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SONY VAIO Tap 11でのイラスト制作レビュー

更新日:2014年2月8日

 

以前、VAIO Tap 11のレビューを行いましたが、今回は背景アートやクリーチャーなどを描いているプロのイラストレーターさんへ依頼し、イラストを実際に制作してもらい、レビュー記事を書いていただきました。

デジタイザースタイラスペンについて

ペンは細身でやや重く、製図用ペンに近い感触です。男性の大きな手には小さく感じるかもしれません。店頭での確認を推奨します。

ペン移動時のカーソル追従はやや遅く、タイムラグを感じます。ストロークの描画反映速度は、ブラシの種類やサイズによって速度が変わりますが、概ね許容範囲内です。

ペン先の位置と、画面上描画位置のズレがあります。ペン自体の傾き、ブラシの種類、サイズによって、ズレ幅にも若干差が出ます。これはペンの位置調整を何度か繰り返すと改善されます。

筆圧感知にペンの傾きは反映されないので、intuosのペンに慣れている場合は、若干物足りなく感じます。

同じスタイラスペン付属のVAIO Duoレビューを行った際にも思ったのですが、やはり、ペンのサイドスイッチが押しづらいと感じました。グリップの太さ、ペンの長さ、クッションの有無等、デジタイザースタイラスペンにバリエーションがあると嬉しいです。
今回はキーボードでいつでもショートカットキーが使えますので、サイドスイッチをほとんど使いませんでした。


デジタイザースタイラスペン

本体について

タブレット本体背面のスタンドを利用して、画面を立てた状態での作業も可能です。

ただし、絵を描くことを前提に考えると、傾斜が足りないと感じました。作業時はスタンドを使用せず、何か台になるものを用意して、自分に合う傾斜を作って作業しました。

キーボードも付属し、ショートカットキーをいつでも自由に使えるため、非常に快適でした。キーボードは軽く、持ち運び時に本体とドッキングして充電できるようになっています。また、ドッキング時は画面を保護するので安心です。


スタンドの傾斜について

バッテリー駆動時間について

おおよそのバッテリー駆動時間も計測してみました。

未使用時をスリープ設定にし、移動中キーボードの充電も行わない場合は、平均6~7時間で、残量が10%台になりました。また、 移動中にキーボードの充電を行う場合は、5時間弱でした。

なお、電源プランは「バランス」、画面の明るさの自動調整は「オフ」にしています。

完成したイラスト

CLIPSTUDIOのソフトを使用して描いたイラストが下図です。


CLIPSTUDIOのソフトで描いたイラスト
【題:忘却の地】

色について

VAIOで作業したデータを自宅PCへ移動し、モニタ上の色と、印刷時の色を比較しました。

今回は大きな差が出ませんでしたが、PC間を移動してカラーファイルを扱う場合は事前に調整しましょう。VAIOモニタのモードを「鮮やか」設定にしていると、差が大きくなります。

なお、自宅モニタはEIZO FlexScan EV2336Wノングレアパネル、プリンターはEPSON EP-4004です。

総評

こんな方にお勧めです。
 CLIPSTUDIOを主な作業用ソフトとして使用している
 移動が多く、印刷用高解像度データを外出先でも作成したい
 キーボードショートカットを多用して作業する  

補足
 趣味の範囲ならメインPCにもできると思います。
 仕事用のサブマシンとしても活用できますが、CPUやメモリの増設は必須です。
 B2以上の大判サイズのデータや、レイヤー数が非常に多いイラストは動作が重くなります。

詳細はこちら
安心のメーカー直販サイト:ソニーストア(VAIO Tap 11) icon

 

【今回依頼をしたイラストレーターより】
氏名:山本
連絡先:nagimisoxx#gmail.com (#は@へ変更して下さい)
コメント:ご依頼の場合は、用途、イラストのサイズ、金額、納期を明記の上、ご連絡下さい。 作品ポートフォリオをご希望の場合は、その旨ご連絡下さい。 いずれも、3日以内に返信いたします。 尚、内容やスケジュールによりお受けできない場合がございます。何卒ご了承下さいませ。