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トレンドマイクロ ウイルスバスター for Mac のレビュー

更新日:
初心者に優しいセキュリティソフト

ウイルスバスター for Macは、国内最大シェアを得ているセキュリティソフト「ウイルスバスター」のMac版です。

各第三者機関であるAV-TESTによるMac版セキュリティソフトの評価で、高い成績を収めています。

また、手厚いサポートは、ウイルスバスター for Macの大きな特徴となっています。年中無休で電話での問い合わせができることに加えて、メールやチャットなどでもサポートを受けることができます。

さらに、ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアムを購入すると、セキュリティソフトだけでなく、Macやアプリの使い方や、周辺機器の設定などについてもサポートを受けることができます。

公式サイトはこちら

目次

ウイルスバスター for Macの特徴

第三者機関からの高い評価


第三者機関(AV-TEST)から高い評価

セキュリティ対策ソフトで一番重要なのは、保護性能の高さです。

ウイルスバスター for Macは、第三者機関であるAV-TESTから、高い評価を得ています。例えば、AV-TESTが定期的に実施しているテストにおいて、保護性能を評価する「Protection」の項目で、最高点(6.0点)を5年以上連続して獲得しています(2024年3月時点)。

また、AV-TESTの「BEST MacOS SECURITY 2023」を受賞しており、Mac版のセキュリティソフトとして、最高位の評価を3年連続して獲得しています。

このことから、保護力が高く、安心して使用できるMac版のセキュリティソフトの一つと言うことができるでしょう。

 

AIを活用した多層防御


多層防御でしっかり守る

高い保護性能を実現するため、ウイルスバスター for Macでは、AI(人工知能)を活用した機械学習型スキャンを含む多層防御でパソコンを守っています。

また、最近増えているランサムウェアの脅威に対しても、フォルダシールド機能で大切なデータを保護することができます。さらに、フィッシング詐欺などの危険のあるWebサイトからの保護機能や、詐欺メール対策機能も備えています。様々な脅威からマルチに保護することができます。

 

軽快な動作と使いやすさも優秀


クラウドを活用

ウイルスバスター for Macは、動作の軽さや、使いやすさの点でも第三者機関のAV-TESTから高い評価を得ています。

動作の軽さに関しては、スマートスキャン機能を搭載し、パターンファイルの大半をクラウド上に配置することで、メモリ使用量やCPU負荷を軽減することができ、軽快な動作が可能となっています。

また、誤検出、誤アラーム、誤ブロックが非常に少ないことで、使いやすさの評価も高いです。

 

充実のサポート


充実のサポート

ウイルスバスター for Macは、サポートも手厚く、初心者でも安心して導入することができます。

365日年中無休(9:30~17:30)で電話で問い合わせができます。その他に、メール、チャットでもサポートを受けることができます。

さらに、マルチデバイス版のウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアムを購入すると、ウイルスバスターの操作だけでなく、Macやアプリの操作方法、周辺機器の設定など、メーカーを超えた幅広いサポートを受けることができます。

費用もそんなに高くないので、初心者の方にはおすすめです。


 

マルウェア対策性能

ウイルスバスター for Macのマルウェア対策性能は、”高い”です。

ドイツの独立機関であるAV-TESTの評価結果を確認します。直近の3回のテストにおいて、ウイルスからの保護力を評価する「Protection」の項目で満点の6点となっており、高い評価を得ています。

AV-TEST | The best MacOS antivirus software for home users
  2023年9月 2023年12月 2024年3月
Protection 6.0 6.0 6.0
Performance 6.0 6.0 6.0
Usability 6.0 6.0 6.0
※Protection:ウイルス、ワーム、トロイの木馬などマルウェア全般からの保護能力
※Performance:パソコンのスピードへの影響
※Usability:誤検出などPCの利便性を損なわないようにする能力
※各項目の最高点は、6点となります

 

動作の軽さ

ウイルスバスター for Macの動作の軽さは”軽い”と思います。

AV-TESTの結果(上の表を参照)では、パソコンのスピードに与える影響を評価する「Performance」で、満点の6点となっています。

なお、テストに参加しているソフトのほとんどが6点と評価されているので、テスト結果の詳細も確認してみました。2024年3月のテストでは、頻繁に使用されるアプリケーションのダウンロードの速度低下は0%(平均:0%)、標準的なソフトウェア起動時の速度低下は2%(平均:3%)、よく使われるアプリケーションのインストール時の速度低下は3%(平均:14%)ファイルのコピー時の速度低下は3%(平均:1%)でした。平均値を下回っている項目が多く、他のセキュリティソフトと比べても、動作は軽い方だと言えるでしょう。

 

機能一覧

ウイルスバスター for Macは、下記のような機能を備えています。

Windows版と比べると機能は少ないです。例えば、「機械学習型スキャン ハイブリッドモデル」などは、Mac版には非搭載です。

しかし、Macを保護するという点では、大きく不足している機能はないと思います。

機能一覧
  機能説明
リアルタイムスキャン ファイルの読み書きを常時監視
予約スキャン 決められた曜日、時間にスキャンを実施
クイックスキャン 危険なプログラムが潜みやすい場所を短時間でスキャン
カスタムスキャン スキャン場所をマニュアルで指定してスキャン
機械型学習スキャン AI技術を用いて危険なファイルを判断
(Windows版の「ハイブリッドモデル」には非対応)
フォルダシールド ランサムウェア等からフォルダやクラウドストレージのデータを保護
感染ファイルの自動駆除 ウイルスに感染したファイルを自動的に駆除
ウイルス/スパイウェア隔離 感染したファイルが動作しないように隔離
スマートプロテクション
ネットワーク
レピュテーション技術、スマートスキャン、スマートフィードバックを活用
Web脅威対策 危険なサイトへのアクセスをブロック
Trendツールバー ブラウザ上のURLの安全性をチェック、危険なサイトをブロック
URL マニュアルスキャン ブラウザ上のURLやリンクの安全性を評価・確認
詐欺メール対策 Webメール上でのフィッシング詐欺などの詐欺メールを検出し、警告を表示
SNS URL安全性チェック SNS(Facebook、X 等)内に表示されるURLの安全性を評価
カメラ/マイク アクセス通知 カメラ/マイクへのアクセスがあった場合、通知を表示し、盗聴・盗撮を防ぐ
URLフィルタ 有害サイトから子どもを保護
自動設定/自動アップデート セキュリティ状態を自動で更新
簡単アップデート 簡単にセキュリティソフトの更新が可能
日本密着の不正プログラムの収集 日本の地域限定の危険にも対応
セキュリティレポート 保護状況やセキュリティニュースをメールかWebで参照可能

 

操作画面

メイン画面

ウイルスバスター for Macのメイン画面は図のようになっています。

現在のMacの保護状況を簡単に確認できます。

「メイン画面」

 

「Web対策-プライバシー設定チェック」画面

左のメニューから「Web対策」をクリックしたときの画面です。

「プライバシー設定チェック」、「Web脅威対策」、「有害サイト規制」の選択肢があります。

「プライバシー設定チェック」は、Facebook、X(旧 Twitter)、LinkedInのプライバシー設定をチェックし、公開範囲を見直すための機能です。

この画面で特に設定することはありません。Trendツールバーで、「SNSのプライバシー設定をチェック」をクリックし、チェックしたいSNSにログインして、チェックを行います。

なお、Safariはこの機能に対応していません(2024年8月現在)。Chromeなど他のブラウザで使用することができます。

「Web対策 ー プライバシー設定チェック」の画面

 

「Web対策-Web脅威対策」画面

Web対策の画面で、「Web脅威対策」をクリックしたときの画面です。

詐欺サイトや不正プログラムが埋め込まれたサイトなどからの保護について、機能のON/OFFや、強度の設定を行うことができます。

また、Trendツールバーを有効にするかどうかの設定もできます。Trendツールバーを有効にすると、Webページ内のリンク先の安全性を表示することができます。Googleや、Yahoo!等で検索した結果についても安全なページであるかを確認することができるので、活用することをおすすめします。

「Web対策 ー Web脅威対策」の画面

 

「Web対策-有害サイト規制」画面

Web対策の画面で、「有害サイト規制」をクリックしたときの画面です。

有害なWebサイトへのアクセスをブロックするために、フィルタのレベルやブロックするカテゴリの選択などの設定を行うことができます。

「Web対策 ー 有害サイト規制」の画面

 

「スキャン」画面

左のメニューから「スキャン」をクリックしたときの画面です。

手動で、クイックスキャン、カスタムスキャン、全体のスキャンを開始することができます。また、スキャンの設定も行えます。

「スキャン」の画面

 

「フォルダシールド」画面

左のメニューから「フォルダシールド」をクリックしたときの画面です。

ランサムウェア等の不正なプログラムからファイルを保護するために、保護するフォルダの選択を行います。

「フォルダシールド」の画面

 

「ログ(履歴)」画面

左のメニューから「ログ(履歴)」をクリックしたときの画面です。

検出された脅威を確認することができます。

「ログ(履歴)」の画面

 

サポート 済み

電話に加えて、メール、チャットで問い合わせをすることができます。

問い合わせ窓口:ウイルスバスター - お問い合わせ

電話対応時間:年中無休 9:30 ~ 17:30

 

価格

ウイルスバスター for Macは、1台1年版がオンライン限定で販売されています。マルチプラットフォーム版のウイルスバスター クラウドよりも若干安いので、Mac1台だけに1年間導入するのであれば、単体版がよいでしょう。

トレンドマイクロ ウイルスバスター for Mac
台数 年数 価格
1台版 1年 4,070円

 

一方、Mac、Windows、Chromebook、iOS/iPadOS端末、Android端末を複数使用している場合や、複数年版の購入を希望する場合は、マルチプラットフォーム版を購入するとよいです。

また、24時間、Macの操作や設定に関して相談できる、デジタルライフサポート付きの商品もあります。手厚いサポートが付いていることを考えると、価格は安いと思います。

ウイルスバスター マルチプラットフォーム版の価格
製品名称 年数 価格[税別]
ウイルスバスター クラウド(3台) 1年 6,380円
2年 11,330円
3年 14,960円
ウイルスバスター クラウド +
デジタルライフサポート プレミアム (3台)
1年 9,350円
2年 16,170円
3年 21,670円
ウイルスバスター トータルセキュリティ スタンダード(6台) 1年 7,700円
3年 16,940円
ウイルスバスター トータルセキュリティ プレミアム(6台) 1年 10,450円
3年 24,420円

 

まとめ

ウイルスバスター for Macは、国内で人気の高いセキュリティソフトです。

特に難しい設定をしなくても、Macをしっかり保護してくれます。サポートも充実しているので、初心者にもやさしいセキュリティソフトです。

複数のデバイスに導入する場合や、複数年使用することができるライセンスが良ければ、3台までであればウイルスバスター クラウド、4台以上の場合はウイルスバスター トータルセキュリティ スタンダードを選ぶといいです。

また、Macやアプリの操作、周辺機器の導入を含めた手厚いサポートを希望される場合は、ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアムか、ウイルスバスター トータルセキュリティ プレミアムを選択するとよいでしょう。

 

購入はこちら

ウイルスバスター for Macは以下のメーカーサイトから購入できます。

ご購入(メーカーサイト)はこちら

 

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