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東芝 dynabook DZ83/Jの実機レビュー

CPU | 第8世代Core (U) |
---|---|
メモリ | 4 ~ 16GB |
ストレージ | SATA / PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD 広視野角 非光沢 タッチ |
質量 | タブレット:約799g キーボード接続時: 約1,179g~ |
バッテリー | 約10.0時間 |
価格 | 12万円台~(税別) |
dynabook DZ83/Jは、セパレート型の2 in 1 PCです。
キーボードが2つ用意されているのが特徴です。1つはインターフェースが沢山あるキーボードで、もう1つはインターフェースが無い代わりに軽量のキーボードです。用途によってキーボードを変えることが可能です。
また、タブレット部分には自立スタンドを搭載しており、動画などを観るときに便利です。
AES対応のアクティブペンも搭載しており、手書きで文字を入力することも可能です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-8550U、16GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「dynabook DZ83/Jの特徴」のみお読みください。
dynabook DZ83/Jの特徴
セパレート型2 in 1 PC
dynabook DZ83/Jは、キーボード部分を外すことができるセパレート型(デタッチャブル型)の2 in 1 PCです。ノートパソコンとしても、タブレットとしても使用できるため、利用用途が広がります。また、タブレット部分は、Surface のように自立スタンドを備えているため、動画などを観るときに便利です。

キーボードは用途によって2種類
dynabook DZ83/Jは、2種類のキーボードが用意されている点が、大きな特徴です。

1つはインターフェースが充実した「キーボードドック」で、もう1つはインターフェースが全く無いSurfaceのタイプカバーのような「薄型・軽量キーボード」です。両方ともバッテリーは内蔵されていません。


「インターフェース重視モデル」を購入すると両方のキーボードが付属し、「薄型・軽量重視モデル」を購入すると薄型・軽量キーボードのみ付属します。

インタフェースは下図のようになっています。キーボードドックは、USBはもちろん、VGAやLANポートなど多くのポートを備えています。


各キーボードは液晶を傾けられる角度が異なり、下図の角度まで開くことができます。なお、キーボードドックは、タブレット側のスタンドを広げなくても、ある程度まで傾けられますが、一定以上傾けると後ろに倒れるので、そのときはスタンドを開く必要があります。


アクティブペンに対応
dynabook DZ83/Jは、4,096段階の筆圧検知対応のアクティブペン(AES)が付属しています。表面の抵抗感が強く、紙に近い書き心地です。ただ、ペンがツルツル滑るほうが好みの方は合わないと思います。なお、AES対応なら他のペンも使えると思います。簡単なテストではありますが、Wacom BAMBOO Inkは使えました。


処理速度はCoreプロセッサーにしてはやや遅め
Core i7-8550UのCPUを搭載している割には、ベンチマークスコアが低かったです。他のPCで計測したときの7割程度のパフォーマンスしか出ませんでした。時間のかかる処理をする用途には向いていないと思います。
~ CINEBENCH R15 マルチコア ~
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
最大輝度は、263cd/m2と普通の輝度です。ただ、外で使うときは輝度が足りず見にくいと思います。
視野角は広いです。

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや青が強めです。ただし、そこまで気にはならないでしょう。

色域はノートパソコンとしてはやや広いです。

画素形状です。表面に非光沢フィルムが貼られており、ややギラつきを感じます。

非光沢のフィルムが貼られているので、映り込みは低減されています。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
「キーボードドック」と「薄型・軽量キーボード」の2種類についてチェックします。
キーボードドック
実測で、キーピッチは約19mm(横方向)、約18mm(縦方向)で、キーストロークは約2mm弱となっています。「@」など一部のキー幅が狭いのがやや気になりますが、普通に打てるキーボードです。
タッチパッドの操作性は普通ですが、クリック音がやや大きいです。


薄型・軽量キーボード
キーストロークやキーピッチ、配列などは、上のキーボードドックとほぼ同じです。クリックボタンは、こちらのほうが音は静かです。


パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
上でも記載しましたが、Core i7-8550Uを搭載している割にはベンチマークスコアが低いです。エンコード時のCPUクロックを確認すると、1.6GHz前後で推移していました。Core i7-8550Uはベースクロックが1.8GHzで、ターボブースト時のクロックが4GHzなので、低いクロックです。画像・動画編集などの用途には向かないと思います。

Core i7-8550U Intel UHD 620 |
|
x265でエンコード (※1) | 40分47秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 5分32秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー


USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト
USB Type-Cポートを利用して、他の充電器やドックが使えるかを試しました。
Thunderboltには対応していないようでしたが、他の充電器による充電や、映像出力などは可能でした。
充電できるか? | 外部モニター / LANの拡張 | |
ThinkPad USB Type-C ドック | 〇 | 〇 |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | 〇 | × |
ZHOULX 充電器(65W) | 〇 | ― |
外部ディスプレイへの映像出力 | ― | 〇 |
質量のチェック
dynabook DZ83/Jの質量のチェックです。
メーカー公表値では、タブレットのみで約799g、キーボードドック接続時で約1,229g、薄型・軽量キーボード接続時で約1,179gとなっています。当サイトで計測した質量はそれよりもやや軽かったです。
他のセパレート型2 in 1 PCと比較すると、タブレット部はやや重いかなと思います。キーボードを含めた総質量は普通です。ACアダプターはやや軽量です。
質量 | |
タブレットのみ | 763g |
タブレット + キーボードドック | 1,184g |
タブレット + 薄型・軽量キーボード | 1,130g |
ACアダプター | 232g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は非公開ですが、当サイトにて確認したところ36Whでした。普通のバッテリー容量です。
当サイトによるバッテリー駆動時間の実測値は次の通りです。こちらも普通の駆動時間です。
バッテリー駆動時間 | |
PCMark 8 Home テスト ※1 | 3時間58分 |
PCMark 8 Work テスト ※2 | 4時間43分 |
動画再生時 ※3 | 7時間04分 |
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果が変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
全体的に、やや低めの動作音だと思います。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から4番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。エンコード時はCPU使用率が75%までしか上がらなかったこともあり、低めの温度です(通常は100%までCPU使用率が上がります)。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
エンコード時の温度の詳細
下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。60℃強で推移しています。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
今回は、下図のような形状にして、タブレット部分の裏面の温度を計測しています。

結果は次の通りです。低めの負荷であれば、持っていて不快になることはないでしょう。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
やや低めの消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
dynabook DZ83/Jの外観写真を掲載します。
タブレット部分の画像です。

裏面です。

スピーカーの音質はあまり良くありません。10点満点で3~4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スタンドは下の角度まで傾けられます。

インターフェースは、下図の通りで、ポート類はUSB Type-Cが1つと、マイク/ヘッドホン端子しかありません。

タブレットとキーボードの画像です。

キーボードドックを接続したときの画像です。

薄型・軽量キーボードを接続したときの画像です。

ACアダプターは小型で、持ち運びやすそうな形状です。容量は最大45Wです。

まとめ
以上が、dynabook DZ83/Jのレビューです。
セパレート型の2 in 1 PCですが、2つのキーボードを搭載しており、用途に合わせてキーボードを変えることができます。自宅で使うときはインターフェースの充実したキーボードドックを、外出するときは軽量な薄型・軽量キーボードを使う、といったこともできます。
ただし、Core i7-8550Uを搭載している割には、ベンチマークのスコアがあまりよくありませんでした。負荷のかかる処理をする方には向いていないと思います。
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東芝ダイレクト(dynabook DZ83/Jシリーズ)
このページをご覧の方だけに
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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