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Acer Spin 5の特徴

更新日:2017年11月16日

第8世代CPUを搭載できる2-in-1コンバーチブルノートPC

Spin 5は、第8世代Core i7を搭載可能な、コンバーチブルな2-in-1ノートパソコンです。Core i7-8550Uの他にもCore i3-7130Uのプロセッサーを搭載したモデルがあります。

高性能なCPUを搭載し、8GBのメモリ、SSDで構成されているため、快適な動作が期待できます。

質量は約1.5kgとなっており、主流のモバイルノートパソコンから考えると少し重めです。タブレット形式での長時間の利用は少々きついかもしれませんが、シチュエーションに合わせた形状で使用できるのはメリットとなっています。

Acerスタイラスペンにも対応しています。手書きメモをとったり、簡単にスケッチしたりと、ノートパソコンの用途が広がるでしょう。このAcerスタイラスペンが標準装備となっているのもうれしいところです。

サラウンドサウンドを楽しめる2基のフロントフェイシングスピーカーを備えています。また、Windows10のCortanaを快適に使用できるように、4基のマイクロフォンを備え、4m離れていても音声を検知可能です。

 

CPU 第8世代 Core i7-8550U
第7世代 Core i3-7130U
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD
128GB SSD
液晶サイズ 13.3型ワイド
液晶種類 FHD IPS 光沢 タッチ
質量 約1.5kg
バッテリー 約13時間
LTE 非対応
価格 10万円台~

 

Spin 5の特徴

Core i7-8550U、またはCore i3-7130Uプロセッサー搭載

Spin 5は、プロセッサーとして、性能重視で第8世代Core i7-8550Uを選択することも、価格重視で第7世代Core i3-7130Uを選択することも可能です。それぞれにプロセッサーの性能をPassMarkのスコアで比較すると、下記の表のようになります。

プロセッサーの性能比較
  Core i7-8550U Core i3-7130U
PassMarkスコア 9357 4495

 

表から分かるように、2つのプロセッサーの性能の差は歴然としています。Core i7-8550UはCore i3-7130Uの約2倍のスコアとなっています。

動画編集などの重たい作業を行うならCore i7モデルを、Web閲覧や動画再生、オフィスの軽作業の用途であればCore i3モデルを選択するとよいでしょう。

コンバーチブルな2-in-1 PC

Spin 5は、コンバーチブルな2-in-1ノートパソコンです。

液晶を含まないボディの厚みは15.9mmとなっており、極薄とまではいかないものの一般的なモバイルノートPCよりも薄く、持ち運びに困らないと思います。

基本はノートパソコンの形状で使用することが多い場合でも、好みのディスプレイを好みの角度に調整できるため便利です。また、他の人に画面を見せながらのキーボード入力や、タブレット形状でスタンディングでの使用など自由度が高いパソコンです。


360度回転可能なディスプレイ

 

コンバーチブルなノートPCの場合、ヒンジの強度が気になります。Spin 5に関しては、ヒンジの強度は特に記されていませんでした。頻繁に形状を変えて使用することを考えておられる場合は、チェックが必要かもしれません。

IPS方式のフルHDディスプレイ

Spin 5は、広角視野なIPS方式を採用したフルHDディスプレイを搭載しています。様々な角度から画面を見ても、鮮やかな画像を表示可能です。複数人でPCを囲んでディスプレイを見る時などには、特に違いが明らかになります。


タブレット形状での画面の共有も可能

 

もう一つの特徴は、Acer BluelightShield機能を搭載していることです。この機能のおかげで、ブルーライトを4段階で調整でき、最大54%カットすることが可能です。長時間使用しても、目に優しく、疲れにくい環境で作業ができます。

Acerスタイラスペンを標準搭載

Spin 5には、Acerアクティブスタイラスペンが付属します。スタイラスペンの性能は、1024レベルの筆圧感知となっています。その他の詳細は分かりませんが、傾き感知には対応していないようです。簡単なメモ書きやスケッチを作成するために使用できそうです。


Acerアクティブスタイラスペンが付属

様々な形状に対応するオーディオ

Spin 5は、フロントフェイシングスピーカーを2基備えています。

ディスプレイの回転によって左右の音声が切り替わる、オートリバースオーディオチャネル機能を搭載しており、どの形状においても、快適なサウンドを楽しめそうです。

また、アレイマイクロフォンを4基搭載しており、4m離れた場所からでも音声を認識できます。最近流行っているCortanaを使用した音声操作も快適に行えそうです。

インターフェイスの紹介

Spin 5は、インターフェイスとして、USB3.0を2ポート、USB Type-Cを1ポート、USB2.0を1ポート、HDMI出力、SDカードリーダー、ヘッドフォン/スピーカー・ジャックを備えています。

USB Type-Cポートは、「充電対応DCインポート対応、および映像出力機能付き」と書かれているため、Power Deliveryにも対応していると思います。外出先では、USB Type-C対応の充電器を別途用意して使うのも良いと覆います(実際に使えるかどうかは未検証)。

薄くするためにインターフェイスを最小限に抑えている機種もありますが、Spin 5は、インターフェイスを犠牲にしない範囲で薄型化しています。一般に多く使用されているUSB接続の機器にも対応できますし、Type CのUSBポートも備えているので、最新の周辺機器にも対応可能です。


薄型でもポートの種類は多い

バッテリー駆動時間も申し分なし

Spin 5は、53.9Whのバッテリーを備えており、他のモバイルノートPCと比べて、多めのバッテリー容量となっています。

駆動時間は約13時間と書かれていますが、どういった方法で計測したのかは不明です。

質量がやや重い点はデメリット

質量は約1.5kgと、最近のモバイルノートPCとしてはやや重いです。

せめて、1.3kg台であれば、用途の幅が広がると思うのですが、1.5kgもあると外出先へ持っていくにはしんどいなと思ってしまいます。

価格はもう少し安ければ・・・

Spin 5の実売価格は、Core i3-7130U搭載モデルが約10万円、Core i7-8550U搭載モデルが約15万円となっています。

Spin 5の類似製品として、第8世代CPUを搭載でき、質量1.48kgのデル Inspiron 13 7000 2-in-1がありますが、こちらはCore i7-8550U搭載モデルで12万円台から購入可能です。

Spin 5は、もう少し価格が下がらないと、Inspiron 13 7000 2-in-1には対抗できないのではないかと思います。

Spin 1とSpin 5とSpin 7の比較

最後に、Spinブランドの他の機種と比較します。Acer Spinブランドには、Spin 1 、Spin 7という機種もあり、いずれも液晶が360度回転する 2 in 1 PCとなっています。

Spin 1は、価格の安いエントリーモデルで、CPUやメモリ、ストレージのスペックは低いものの、質量はまずまずの軽さで、アクティブペンにも対応している点が特徴です。

Spin 7は、ハイエンドなモデルで、モバイルPCとしての性能が高くなっています。CPUは、YシリーズのCoreプロセッサーであるため、第8世代UシリーズCoreプロセッサーを搭載できるSpin 5と比べると性能は落ちます。ただし、質量は1.2kgと軽く、薄さも10.98mmしかありません。液晶は14型と大きいですが、狭額縁液晶採用であるため、ボディサイズは13型クラスになっています。

最後に、今回レビューしているSpin 5は、Core i7-8550Uの性能は抜群に高く、バッテリー駆動時間も長くなっていますが、質量は重いです。本製品は外出先へ持って行って使うというよりは、宅内移動での使用に適していると思います。室内のみでの移動であれば、1.5kgの質量も苦ではありません。

Spin 1とSpin 5とSpin 7との比較
  Spin 1 Spin 5 Spin 7
液晶 11.6型 IPS 13.3型 IPS 14.0型 IPS
CPU Celeron N3350 Core i7-8550U
Core i3-7130U
Core i7-7Y75
メモリ 4GB 8GB 8GB
ストレージ 64GB eMMC 256GB SSD
128GB SSD
256GB SSD
バッテリー 36Wh
約8時間
53.9Wh
約13時間
41.58Wh
約8時間
質量 約 1.25 kg 約1.5kg 約 1.2 kg
薄さ 14.1mm 15.9mm 10.98mm
アクティブペン 対応 対応 非対応
価格 約55,000円 約100,000円 (i3)
約150,000円 (i7)
約170,000円

詳細・購入はこちら

【公式サイト】

Acer(Spin 5ページ)

 

 

 

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