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SONY VAIO Duo 11の実機レビュー(2)

更新日:2012年11月14日
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  目次  

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

非常に静かな製品です。低負荷時はほぼ無音で、高い負荷をかけても、低い動作音です。

なお、下の図には書いていませんが、nasne経由でテレビを視聴した場合、CPU負荷が約10%(Core i3-3217U)になり、騒音値は42.3dBでした。PCのファンの音がやや聞こえますが、テレビの音のほうがはるかに大きいため、気になりません。


パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

CPU等の温度は低めです。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。表面温度が高すぎると、作業時に手が不快になります。

低負荷時でも高負荷時でも、「キーボード面」の表面温度は低いです。

低負荷時の「裏面」もそれほど熱くありません。

高負荷時の「裏面」は上部中央がやや熱くなります。ただし、Windows 8 のモダンUIは、横スクロールするため横向きで両手で持ってすることが多いです。そのため裏面の上部中央が熱くなっても、それほど気になりません。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

下記の3つの状態で計測した結果、消費電力は低めです。


外観のチェック

外観のチェックです。

 

正面画像です。液晶画面が体に近いため、タッチ操作しやすいです。

 

側面です。ポート類のない部分は鋭角になっており、視覚的に薄く見えるようにしています。

 

ただし、手前の側面にあるボリュームボタン、ローテーションロックボタン、ASSISTボタンなどがひっくり返さないと見えず、押しづらいです。

側面です。キーボード本体側と、液晶側をつなぐケーブルが剥き出しです。

 

背面です。

液晶をスライドさせたときに液晶をささえるサポートバー(?)の画像です。割と細い部品であるため、間違って物が挟まってしまうと曲がらないか心配です。



 

タブレット形状にしたときの画像です。

 

背面にLANポートがありますが、コネクタ部分を広げる必要があります。ここを広げると床にぶつかってしまい、本体がグラつきます。そのため、LANポートを挿したときは、チルトスタンド(本体を傾けるための足)を出す必要があります。

 

デジタイザースタイラスペンも同梱しています。PCで絵を描く人などに便利だと思います。

本製品はフルHD液晶を搭載しています。OSのフォントサイズは、通常の「小」ではなく「中」になっていますが、アプリによってはフォントが小さいままです。そのようなアプリを指でタッチ操作するのは至難の業ですが、スタイラスペンを使えば快適にタッチ操作できます。

 

ACアダプターです。小さめのサイズです。

 

側面です。LAN、VGA、HDMIポートなど付属しており、ポートの種類は充実しています。

まとめ

以上が、VAIO Duo 11のレビューです。

変形するタブレットPCの中ではデザインが良く、近くにあるとつい使いたくなります。高視野角、高解像度の液晶を搭載しているため、画像や映像も非常に綺麗です。

トラックパッド(キーボード中央の突起で、マウスポインタを操作するもの)の操作性はイマイチですが、それを除けば、タブレット形状でもノートPCの形状でも使いやすいと思います。

nasne(ナスネ)を使えば、ワイヤレス(無線LAN)でテレビのライブ視聴、録画、再生も可能です。VAIO Duo 11を持っていけば家のどこでもテレビを観られます。ピュアタブレットではスタンド等を使わないと液晶を斜めに傾けることはできませんが、本製品なら液晶を傾けてテレビを観ることが可能です。

ピュアタブレットよりも2倍くらい重いですが、家の中でタブレットを使う場合、テーブルの上に置いたり、膝の上に置いたりして使うことが多いです。このような使い方が多い場合、約1.3kgの重量はそれほど気にならないです。

欲を言えば、液晶を開いたときの角度を、何段階かに調節できれば良かったです。視野角の広い液晶であるため、多少斜めから見ても画面内の内容は認識できますが、場面によってはもう少し傾けたいときがあります。

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