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Core Ultra 2、セルフ交換バッテリー採用のモバイルノート、dynabook XP9を発表

dynabookから、個人ユーザー向けの新製品として、dynabook XP9が発表されました。2025年4月中旬に発売予定です。
Core Ultra シリーズ2を搭載し、Copilot+ PCに準拠したプレミアムモバイルノートPCです。
セルフ交換バッテリーを採用しており、長く、快適に使用することができそうです。
ここでは、dynabook XP9の特徴を簡単に紹介します。
公式サイトはこちら
製品の特徴
Copilot+ PCに準拠した14型のプレミアムノートPC
dynabookより、個人ユーザー向けの製品として、dynabook XP9が発表されました。Copilot+ PCに準拠した14型プレミアムモバイルノートPCです。
dynabook XP9の簡単な仕様は、下表の通りです。
最大47TOPSのNPUを内蔵した、Core Ultra 7 258Vを搭載し、ローカル環境でも生成AIを使った処理を高速にこなすことができます。また、少し負荷のかかる処理であっても、バッテリー駆動で長めの時間作業を行うことができるでしょう。
なお、カタログモデルのdynabook KP9と、Webオリジナルモデルのdynabook XP/ZYとがあります。基本的な部分は同じですが、Webオリジナルモデルの方は、ストレージ容量が1TBになっていますし、Officeソフトの有無を選ぶこともできます。
カタログモデル dynabook XP9 |
Webオリジナルモデル dynabook XP/ZY |
|
CPU | Core Ultra 7 258V | |
メモリ | 32GB | |
ストレージ | 512GB SSD | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14.0インチ 16:10 1920x1200 高輝度・高色純度・広視野角 非光沢 |
|
質量 | 約1kg未満(目標値) | |
バッテリー | セルフ交換バッテリー | |
サイズ | 約312.4 x 222.5 x 18.7~18.9 mm | |
ソフト | Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024 |
Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024 / なし |
セルフ交換バッテリー
dynabook XP9の大きな特徴の一つは、セルフ交換バッテリーを採用していることです。
現在のほとんどのノートPCは、バッテリーがへたってしまうと、メーカー修理でバッテリー交換を行う必要があり、数日の間ノートPCを使用することができなくなります。
一方、dynabook XP9は、バッテリー交換をユーザーが自分で行うことができます。交換作業自体も簡単で、新しいバッテリーに同梱されているドライバーで、バッテリーカバーのネジを2つ外すだけで、安全にバッテリーを交換することができます。
バッテリー駆動で、AI処理のような高めの負荷がかかる作業を日常的に行うと、電力消費量が増えるため、バッテリーの劣化が早まる可能性があることを考えると、dynabook XP9がセルフ交換バッテリーを採用しているのは大きなメリットと言えるでしょう。
長く、快適に使用することができそうです。

オリジナルのAI機能を搭載
dynabook XP9は、オリジナルのAI機能を搭載しています。備えているのは、以下のような機能です。
・dynabook AI アシスタント:ローカル生成チャットボットです。ローカル環境で、文書の翻訳や要約などを行うことができます。
・AI パワーオプティマイズ:オンラインミーティング時には、バッテリーセーブ機能をオンラインミーティング向けに最適化します。
・AIプライバシーアシスト:他者の画面ののぞき込みなどを検出し、警告を表示したり、離席時に自動でスリープモードにすることで、プライバシーを守ります。
・AIハンドコントロール:パソコンに触れずに、ハンドサインでアプリを操作することができます。
軽量・薄型のボディ
dynabook XP9は、14型サイズで、質量が約1kg未満(目標値)、厚さが約18.7mmと、軽くてスリムなボディなので、持ち運びがしやすいです。
また、ボディ素材には、マグネシウム合金を使用しており、質感や、堅牢性も高いです。

14型のWUXAG液晶を搭載
dynabook XP9は、最近の主流になりつつある、画面比16:10、WUXGA(1920x1200ドット)の14型ディスプレイを搭載しています。
モバイルノートPCとしては少し大きめですし、標準的なFHD(1920x1080ドット)液晶よりも1画面に表示することができる情報量が少し多いため、作業がしやすいです。

キーボードの紹介
dynabook XP9は、下図のようなキーボードを搭載しています。
仕様値で、キーピッチ:約19mm、キーストローク:約1.5mmとなっています。
Copilotキーがあるので、ワンタッチで「Microsoft Copilot」を呼び出すことができます。

不足のないインターフェイス構成
dynabook XP9は、不足のないインターフェイス構成となっています。
USB3.2 Gen1 Type-A x2、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)x2、HDMI、LAN、microSDカードリーダーを備えています。パーソナルユースはもちろん、ビジネス用途などにも使いやすいと思います。

購入先
今回発表された、カタログモデルの「dynabook XP9」は、2025年4月中旬に発売予定となっています。店頭予想価格は29万円台前半(税込)です。Webオリジナルモデルの「dynabook XP/ZY」は、2025年春販売開始予定となっています。
本機器の詳細についてはdynabook公式サイトで確認することができます。
dynabook公式サイトはこちら

パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートの仕事に従事。2018年頃からthe比較の記事執筆に参加。

the比較運営者。以前は、システムインテグレーターの企業にて、PCサーバーの設計・構築を担当。毎年約150台のパソコンの実機をレビュー。
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