自宅PCの盗難の危険

自宅のPCは安全だと思っていませんか?

自宅

セキュリティソフトを入れているので、情報流出することはないと思っていませんか? 万が一、空き巣に入られた場合、貴金属の次に盗まれやすいのがパソコンです。 たとえ、ログインパスワードをつけていても、ハードディスクを抜き取って、USB変換アダプタを使えば、データを簡単に取り出せます。

ここでは、自宅PCが盗まれた事例と、そのセキュリティ対策方法について紹介します。

例1:自宅のPCが盗難

学校教諭の自宅が空き巣にあい、パソコンが盗難にあいました。
パソコンの中には、生活面や身体面等に関する指導の目標や指導方法等について記載されていたそうです。

このほかにも学校教諭のPCが盗難にあい、児童の氏名、成績などが流出した事件が数多くあります。



例2:病院内のPCが盗難

福岡大学のPCが盗難されました。約9000人分の患者情報が保存されていたそうです。
病院に限らず、お客様が出入りできるような場所にパソコンを置いてある場合は、盗難対策をとるべきです。

対策

パソコンの暗号化およびパスワード設定

ノートPC

万が一、パソコンが盗まれても情報漏えいしないように、パソコンの暗号化とパスワードを設定しておきます。
「ログインパスワードを設定していれば、暗号化なんて必要ない」という方もいますが、それは間違いです。パソコン内のハードディスクを抜き取り、USB変換アダプタなどを使って、外付けハードディスクとして接続すると、ファイルは簡単に見れてしまいます。

そのため、ハードディスク全体を暗号化しておき、外付けハードディスクとして接続されても、見れないようにしておくのです。

できれば、パソコン全体を暗号化するほうが良いですが、バッテリの消費が激しくなったり、動作が重くなったりするデメリットもあります。 そのため、重要なファイルのみ暗号化するという方法もあります。その場合、暗号化されたファイルにアクセスするときはパスワードを入力しないとアクセスできないようにしておきます。ただし、重要なファイルのみ暗号化した場合、ブラウザのクッキーやキャッシュ、インターネットへの接続IDなどは暗号化されていないため、そのあたりの対策もとる必要があります。

パソコンに限らず、家にあるNASや外付けハードディスクも、暗号化できる製品が望ましいです。 例えば、バッファローのHDS-CU2シリーズ は、自動暗号化機能をもつ外付けハードディスクです。

ワイヤロック

パソコンにワイヤをつけて机に縛り付けておき、パソコンが物理的に盗難されないようにします。

データのバックアップ

情報漏洩も困りますが、手元に大切なデータが無くなるのも困ります。そこで、データを別のところへバックアップしておくか、データ自体はNASへ保存しておくとかすると良いでしょう。 場合によっては貴金属が盗まれるより、データを盗まれたほうが怖い場合もあります。十分に注意しましょう。


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