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デュアルチャネル メモリの効果

初稿:2017年1月11日

 

デュアルチャネルのメモリと、シングルチャネルのメモリとでは、どのくらい違いがあるのかについて、ベンチマークスコアを比較してみました。

比較に用いたPCは、第7世代のCore i5-7500を搭載した「ドスパラ Magnate IM」で、メモリをデュアルチャネル(4GBの2枚挿し)にしたときと、シングルチャネル(8GBの1枚挿し)にしたときとで、各種ベンチマークを計測しました。メモリ以外のパーツは同じにしています。

CPU処理性能の比較

CPU性能ついて、各ベンチマークスコアを比較したのが下の表です。平均で5%ほどスコアが上昇しています。

Core i5-7500のデュアルチャネルとシングルチャネルのCPU性能比較
  テスト内容 デュアルチャネル
(4GB x2)
シングルチャネル
(8GB x1)
スコア上昇率
CPU性能を
評価するテスト
Passmark - CPU Mark 8617 8014 8%
CHINEBENCH R15 - CPU (Multi-Core) 599 cd 598 cd 0%
CHINEBENCH R15 - CPU (Single-Core) 163 cd 163 cd 0%
Geekbench 4 - CPU (Multi-Core) 12908 11621 11%
Geekbench 4 - CPU (Single-Core) 4638 4356 6%
x265でH.265/HEVCエンコード 21分41秒 22分07秒 2%
平均 5%

グラフィック性能の比較

次に、グラフィック性能を比較したのが下の表です。グラフィック性能を評価するベンチマークは、かなりスコアが上昇し、平均して約22%もスコアがUPしています。インテル HD グラフィックスで、ゲームをしようと思っている方は、デュアルチャネルにすることをおすすめします。

Core i5-7500のデュアルチャネルとシングルチャネルのグラフィックス性能比較
  テスト内容 デュアルチャネル
(4GB x2)
シングルチャネル
(8GB x1)
スコア上昇率
グラフィック
性能を
評価するテスト
3DMark Sky Diver - Graphics score 4388 3906 12%
3DMark Cloud Gate - Graphics score 9904 7846 26%
CHINEBENCH R15 - OpenGL 54.29 fps 44.93 fps 20%
FF XIV (1280x720、標準(デスクPC)) 4598 (平均34.4fps) 3124 (平均23.1fps) 47%
ドラゴンクエスト X (1280x720) 9415 (とても快適) 7860 (とても快適) 20%
QSVでH.265/HEVCエンコード 3分38秒 3分47秒 4%
平均 22%

 

 

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