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VAIO SX12 / VAIO SX14を大きく刷新した2021年新モデルが発売

更新日:

VAIOから、1kgを切る質量のメインストリームモバイルノートPCである、VAIO SX12と、VAIO SX14を大きく刷新した、新モデルが発売されました。

一見すると旧モデルから大きな変化がないように見えるかもしれませんが、使いやすくなった液晶、AIノイズキャンセリング機能、向上したバッテリー駆動時間、より高まった堅牢性など、モバイルノートPCとしての使いやすさと完成度が高まっています。

さらに、最新の第11世代Coreを搭載し、LTEにも対応しています。数少ない国産ノートPCであるのも、魅力の一つです。

デザインにも、性能にも、堅牢性にも妥協したくない人のためのモバイルノートPCとして、非常におすすめです。

公式サイトはこちら(VAIO SX12) 公式サイトはこちら(VAIO SX14)

 

製品の特徴

1kg切のメインストリームモバイルノートPC

VAIOのメインストリームモバイルノートPCである、VAIO SX12 / VAIO SX14の2機種が刷新されました。

12.5型のVAIO SX12は約887g~、14.0型のVAIO SX14は約999g~と、どちらも1kgを切る軽さが特徴的です。また、VAIO特有のデザインと作りの良さも大きな魅力です。

VAIO SX12は日常的に気軽に持ち運びたい方に、VAIO SX14は作業性を重視する方のモバイルPCとしておすすめです。

 

VAIO SX12 / VAIO SX14の構成

まず、VAIO SX12と、VAIO SX14の構成を比較します。

VAIO SX12とSX14の構成比較
  VAIO SX12 VAIO SX14
CPU Core i7-1195G7
Core i5-1155G7
Core i3-1115G4
Celeron 6305
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ PCIe NVMe SSD
ディスプレイ 12.5型
FHD 非光沢
14.0型
FHD 非光沢 /
FHD タッチ 光沢 /
4K HDR 非光沢
WWAN LTE対応
質量 約887~936g 約999~1,139g
バッテリー 約28.0~30.0時間 4K UHD : 約17.0時間
FHD : 約28.0~30.0時間
FHD タッチ : 約22時間

 

CPUには、第11世代Coreプロセッサー、もしくはCeleron 6305を搭載しています。特に、上位モデルには、2021年5月に発表された、薄型ノートPC向けのプロセッサー、Core i7-1195G7、Core i5-1155G7を搭載しています。動作クロックを高めつつも、消費電力が抑えられたCPUで、快適に使える処理性能と、長いバッテリー駆動時間を両立できそうです。

また、内部を確認すると、軽量機種としては珍しく、3本のヒートパイプで冷却性能を高めているようです。第11世代Coreプロセッサーの性能をしっかり引き出すことが、期待できそうです。

メモリ、ストレージ構成など、基本的な部分は、VAIO SX12と、VAIO SX14で違いはありません。

 

ディスプレイの使いやすさが向上

VAIO SX12 / VAIO SX14では、ディスプレイの使いやすさがアップしています。

旧モデルでは、ディスプレイがフラットにはなりませんでしたが、新モデルではリフトヒンジでありながら、ディスプレイがフラットになります。

新モデルのVAIO SX12・SX14はフラットになる
旧モデルのVAIO SX12のディスプレイの開く角度

 

また、Fn+2のショートカットキーで、表示とタッチパッドの操作を同時に反転することもできます。例えば、ビジネスシーンで対面する相手に画面を見せながら、操作するといったことができるようになり、便利になっています。

 

VAIO SX14では3種類の液晶を選択可能

VAIO SX12と、VAIO SX14とで、機能的に異なっているのは、液晶となります。

VAIO SX12が標準的なFHD液晶を搭載するのに対して、VAIO SX14では、FHD液晶に加えて、FHD タッチ液晶、4K HDR液晶も選択できます。

より精彩な画面表示を希望する場合は、4K液晶を選択するといいでしょう。

 

FHD タッチ液晶であれば、アクティブペンも使用できます。カスタマイズ画面で、ワコム製の4096段階筆圧検知、傾き検知に対応したペンを一緒に購入することもできます。

対面する相手と一緒に書類を確認し、サインしてもらうような場面では、FHD タッチ液晶とアクティブペンを使用すると便利です。

 

バッテリー駆動時間が大きく向上

VAIO SX12 / VAIO SX14では、1kgを切った質量はそのままで、バッテリー駆動時間が旧モデルよりも長くなっています。

旧モデルでは、VAIO SX12が約15.5~16.5時間、VAIO SX14が約21~22.7時間(4K:9~9.6時間)だったのに対して、新モデルでは、VAIO SX12は約28.0~30.0時間、VAIO SX14は約28.0~30.0時間(FHD タッチ:約22.0時間、4K:約17.0時間)と、大きく延びています。

バッテリー残量を気にせず使用できそうです。

 

ノイズキャンセリング機能が向上

VAIO SX12 / VAIO SX14では、AIノイズキャンセリング機能を搭載しており、よりクリアな音声でのオンライン会議が可能となっています。

 

ノイズキャンセリング機能には、標準モードと、プライベートモードという、2つのモードが用意されています。標準モードでは、全方向の音から声と環境ノイズなどの騒音を識別して、ノイズを除去します。一方、プライベートモードでは、2つのマイク入力を解析し、カメラの画角(左右45度)外の音を除去します。

Zoomなどのオンライン会議用ソフトにも、ノイズキャンセリング機能が搭載されていることが多いですが、VAIO SX12 / VAIO SX14のノイズキャンセリング機能を併用することで、より快適なオンライン会議ができそうです。

なお、詳細については、下の動画でもご確認いただけます。

 

立体成型カーボン天板で堅牢性がアップ

VAIO SX12 / VAIO SX14では、堅牢性の高いカーボン製の天板にも、さらに改良が加えられています。

旧モデルでは、平面部にカーボン素材、立体構造部分には樹脂を使用していましたが、新モデルでは天板の両サイドに回り込むようにカーボン素材を立体成型しています。その結果、剛性がより高くなっています。

 

ボディの堅牢さは、様々な品質テストでも検証されています。

VAIO SX12 / VAIO SX14では、新たにアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD 810H)にも準拠した品質試験もクリアしています。また、モバイル特別品質試験では、従来の76cm 18方向鉄板上落下、90cm 6方向鉄板上落下のテストに加えて、127cm 2方向鉄板上落下試験も実施されています。(127cm落下試験については、下の動画でも確認できます)

VAIOのPCは壊れやすい、というイメージがある方もおられるかもしれませんが、以前と違って、今は非常に堅牢で、信頼性の高い作りとなっています。

 

豊富なボディカラーのラインナップ

VAIO SX12 / VAIO SX14は、ボディカラーの選択肢も多いです。

VAIO SX14では、下の画像のような、ファインホワイト、アーバンブロンズ、ファインブラック、ブライトシルバーから選択できます。

 

VAIO SX12では、VAIO SX14と同じ4カラーに加えて、下の画像のようなローズゴールドもあります。

 

その他に、VAIO SX12 / VAIO SX14では、特殊なブラック塗装が施された、スペシャルエディションのALL BLACK EDITION、深い藍色のプレミアムエディションの勝色特別仕様もあります。

ALL BLACK EDITION
勝色特別仕様

 

キーボード

VAIO SX12 / VAIO SX14では、下の画像のようなキーボードを搭載しています。

キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。十分なサイズで、キーストロークもやや深めですし、キートップ中央は約0.3mmくぼんでおり、指馴染みもよく、打ちやすそうなキーボードです。

なお、選択できるキーボードとしては、日本語配列(かな文字あり)、日本語配列(かな文字なし)、日本語配列(かな文字あり、バックライトなし)、英語配列の4種類があります。

また、スペシャルエディションでは、少し選択肢が変わり、隠し刻印キーボードを含む5種類のキーボードから選ぶことができます。

VAIO SX12のキーボード
VAIO SX14のキーボード

 

LTEを選択可能

VAIO SX12 / VAIO SX14では、LTEを選択できます。

対応バンドは下表の通りで、国内キャリアの主要なバンドを網羅しているので、安心です。ただし、5Gには対応していません。

特に重要なLTEバンドは次の通り
ドコモ回線の重要なLTEバンド・・・1、3、19
au回線の重要なLTEバンド・・・1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なLTEバンド・・・1、3、8
楽天モバイル回線の重要なLTE対応バンド・・・3、18

 

なお、VAIO STOREでの購入であれば、VAIOオリジナル4G LTEデータ通信SIMを、1年プランが0円、もしくは2年プラン・3年プランを安く使用することができ、おすすめです。

 

ただし、5G対応モデルが無かったのは残念です。

 

インターフェース

インターフェースは、USB3.0 x2、USB-C(Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応)x2、HDMI、LANを備えています。この軽さで、LANポートまで備えているので、ビジネス用のノートPCとしても使いやすいです。

旧モデルと比較すると、VGAとSDカードリーダーがなくなっています。VGAやSDカードリーダーを使用する場合は、アダプターやドック類を使用する必要があります。個人的に、SDカードリーダーが無くなったのは残念です。

VAIO SX12のインターフェイス
VAIO SX14のインターフェイス

 

ウェブカメラ・セキュリティ機能

ウェブカメラには、HDカメラと、顔認証対応のFHDカメラの2種類があります。ウェブカメラにはプライバシーシャッターも付いています。

HDカメラはノートPCとしては標準的な性能のカメラとなります。一方、顔認証対応のFHDカメラは、約207万画素と高精彩です。IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証が使用できます。

セキュリティ機能としては、顔認証に加えて、指紋認証も選択できます。指紋認証装置は電源ボタン一体型となります。

人感センサーも搭載しており、PCの前を離れると自動でPCをロック状態に、PCの前に戻ると、顔認証で自動的にログオン、といった動作も可能となります。使い勝手を損なわずに、セキュアな使い方ができます。

顔認証、指紋認証の両方に対応していると、便利だと思います。

顔認証および指紋認証対応

 

後日レビューします

VAIO SX12、SX14とも、当サイトにて購入済みです。届いたら、実機でレビューします。レビュー記事が出来次第、TwitterFacebookで通知しますので、よろしければフォローをお願いします。

 

購入先

VAIO公式 オンラインストアでは、VAIO SX12 / VAIO SX14に最長4年の保証サービスを付けて購入することができ、おすすめです。

VAIO SX12の購入(VAIO STORE) VAIO SX14の購入(VAIO STORE)

 

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