Excel、Word、PDFウイルスの危険とセキュリティ

ファイルを見ただけでウイルス感染

Excelや、Word、PDFファイル等は、見ただけでウイルス感染してしまう場合があります。

特にPDFファイルの脆弱性をつくウイルスは増加しており注意が必要です。

ここでは、Excel、Word、PDFなど開いたときの被害例と、それらのセキュリティ対策についてみていきます。


例1:ExcelやWordを開いてウイルス感染

ExcelやWordファイルを開いただけで、ウイルス感染する場合があります。これはExcelやWordのソフトの脆弱性を利用し感染します。

また、ExcelやWordにはマクロという機能があります。マクロとは簡単な作業を自動化する機能のことです。このマクロを利用して感染するウイルスもあります。 これはマクロウイルスとよばれています。

参考:WindowsやOfficeなどに危険な脆弱性が多数、すぐにパッチの適用を :ITPro

例2:PDFファイルを開いてウイルス感染

PDFファイルを開いただけで感染するウイルスが増大しています。 Adobe Reader の脆弱性をついてウイルス感染します。 このウイルスはメールに添付されてくることが多いようです。2009年はこのPDFウイルスが増大するとシマンテックは言っています。

参考:2009年はPDFとWebブラウザのプラグインが狙われる :ITPro


対策

Microsoft Update または、Office Updateの実施

Microsoft Update

Windows Vista + Office XP 以上であれば、Microsoft Updateでマイクロソフト Office 製品を最新の状態へ更新することができます。 それ以下のバージョンのOSまたはOfficeをお使いの場合は、以下サイトから、マイクロソフトのOffice製品を、最新の状態へ更新することができます。

マイクロソフト Office のアップデートページ

Adobe Reader のアップデートの実施

Adobe Readerのバージョンも常に最新にしておくようにします。 具体的には、Adobe Reader起動後、[ヘルプ]>[アップデートの有無をチェック]を実行します。すると、利用可能なアップデートが自動で検索されます。

その他ソフトのアップデートの実施

Excel ,Wordなどのマイクロソフト Office製品や、Adobe Rederの他にも、脆弱性によってウイルス感染してしまうソフトがたくさんあります。 例えば、一太郎や、Lhaplus、Winnyなどです。 よく使うソフトについては定期的に最新のバージョンへアップデートすることをおすすめします。

セキュリティソフトのインストール

ソフトメーカーと、セキュリティソフトメーカーは、密に連絡をとっている場合が多いので、ソフトに脆弱性をつくウイルスが見つかっても、すぐにワクチン(パターンファイル)ができる場合が多いです。そのため、セキュリティソフトをインストールし、パターンファイルを自動更新する設定にしていれば、ウイルスに感染しない可能性が高いです。

セキュリティソフトの比較