マイクロソフト、Core Ultra 2を搭載した法人向けSurface Laptop / Proを発表

マイクロソフトから、Surfaceシリーズの最新機種が発表されました。
Surface Laptop(第7世代)と、Surface Pro(第11世代)の新モデルで、どちらもインテルのCore Ultra シリーズ2(Lunar Lake)を搭載した、法人向けの機種です。
なお、個人向けとして、Snapdragonを搭載した、Surface Laptop(第7世代)、Surface Pro(第11世代)が販売されていますが、こちらと混同しないように注意してください。
製品の特徴
Core Ultra シリーズ2搭載のSurfaceシリーズ
マイクロソフトより、Surfaceシリーズの最新機種として、Surface Laptop(第7世代)と、Surface Pro(第11世代)の新モデルが発表されました。どちらも法人向けの製品となっています。
インテルの最新CPUである、Core Ultra シリーズ2(Lunar Lake)を搭載していることが大きな特徴です。最大48TOPSのNPUを内蔵したプロセッサーを搭載することで、Copilot+ PCに準拠した製品となっています。
AIを活用し、作業効率を向上させることができるだけでなく、バッテリー駆動時間の面でもメリットがあり、ビジネス用途に快適に使用することができそうです。

Surface Laptop (第7世代) - 法人向け
法人向けのSurface Laptop(第7世代)は、ラップトップ形状のノートPCです。13.8インチと、15インチの2つのサイズがあります。
主な特徴は、以下の通りです。

画面比3:2のディスプレイ
法人向けのSurface Laptop(第7世代)は、画面比3:2のディスプレイを搭載しています。
13.8インチモデルが「2304x1536ドット」、15インチモデルが「2496x1664ドット」と高めの解像度です。また、最大120Hzのリフレッシュレート、タッチ対応、反射防止仕様となっており、見やすく、作業がしやすいディスプレイです。

ポート構成
法人向けのSurface Laptop(第7世代)は、USB 4 / Thunderbolt 4対応のUSB-C(充電、データ転送、最大2台の4Kモニター出力に対応)x2、USB-A 3.1、Surface Connect専用ポート、3.5mm ヘッドフォンジャックを備えています。
また、15インチモデルには、「MicroSDXC エクスプレス カード リーダー」が付属していますし、一部の15インチモデルでは、オプションのスマート カード リーダーを選択することもできます。


仕様
法人向けのSurface Laptop(第7世代)の簡単な仕様は、下表の通りです。
基本的なスペック構成は、13.8インチモデル、15インチモデルのどちらも同じです。
法人向け Surface Laptop 13.8 |
法人向け Surface Laptop 15 |
|
CPU | Core Ultra 5 236V Core Ultra 5 238V Core Ultra 7 266V Core Ultra 7 268V |
|
メモリ | 16GB / 32GB (LPDDR5x) |
|
SSD | 256GB / 512GB / 1TB | |
液晶 | 13.8型 3:2 2304x1536 最大120Hz タッチ |
15.0型 3:2 2496x1664 最大120Hz タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi 7 | |
バッテリー | ローカルビデオ再生時 最大約20時間 |
ローカルビデオ再生時 最大約22時間 |
質量 | 約1.35kg | 約1.65kg~ |
サイズ [mm] | 301 x 220 x 17.5 | 329 x 239 x 18.26 |
なお、公式サイトでは、下図のような構成を選ぶことができ、13.8インチモデルは26万円台(税込)~、15インチモデルは29万円台(税込)~となっています。

5G対応モデルも登場予定
Surface Laptopシリーズには、WWAN対応モデルがありませんでしたが、Surface Laptop(第7世代)では、5Gに対応した5G Surface Laptopも提供される予定のようです。なお、提供開始時期は2025年後半の予定となっています。
Surface Pro (第11世代) - 法人向け
法人向けのSurface Pro(第11世代)は、タブレットPCとしても使用することができる、2 in 1タイプのノートPCです。

背面には、スムーズに開閉する、一体型のキックスタンドが付いており、机の上などでは、好みに角度に調整して使用することができます。
Surface スリムペンや、Surface Pro Flexキーボードと一緒に使うことで、活用の幅が広がります。

2種類のディスプレイ
法人向けのSurface Pro(第11世代)は、画面比3:2の13インチディスプレイを搭載しています。
有機ELディスプレイと、LCDディスプレイの2種類のディスプレイが用意されており、用途に合ったものを選ぶことができます。なお、どちらのディスプレイも、2880x1920ドット、最大120Hzの動的リフレッシュレート、タッチ対応、反射防止仕様となっています。
有機ELディスプレイであれば、写真や動画を色鮮やかな表示で見ることができるでしょう。Officeソフトや、ブラウザを使った作業が多い場合は、LCDディスプレイ搭載モデルがいいと思います。

ポート構成
法人向けのSurface Pro(第11世代)は、USB 4 / Thunderbolt 4対応のUSB-C(充電、データ転送、最大2台の4Kモニター出力に対応)x2、Surface Connect専用ポートを備えています。
ポートの数は多くありませんが、タブレットタイプの機種なので仕方がないでしょう。必要に応じて、USB-Cアダプターなどを使用するといいです。


仕様
法人向けのSurface Pro(第11世代)の簡単な仕様は、下表の通りです。
選択することができるCPU、メモリ、SSDは、上で紹介したSurface Laptop(第7世代)と同じです。
本体だけであれば、約872gと軽いため、機動性重視の方に適しています。
法人向け Surface Pro(第11世代) |
|
CPU | Core Ultra 5 236V Core Ultra 5 238V Core Ultra 7 266V Core Ultra 7 268V |
メモリ | 16GB / 32GB (LPDDR5x) |
SSD | 256GB / 512GB / 1TB |
液晶 | 13.0型 3:2 有機EL / LCD 2880x1920 最大120Hz タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi 7 |
バッテリー | ローカルビデオ再生時 最大約14時間 |
質量 | 約872g(本体のみ) |
サイズ [mm] | 287 x 209 x 9.3 |
なお、公式サイトでは、下図のような構成を選ぶことができ、価格は26万円台(税込)~となっています。

購入先
今回発表された、Surface Laptop(第7世代)、Surface Pro(第11世代)の法人向けモデルは、2025年2月18日より販売開始予定となっています。以下のMicrosoft Storeで詳細を確認することができ、予約注文も可能となっています。

パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートの仕事に従事。2018年頃からthe比較の記事執筆に参加。

the比較運営者。以前は、システムインテグレーターの企業にて、PCサーバーの設計・構築を担当。毎年約150台のパソコンの実機をレビュー。
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