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Windows 10 Fall Creators Update後の電源モードについて

更新日:2018年1月2日

 

Windows 10 Fall Creators Update後の電源モードのスライダーを動かすとどうなるか調べた結果の備忘録です。

 

タスクトレイの電源モードを変更するとどうなる?

まず、Windows 10 Fall Creators Update(以後FCU)適用済みPCで、タスクトレイの電源モードを変更して"最大"のCPUクロックが変化するのか確認しましたが、変化しませんでした。

 

次に、電源モードの仕様をネットで探したところ、電源モードのスライダーを左へ動かすと、「バックグラウンドのアプリやタスクが、電力効率の良い方法で実行される」といったようなことが書かれていました。

参考:https://wccftech.com/microsoft-focus-power-battery-management-power-throttling/

 

具体的には、タスクマネージャーから、列を右クリックし、「電源調整」という列を表示させます。

 

すると、下図のように「有効」か「無効」が表示されます。

電源モードのスライダーを動かすと、ここが「無効」になったり「有効」になったり変化します。「有効」になったプロセスは、電力効率の良い方法で実行されるようになるようです。

 

バッテリー駆動時間の実測

次に、ThinkPad X1 Carbon(2017年モデル)を使って、Windows 10 Fall Creators Update前と後で、バッテリー駆動時間が変わってくるかを調べました。

PCスペックと、テスト時の画面輝度は次の通りです。

【PCスペック:Core i5-7200U、メモリ8GB、128GB SATA SSD、画面輝度:120cd/m2(輝度設定:69)】

Windows 10 Fall Creators Update前

2017年4月頃に調べたときは、PC Mark 8 Workによるテストで「8時間50分」でした(詳細はこちら)。

月日が経ってバッテリーも経たっていると思うので、2017年12月31日にもう一度実行してみたところ、結果は「8時間41分」でした。

また、通常のレビュー記事では無線LANをオンにして計測していますが、無線LANをオンにすると、勝手にFCUが適用されちゃう可能性があるため、今回無線LANはOFFにして計測しています。無線LANをONにすると、もう少し駆動時間は短くなると思います。

Windows 10 Fall Creators Update後(高パフォーマンス)

Windows 10 Fall Creators Update後、バッテリー駆動時間を計測しました。

まず、Windows 10 Fall Creators Update後、バッテリー駆動状態の電源モードのスライダーのデフォルト値がどうなっているかを確認しましたが、「高パフォーマンス」でした。

 

電元モードを「高パフォーマンス」のままバッテリー駆動時間を計測した結果が次の通りです。

やや駆動時間は下がりました。ただし、大きく変わるわけではありません。

Windows 10 Fall Creators Update後(高パフォーマンス)

次に、電源モードのスライダーを動かし「より良いバッテリー」にします。

そのときのバッテリー駆動時間です。

電源モードを「高パフォーマンス」にしたときよりも、ややバッテリー駆動時間が伸びました。またPCMark 8 のスコアも少し低めになっています。

Windows 10 Fall Creators Update前と比較すると、ほぼ同じ駆動時間でした。

最後に無線LANをオンにしたときのバッテリー駆動時間

最後に、電源モードを「高パフォーマンス」、無線LANをオンにしたときの駆動時間です。