ZoneAlarm Japan Edition Android版のレビュー

更新日:2019年10月17日
高いセキュリティ技術でユーザーを保護

ZoneAlarm Japan Editionは、サイバーセキュリティ先進国であるイスラエルのチェック・ポイント社が開発したモバイルセキュリティアプリです。

チェック・ポイント社の提供するセキュリティソリューションは、アメリカ国防総省や、「Fortune 100」(グローバル企業の総収入ランキングトップ100)の企業の94%に採用されており、信頼性が高いです。

このような非常に高いセキュリティ技術を持った会社が提供するAndroid用のセキュリティアプリということで、高い保護力が期待できます。

日本では販売され始めたばかりで、現時点ではヨドバシなどの実店舗でしか購入できませんが、今後はオンラインでも販売する予定があるそうです。

公式サイトはこちら

目次

機能一覧

ZoneAlarm Japan Edition Android版を立ち上げると、下の画像のようなホーム画面が表示されます。

「デバイス」、「アプリ」、「ネットワーク」の3つに大別されており、それぞれの項目で詳細を確認できます。

また、画面をタップすることで、すぐにスキャンを開始できます。

それぞれの機能は一覧にある通りです。

ZoneAlarm Japan Edition Android版のメイン画面
機能一覧
機能 説明
未知のマルウェア対策 独自のクラウド技術を使用して、未知のマルウェアを検知
Webブラウジング Webサイトへの接続前に、接続先が安全かクラウドで確認
不正アプリの検知 アプリのスキャンを行い、マルウェアを検出
ランサムウェア対策 ランサムウェアを検知して、ユーザーに通知
Wi-Fiチェック 危険なWi-Fiネットワークの検出と検知
デバイスセキュリティ ルート化や脆弱性の検出

 

性能

ZoneAlarm Japan Edition Android版の各種機能を実際に使用してみました。

それぞれの機能や、画面を紹介します。

デバイス

「デバイス」の項目では、ルート化のチェック、ZoneAlarm Japan Editionが最新版であるかのチェック、セキュリティ設定のチェックが行われます。

例えば、提供元不明のアプリのインストールを許可する設定にしていると、右の画像のように警告が表示され、推奨される設定に変更するようステップが表示されます。

リスクを検出するだけでなく、簡単に対応できるようにリードしてくれるので、使いやすいです。

左:脅威の未検出時    右:脅威を検出した時

 

アプリ

「アプリ」の項目では、ファイルチェック、アプリチェック、ランサムウェアのチェックが行われます。

ファイルチェックとは、Google Play ストア以外から直接ダウンロードしたapkファイルの確認を行い、インストールしても問題ないかチェックしてくれる機能です。

実際に問題のあるapkファイルのダウンロード&インストールを行おうとすると、中央と右の画像のように、リスクを検出し、ファイルを削除するように推奨されます。

特に、Google Play ストア以外からもアプリをダウンロードするようであれば、このようなチェック機能は役立つでしょう。また、Google Play ストア経由でしかダウンロードしないとしても、アプリの安全性をチェックできるのは安心感があります。

左:脅威の未検出時  中央・右:脅威を検出した時

 

ネットワーク

「ネットワーク」の項目では、ネットワーク暗号化検証のチェック、ネットワークの脆弱性のチェック、Wi-Fi暗号化のチェックというネットワークに関するチェックに加えて、安全なブラウジングのチェック機能も含まれています。

安全なブラウジングとは、目的のWebサイトに接続する前に、通信先が悪意のあるサイトでないかの確認をチェック・ポイント社のクラウドを使用して判断するものです。個人情報を搾取するフィッシングサイトや、LINEやTwitterなどのアプリのブラウザにも対応しており、メッセージングアプリから悪意のあるURLを送信され、気づかずにタップした場合でも接続先が悪意のあるフィッシングサイトの場合は接続をブロックし、問題がなければWebサイトは表示されます。

この安全なブラウジングのチェックには、ローカルバックループVPNという機能を使用しています。そのため、専用ブラウザを使う必要がなく、使い慣れたChromeやFirefoxなどの通常のブラウザをそのまま使用できます。

左:脅威の未検出時   右:危険なWebサイトをブロック

 

その他

他社の提供するセキュリティアプリには、紛失・盗難対策や、バックアップ機能、ペアレンタルコントロール機能、などが含まれていることが多いですが、ZoneAlarm Japan Editionには、これらの付加的な機能は搭載されていません。

ただし、紛失・盗難対策は「Googleの機能」、バックアップ機能は「Google フォト」等、ペアレンタルコントロールはキャリアやMVNOのフィルタリングサービスにより代替可能です。

そのため、これらの付加的な機能がなくても、特に困ることはないと思います。

 

インストール・設定画面

インストール後の初期設定の流れは、下の画像のようになっています。

メールアドレスの入力後、パスワードの入力画面になりますが、これは任意のパスワードを設定する訳ではなく、購入したキーコードを入力します。現在は、ヨドバシのような店舗のみで購入可能です。

初期設定 その1

 

続けて、アプリの権限の設定も行っておきましょう。

「スキップ」をタップせずに、画面を左にスワイプしていき、ストレージ権限の許可と、VPN許可を有効にすることで、設定が完了します。

初期設定 その2

 

サポート

サポートなどの問い合わせは、次のようになっています。ナビダイヤルではありますが、電話でのサポートも実施しています。

問い合わせ窓口:ZoneAlarmについてのお問い合わせ

ナビダイヤル:0570-024-197

受付時間:月~金(土日祝日を除く) 10:00~18:00

 

価格

ZoneAlarm Japan Edition Android版は、月額400円(税別)で使用できます。

現在はネットで購入できず、ヨドバシのような店舗のみでの販売となっています。ヨドバシなどの店頭でクレジット課金の契約をすることで、(ユーザーが解約手続きを行わない限り)毎月課金されていく仕組みとなっています。また、今後はオンラインでの販売も予定しているそうです。

月額版だとやや価格が高いと思います。ただ、今後は1年版、2年版、3年版のライセンス販売も予定しているそうです。

ZoneAlarm Japan Editionの価格
台数 年数 標準価格[税別]
1台 1か月 400円
※販売はテラ社が行っていますので、価格に関するお問い合わせはテラ社までお願いします。

 

まとめ

ZoneAlarm Japan Edition Android版は、セキュリティ界では有名なイスラエルのチェック・ポイント社が開発し、日本ではテラ社が販売している、Android用のセキュリティアプリです。

本アプリは、Googleの提供する機能や、他のアプリで対応可能な機能は省き、マルウェア対策、不正アプリの検知といったセキュリティアプリのコアとなる部分に特化した製品です。

また、ブラウザに関係なく危険なサイトをブロックしてくれる機能も優れています。

スマホでネットバンキングやネットショッピングを行い、真剣にセキュリティを考えている方には、おすすめ度の高いアプリです。

現時点ではヨドバシなどの実店舗でしか購入できないところが残念ですが、今後はオンラインでの販売も予定しているそうです。

ダウンロード

ZoneAlarm Japan Edition Android版のダウンロードについては、こちらをご覧ください。

ダウンロードはこちら 製品情報はこちら

 

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