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dynabook、セルフ交換バッテリー搭載の個人向けノートPCなど4機種6モデルを発表

dynabookから、個人向けの13.3型モバイルノートPC 4機種6モデルが発表されました。
大別すると、dynabook Xシリーズと、dynabook Vシリーズの2シリーズで、以下のような製品となります。
■dynabook X8・X6:「セルフ交換バッテリー」を搭載、約937gと軽い。第13世代Core (P)、約2.0mmとキーストロークが深めのキーボードを搭載。
■dynabook V8・V6: コンバーチブル型PCで、約979gの軽さ。Wacom製のアクティブペンも付属。
ここでは、各製品の特徴を簡単にご紹介します。
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dynabook X8/W・X6/W の特徴
dynabook X8/W・X6/Wは、13.3型のモバイルノートPCです。個人向けのdynabookシリーズの新製品で、プレミアムモバイルノートPCにカテゴライズされます。

セルフ交換バッテリー
dynabook X8/W・X6/Wの最大の特徴は、「セルフ交換バッテリー」を搭載していることです。
2か所のねじを外すだけで、簡単にバッテリーカバーを外すことができ、バッテリーが劣化・消耗した場合は、自分でバッテリーを交換することが可能です。

以前は、脱着式のバッテリーを搭載した機種が多かったですが、ノートPCの軽量・スリム化、コストダウン、堅牢性の確保などの理由により、最近では内蔵バッテリー搭載が主流となっています。しかし、dynabook X8/W・X6/Wでは、dynabookの34年の技術力を駆使し、約937g、約17.9~18.9mmと軽くてスリムなボディと、高い堅牢性を維持しつつ、「セルフ交換バッテリー」を実現しています。
なお、バッテリーを取り外しても、ノートPCの基板が出てくることはないので、基板に触って壊してしまうということがありません。また、バッテリーの両面には金属板を入れたり、バッテリー装着時は留め金でしっかりロックするなど、安全面でも配慮が払われています。

dynabook X8/W・X6/Wの仕様の紹介
dynabook X8/W・X6/Wの簡単な仕様は下表の通りです。
CPUには、28Wクラスのインテル第13世代Core (P)プロセッサーを搭載しています。モバイルノートPCでは、15WクラスのCPUを搭載した機種が多いものの、ノートPC開発において歴史のあるdynabookでは、蓄積した技術に基づくエンパワーテクノロジーにより、CPUを効率的に冷却し、CPUのパフォーマンスをしっかり発揮することができます。そのため、一般的なモバイルノートPCよりも高めの処理性能での快適な動作が期待できそうです。
dynabook X6/W |
dynabook X8/W | |
CPU | Core i5-1340P | Core i7-1360P |
メモリ | 16GB LPDDR5 | |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe Gen4 ) | |
ディスプレイ | 13.3インチ 1920x1200 高輝度・高色純度・広視野角 非光沢 |
|
質量 | 約937g | |
バッテリー | 約26.5時間 | |
市場予想価格[税込] | 25万円台前半 | 27万円台半ば |
画面比16:10の13.3型液晶
画面比16:10の13.3型液晶は、一般的なFHD液晶よりも縦に少し広く、移動先でも作業がしやすいです。また、液晶面は、下図のようにフラットになります。対面する相手に画面を見せる場合など、ビジネスシーンでも使いやすいです。


キーストロークが深めのキーボード
下図のようなキーボードを備えています。キーピッチが約19mmで、キーストロークが約2.0mmのキーボードです。キーストロークが深めなので、しっかりとした打鍵感があり、打ち心地がよさそうです。なお、「半角/全角」キーや、「Enter」キーの周りのキーには、一部サイズが小さいキーがありますが、13.3型と小型のボディなので、ここは妥協が必要です。

充実のポート類
ポート類は、下図のような構成です。USB3.2 Gen1 Type-A x2、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)x3、HDMI、microSDカードリーダー、LANポートを備えており、数も種類も充実しています。

ボディカラーは2色
ボディカラーは、ダークテックブルーと、ダークテックシルバーの2色です。


dynabook V8/W・V6/W の特徴
dynabook V8/W・V6/Wは、既存の5in1 プレミアムPenノートPCである、dynabook Vシリーズの最新モデルとなります。

コンバーチブル型の5in1 PenノートPC
dynabook V8/W・V6/Wは、360度回転するヒンジを備えており、使用する場所や用途に合わせて自在に変形することができます。
コンバーチブル型ノートPCは、360度回転するヒンジのギミックや、変形時に加わる力に負けない剛性が求められるため、少し重くなることが多いですが、dynabook V8/W・V6/Wは、約979gと非常に軽いです。持ち運びが楽ですし、タブレットスタイルにして、片手持ちで使用するといった使い方もできます。

また、Wacom製のアクティブ静電ペンが付属しており、ペンでの手書き入力に対応しています。そのため、通常のノートPCよりも多目的に使うことができます。

ちなみに、5in1というのは、ペンスタイル、モニタースタイル、ノートPCスタイル、タブレットスタイル、フラットスタイルの5つのスタイルで使用することが可能ということを指しています。


dynabook V8/W・V6/Wの仕様の紹介
dynabook V8/W・V6/Wの主な仕様は下表のとおりです。
こちらの機種も、CPUには28Wクラスの第13世代Core (P)プロセッサーを搭載しています。dynabook X8/W・X6/Wと同じように、dynabookのエンパワーテクノロジーにより、コンパクトな筐体ながら、第13世代Core (P)のパワーを引き出すことができ、快適に動作すると思います。
dynabook V6/W |
dynabook V8/W | |
CPU | Core i5-1340P | Core i7-1360P |
メモリ | 16GB LPDDR5 | |
ストレージ | 256GB SSD | 512GB SSD (PCIe Gen4 ) |
ディスプレイ | 13.3インチ 1920x1080 IGZO 非光沢 |
|
質量 | 約979g | |
バッテリー | 約24.0時間 | |
市場予想価格[税込] | 25万円台後半 | 28万円台半ば |
IGZO液晶搭載
dynabook V8/W・V6/Wは、シャープが開発したIGZO液晶を搭載しています。見やすさと、低消費電力に定評がある液晶で、作業がしやすいと思います。
なお、サイズは一般的な画面比16:9のFHD液晶です。

2つのWebカメラを搭載
dynabook V8/W・V6/Wは、一般的な液晶上部のWebカメラに加えて、キーボード面の上にもWebカメラを搭載しています。
キーボード面のWebカメラは、約800万画素(4K)と高解像度です。タブレットスタイルにして、写真や動画を取り、ちょっと加工して、SNSに投稿するといった使い方もできそうです。


ポート類の紹介
dynabook V8/W・V6/Wのポート類は、下図の通りです。
USB3.2 Gen1 Type-A、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。

購入先
dynabook X8/W・X6/Wは2024年1月19日から、dynabook V8/W・V6/Wは、2023年12月15日から、それぞれ順次発売予定となっています。
なお、dynabook X8/W・X6/Wのメーカー直販モデルとなるdynabook XZ/HWは既に販売が開始されています。詳細は、以下のリンク先をご覧ください。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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