPU | Atom x5-Z8350 | Atom x5-Z8350 | Atom x5-Z8350 | Core i3-7100U Core i5-7200U Core i7-7500U |
Core m3-7Y30 Core i5-7Y54 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4~16GB | 4GB / 8GB |
液晶サイズ | 10.1型ワイド | 10.1型ワイド | 10.1型ワイド | 12.6型ワイド | 12.6型ワイド |
液晶種類 | 1280x800 | 1280x800 | 1280x800 | 2160×1440 | 2880 x1920 |
ストレージ | eMMC 64GB / 128GB |
eMMC 64GB / 128GB |
eMMC 64GB |
SSD 128~512GB |
SSD 128GB / 256GB |
質量 ※1 |
約580g 約1080g |
約540g 約790g |
約620g 約870g |
約830g 約1184g |
約695g 約1235g |
バッテリー ※1 |
約13時間 約12.8時間 |
約12.6時間 約12.5時間 |
約14.6時間 約14.6時間 |
約9.2時間 約7.9時間 |
約5.1時間 約4.3時間 |
価格 | 49,464円 | - | 59,184円 | 96,984円~ | 75,384円~ |
レビュー | 簡易レビュー | レビュー | 本記事 | - | - |
※2 直販サイトでの実売価格(2017年12月19日現在)
詳細・購入はこちら
【公式サイト】
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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