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マカフィー モバイルセキュリティのレビュー

更新日:2019年8月26日
写真やビデオを安全に保管するためのアプリ

マカフィー モバイルセキュリティ iOS版は、写真やビデオを安全に保管し、第三者から勝手に閲覧されないように保護する機能に特化したアプリです。

多機能ではないものの、操作がシンプルで、無料で使用できるのも特徴です。パスワードを管理するためのTrue Keyという別アプリも、15個までのパスワードであれば無料で使用できます。

ただし、フィッシング詐欺サイト等の「不正Webサイトブロック」機能がないため、頻繁にネット閲覧を行う場合は、別のセキュリティアプリやセキュリティブラウザと併用した方がよいでしょう。

公式サイトはこちら

目次

機能一覧

マカフィー モバイルセキュリティ iOS版を立ち上げると、下の画像のような画面が表示されます。

詳細な機能は、機能一覧にある通りです。

機能は多くはなく、メインの機能は、写真やビデオを暗号化した場所に保存し、第三者から勝手にみられないように保護する機能です。裏を返せば、このメディア金庫の機能が不要であれば、マカフィー モバイルセキュリティを導入する必要はないかもしれません。

パスワード管理を行う場合は、別アプリであるTrue Keyが必要になります。こちらは、15個までのパスワードであれば無料で使用できます。

マカフィー モバイルセキュリティのメイン画面
機能一覧
機能 説明
メディア金庫 PIN番号で保護されたストレージに写真とビデオを保管し、アクセスを制限
バックアップ、リストア、消去 連絡先のバックアップ、リモートでの連絡先の消去が可能
CaptureCam カメラで写真を撮影し、位置情報と一緒にメールで送信
位置追跡 別端末から、iPhoneやiPadの位置を追跡
アラーム再生 紛失時など、アラームを鳴らして現在位置を確認
SOS バッテリーがなくなる前の位置情報を自答的に保存

 

性能

マカフィー モバイル セキュリティ iOS版の各種機能を実際に使用してみました。

それぞれの機能や、画面は以下のとおりです。

メディア金庫

メディア金庫とは、暗号化することで、他の人に見られたくない写真やビデオへのアクセスを制限する機能です。

既に撮った写真やビデオをメディア金庫に移動して保護することもできますし、メディア金庫を開いて、直接写真やビデオを撮影することも可能です。

メディア金庫に保存されている写真とビデオは、最初に設定した6桁のPIN番号を入力することで、見ることができるようになります。毎回PINコードを入力することが面倒であれば、Face IDやタッチIDにも対応していますので、使用のハードルは高くありません。

さらに、3回連続でPINコードの入力に失敗すると、写真を撮影するように設定することもできます。撮影された写真は、デバイスの現在位置と共に登録しているメールに送られます。

注意点:最初のPIN番号の作成時に確認されますが、金庫の内容は自動的にバックアップされませんので、マカフィー モバイル セキュリティを削除すると、金庫内の写真や動画も削除されて消えてしまうので、注意が必要です。

PIN番号の作成・メディア金庫へのアクセス・メディア金庫の内容
PIN番号を3回間違えた時に受け取るメール

 

連絡先のバックアップ

連絡先のバックアップを使用すると、マカフィーのクラウドに連絡先を保存することができます。

自動的にバックアップするようにも設定できるので、iOSデバイスを紛失したり、突然故障したような場合でも、連絡先を失くさずにすみます。

連絡先のバックアップは、icloudを使用しても取ることができますが、ダブルでバックアップを取っておけば、安心感が増すかもしれません。

「連絡先のバックアップ」画面

 

アンチセフト

紛失・盗難したデバイスを検索するための、アンチセフト機能です。

設定を行っておけば、www.mcafeemobilesecurity.comにアクセスしてログインすることで、iOSデバイスの検索、メッセージの送信、アラームの再生、連絡先のバックアップと削除を行うことができます。

iOSの「iPhoneを探す」の機能と重複する部分もありますが、メッセージを送ったり、遠隔操作で連絡先のバックアップを取る、という機能は「iPhoneを探す」にはありません。うまく使い分けるといいと思います。

なお、マカフィー モバイルセキュリティのページでは、遠隔撮影の部分に「紛失した端末を所持している人物の写真を本人に気づかれずに撮影し、端末の位置情報と一緒にメールで送信。」とありますが、実際にウェブコンソールを見ても、写真の撮影の項目はありませんでした。

余談ですが、アラームの再生音が女性の悲鳴のようで、少し気味が悪いです・・。

注意点:位置情報の許可を行うときに、「常に許可」を選択しておかないと、追跡機能が正常に使用できませんので、ご注意ください。

「アンチセフト」画面
PCでデバイスを検索する時の画面

 

Apple Watchとの連携

マカフィー モバイルセキュリティには、Apple Watchとの連携機能もあります。

接続しているiPhoneのバッテリー残量チェックと、iPhoneのアラームを鳴らして探す機能です。

セキュリティとは関係のない、おまけのような機能です。特に、iPhoneのアラームを鳴らす機能は、Apple Watchのデフォルトの機能にあるため、あまり必要ないと思います。

Apple Watchの画面

 

インストール・設定画面

インストールと初期設定は、簡単です。

2ステップで、最初の画面になります。ただ、サインアップをしないとちゃんと機能を使用できるようにならないので、メールアドレスを用意して、サインアップを行う必要があります。

最初の設定

メールアドレスとパスワードを設定することで、サインアップは終了です。

サインアップ画面

 

サポート

電話やチャットでの問い合わせが可能です。対応時間も21:00までと長いのが特徴です。

無料のアプリですが、アプリの「設定」→「弊社について」→「サポートが必要な場合」→「サポートに連絡」の手順でお客様サポートへの問い合わせ画面が表示されるので、必要なサポートを受けることができるのかもしれません。マカフィー リブセーフなどを所持していれば、確実だと思います。

問い合わせ窓口:お客様サポートへの問い合わせ

電話対応時間:年中無休 9:00~21:00

アプリから「サポートに連絡の画面」が表示可能

 

価格

マカフィー モバイル セキュリティ iOS版は、無料で使用できるアプリです。

ただし、パスワード管理のTrue Keyを使用し15個以上のパスワードを保存する場合は、プレミアム版にアップグレードする必要があります。

True Keyのプレミアム版を使用する場合や、Windows、Mac、Android端末などもまとめて保護したい場合は、マカフィー リブセーフなら台数無制限で家族みんなを保護でき、おすすめです。

マカフィー リブセーフの価格
台数 年数 標準価格 初回標準価格 当サイト限定
家族全員無制限 1年 8,980円 5,500円 4,490円
3年 16,480円 9,000円 8,240円

 

まとめ

マカフィー モバイルセキュリティ iOS版は、写真やビデオのデータを安全に保管する機能がメインとなっているセキュリティアプリです。見られたくない写真やビデオを暗号化された場所に保存し、PIN番号、FaceID、タッチIDでアクセスを制限します。

その他に、連絡先のバックアップや紛失時のメッセージ送信などの機能もあります。

セキュリティアプリとしては、機能が少なめですし、Web上の危険から保護する機能はありません。そのため、頻繁にWeb閲覧やネットショッピングを行う方には、ちょっと物足りない感じがします。

ただし、無料で使用できるので、他のセキュリティアプリやセーフブラウザと併用するのであれば、使って試してみるといいでしょう。

ダウンロード

マカフィー モバイルセキュリティのダウンロードについては、こちらをご覧ください。

ダウンロードはこちら

 

購入はこちら

マカフィー モバイルセキュリティ iOS版以外のWindows、Mac、Androidもまとめて保護したい場合は、マカフィー リブセーフがおすすめです。こちらから体験版のダウンロード、購入ができます。

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