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VAIO Pro 11の実機レビュー(2)
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時でもややファン音が聞こえるときがあります。それ以外は一般的な騒音値だと思います。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
エンコードのようなCPUに負荷のかかる作業をしても、CPU温度はそれほど上がりませんでした。安心して使えます。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
動画再生程度の軽い負荷でもキーボード中央がやや熱くなります。指をキーに付けっぱなしだとやや熱いと感じますが、打っているときは気になりません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。
Haswellプロセッサーを搭載しているだけあり、フルHDという高解像度液晶を搭載していても低い消費電力です。
外観のチェック
外観のチェックです。
ボディには、カーボン繊維を重ねることで軽量かつ高い剛性も確保した「UDカーボン」を採用しています。
スピーカーです。キーボードの奥側にあり、PCを使っているときはスピーカーが見えないようにデザインが工夫されています。音質はあまり期待しないほうがいいと思いますが、小型・薄型のPCにしては頑張っているほうだと思います。
パームレスト部分は、ヘアライン加工が施されています。本機のボディカラーはブラックですが、パームレストに触ると手の脂の跡がやや目立ちます。
天板です。
液晶を開くと、本体の下へロールダウンし、地面に付くようになっています。そのため、タッチパネルに触っても液晶が傾きにくくなっています。しかし、液晶自体がかなり薄いので、触ると液晶が揺れます。
フラットな底面です。
ACアダプターです。比較的小型で軽いです。ACアダプターにはUSBポートも搭載しており、ここにスマートフォンなどを接続して充電することができます。
ACアダプターの詳細は次の通りです。
液晶が開く角度です。
側面のポートです。USB3.0とHDMIポート、メモリカードスロットがあります。LANやDVIポート、光学ドライブはありません。
他のボディカラーを紹介します。下図はシルバーです。指紋跡などが目立ちにくいので、個人的にはおすすめのカラーですが、タッチパネルなしモデルでは、このカラーを選択できません。
下図は、量販店では販売されていない「red edition」です。Web直販サイトのソニーストアや、直営店のソニーストアなどで販売されています。
まとめ
以上が、VAIO Pro 11のレビューでした。
恐ろしく軽量なボディで、バッテリ駆動時間もそこそこあり、小型・薄型であるためカバンにも入れやすく、モバイル用途にはおすすめのウルトラブックです。
拡張用シートバッテリーを搭載すれば、21~23時間(メーカー公表スペック)とかなりロングバッテリであるにも関わらず、重量は1100gを切ります。
液晶画面はフルHDと高解像度で、比較的鮮やかで、色再現性もよいです。ただし、(気にならない方も多いと思いますが)ギラつきがあるのが残念です。
また、キーピッチがやや狭いです。デスクトップ用のキーボードで慣れている人がブラインドタッチをすると、微妙にキー位置がずれているため違和感があると思います。手の小さい方なら打ちやすいと感じるかもしれません。
また、メモリが4GBしか搭載できない点も残念です。多くウィンドウを起動する人は4GB近くにすぐ到達してしまうので、できれば8GBのメモリも選択できるようにして欲しかったです。
タッチパネルありモデルと、タッチパネルなしモデルとでは重量が異なりますので注意して下さい。タッチパネルなし液晶のほうが約100g軽いです。
安心のメーカー直販サイト:ソニーストア(VAIO Pro 11) |