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NEC LaVie X(LaVie G タイプ X)の実機レビュー(2)
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。
アイドル時や動画再生時など低負荷なとき、騒音値は低いです。エンコードのような高い負荷をかけたときは、ファンが高速回転するときとしないときがあり、騒音値は一定になりませんでしたが、標準的な騒音値だと思います。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
下記の3つの状態で計測した結果、標準的な温度だと思います。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
下記のいずれの状態でも、キーボード部分、パームレスト部分は熱くなりません。そのため、キー入力しているときなど作業時に不快に感じることはありません。
ただし、キーボードの上の部分にスペースが大きく取られており、高負荷時には温度が高くなります。触るとかなり熱くなっているので気をつけましょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。
低消費電力の超低電圧版CPUを使用していますが、液晶画面が大画面・高解像度となっているため、トータル的に標準的な消費電力です。
外観のチェック
外観のチェックです。
ボディはアルミ合金です。
斜め画像です。非常に薄いです。
天板です。フラットでシンプルなデザインです。
ボディのアップです。(画像では見にくいですが)ヘアライン加工が施されています。
NECのもう1つの薄型・軽量パソコンLaVie G タイプ Zと比較したときの画像です。
A4用紙と比較したときの画像です。A4用紙よりかなり大きくなっています。
底面です。ほぼフラットです。バッテリやメモリ、ディスクの交換はできません。
ゴム足です。
ACアダプターです。幅はありますが、薄型であるため、カバンへ入れやすいです。
側面の端子です。HDMIやメモリカードスロットは搭載されています。しかし、光学ドライブがありません。また、LANポート、VGAポートがありません。USBポートも 2ポートしかありません。
液晶ディスプレイの傾けられる角度は下図の通りです。ほぼ180度ひらきます。床に置いてしゃがんで作業するときなど便利です。
まとめ
以上がLaVie X(LaVie G タイプ X)のレビューでした。
15.6型フルHD(IPS液晶)のノートパソコンが、約1.59kgであるという点が特徴です。大画面・高解像度ノートパソコンを持ち歩きたいというニーズは確実にあります。こういった要望を持っている方にとっては、これ以上ない最良の製品となるでしょう。
また、12.8mmの極薄ボディも特徴です。サイズは375(W)×255(D)mmと大きいため、このサイズがカバンに入るかを確認しておくと良いでしょう。
メインPCとして使うにはポート類が少ないです。LANやVGAポートがありません。USBポートも少なめです。また、光学ドライブも搭載されていません。これらのポート、ドライブが必要か確認しましょう。必要な場合は、別途外付けのアダプター、光学ドライブを購入しましょう。
バッテリ駆動時間もそれほど長くないです。動画再生時の駆動時間テストで約3時間でした。一般的な13型クラスのモバイルパソコンの3分の2程度の駆動時間です。バッテリ状態で長く使用するのかも確認しましょう。
また、CPUがウルトラブックで使用される超低電圧版CPUです。標準電圧版の4コア Core i7よりも、パフォーマンスは落ちます。超低電圧版CPUでも多くの作業は問題ないですが、エンコードなどのCPUパワーを使う処理には向いていません。このようなCPUパワーの使う処理を行わないかも確認しましょう。
メーカーサイト:LaVie G タイプ X |