レノボ Ideapad 5 Pro / 5i Pro の特徴

更新日:2021年1月8日
CPU インテル第11世代Core
次世代AMD Ryzen Mobile
GPU 最大 MX450 /
次世代RTX Laptop GPU
メモリ 最大32GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 14.0 / 16.0 インチ
液晶種類 最大 2.8K IPS 90Hz
最大 2.5K IPS 120Hz
質量 14インチ:約1.45kg~
16インチ:約2kg~
バッテリー 14インチ:最大約10時間
(56.5Wh)
16インチ:最大約9時間
(75Wh)
価格[税込] 未発売
2.5K液晶搭載のエンタメ用ノートPC

Ideapad 5 Pro / 5i Proは、特徴的な液晶を搭載した、エンターテイメントを楽しむのに最適なノートPCです。

次世代のAMD Ryzen Mobile搭載モデルと、インテルの第11世代Core搭載モデルの2つに分かれており、さらにそれぞれ14型と16型の2つサイズがあります。

モデルによって処理性能やグラフィックス性能には差がありますが、共通しているのは、解像度が高めで広色域の液晶を搭載し、90Hzもしくは120Hzのハイリフレッシュレート液晶も選択できることです。オンライン動画の視聴や、ライトなゲームプレイなどに適しています。

選択する構成によっては、仕事、写真・動画の編集、もう少し本格的なゲームプレイなど、幅広く使用することもできるでしょう。

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Ideapad 5 Pro / 5i Proの特徴

Ideapad 5 ProとIdeapad 5i Pro

Ideapad 5 Proは、AMD Ryzenプロセッサーを搭載した機種、Ideapad 5i Proは、インテルの第11世代Coreプロセッサーを搭載した機種です。

Ideapad 5 Proと、Ideapad 5i Proのそれぞれに、14型と16型の2種類があります。サイズだけでなく、搭載するプロセッサーやグラフィックスが少し異なるので、まずは各構成からご紹介します。

Ideapad 5 Pro / 5i Pro 14型
Ideapad 5 Pro / 5i Pro 16型

 

Ideapad 5 Proの構成

Ideapad 5 Proは、次世代のAMD Ryzen Mobileプロセッサー(未発表)を搭載します。現行のRyzen 4000シリーズも、非常に処理性能が高く、コストパフォーマンスに優れていますが、次世代Ryzenということで、さらに処理性能のアップが期待されます。

特に、Ideapad 5 Pro (16)は、次世代AMD Ryzen-Hシリーズと、最大で次世代のGeForce RTX Laptop GPU搭載となっています。かなりパフォーマンスの高いプロセッサーとGPUを搭載することで、動画編集などのクリエイティブな作業に加えて、ゲームも快適にプレイできる構成となるのかもしれません。発売されるならば、最も気になるモデルです。

一方、Ideapad 5 Pro (14)のGPUは、最大でGeForce MX450となっています。こちらは内蔵グラフィックスよりも処理性能は高いものの、作業の内容や使用するアプリによって、向き不向きがあると思います。

Ideapad 5 Proの構成比較
  Ideapad 5 Pro (14) Ideapad 5 Pro (16)
CPU 次世代AMD Ryzen Mobile 次世代AMD Ryzen-H
GPU 最大 GeForce MX450 最大 次世代RTX Laptop GPU
メモリ 最大16GB 最大32GB
液晶 14型 16型
液晶種類 最大 2.8K(2880x1800) 90Hz 最大 2.5K(2560x1600) 120Hz
質量 約1.45kg~ 約2kg~
バッテリー 56.5Wh 75Wh

 

Ideapad 5i Proの構成

Ideapad 5i Proは、CPUとしてインテルの第11世代Coreを搭載します。

14型のIdeapad 5i Pro (14)は、最大で第11世代Core+GeForce MX450なので、現時点でも入手可能な機種とそれほど差がなさそうです。

Ideapad 5i Proの構成比較
  Ideapad 5i Pro (14) Ideapad 5i Pro (16)
CPU 最大 第11世代Core 最大 第11世代Core i7-11370H
GPU 最大 GeForce MX450
メモリ 最大16GB
液晶 14型 16型
液晶種類 2.8K(2880x1800) 90Hz
2.2K(2240x1400) 60Hz
2.5K(2560x1600) 120Hz
2.5K(2560x1600) 60Hz
質量 約1.45kg~ 約2kg~
バッテリー 56.5Wh 75Wh

 

一方、16型のIdeapad 5i Pro (16)は、最大でCore i7-11370Hと、Tiger Lake-Hのプロセッサーを搭載します。ただ、メーカーの設定によって処理性能に差が出るとは思いますが、notebookcheckのサイト(参考URL)を確認すると、Geekbench 5のスコアはそれほど高くありません。Tiger Lake-U搭載のモデルよりは処理性能が高いものの、驚くほどではないのではないかと予想しています。

Geekbench 5 マルチコア
Ryzen 9 4900HS 8129
Core i7-10875H 7447
Ryzen 7 Pro 4750U 6272
Core i7-10750H 6030
Core i7-9750H 5784
Ryzen 7 4700U 5696
Core i7-10710U 5602
Core i7-1165G7 5491
Core i7-11370H 4964
Ryzen 5 4500U 4662
Core i7-1065G7 4019
Core i5-1035G1 3920
Core i5-10210U 3821
Core i5-8265U 3546
Ryzen 3 4300U 3411
 :Core i7-11370Hのスコア
 :今回特に比較したいプロセッサーのスコア

 

14型は最大2.8K 90Hz液晶搭載

Ideapad 5 Pro / 5i Proの14型は、2.2K(2240x1400) IPS 60Hz駆動液晶、もしくは2.8K(2880x1800) IPS 90Hz駆動液晶を搭載しています。

なお、画面のアスペクト比は16:10で、100% sRGBと色域も広めです。一般的な16:9の液晶よりも、やや縦方向の情報量が増え作業がしやすいですし、ウェブコンテンツなどの色を正確に表示することができます。

一般的な作業であれば2.2K液晶で十分ですが、写真や動画の編集などを行ったり、より奇麗な画面でネット配信動画を見たい場合などは、2.8K液晶が適しています。

14型は最大2880x1800 90Hz駆動液晶を搭載

 

16型は最大2.5K 120Hz搭載を搭載

Ideapad 5 Pro / 5i Proの16型は、2.5K(2560x1600) IPS 60Hz駆動液晶、もしくは、2.5K(2560x1600) IPS 120Hz駆動液晶を搭載しています。14型よりも最大の解像度は低いものの、リフレッシュレートは高くなっています。こちらも、Ideapadシリーズとしては初の、アスペクト比16:10の液晶です。

画面占有比は90%と高く、ベゼル幅も狭いので、見た目もスッキリしています。

16型は最大2560x1600 120Hz駆動液晶を搭載

 

16型の搭載する液晶も、100% sRGBと色域が広めです。ウェブコンテンツの作成などの作業にも適しています。

120Hz駆動のハイリフレッシュレート液晶だと、画面の動きがよりスムーズになります。ただし、ハイリフレッシュレートになると、バッテリーの消費が早くなることが予想されます。

また、16:10の場合、ゲームによっては、うまくフルスクリーンで動作しないものもあるかもしれません。

 

質量はやや重め

Ideapad 5 Pro / 5i Proの14型は、約1.45kg~、16型は約2kg~となっています。

どちらも、同等サイズのノートPCとしては、やや重めの質量で、宅内での使用に適しています。ただ、14型であれば、必要に応じて持ち出すこともできなくはないと思います。

 

大きめのバッテリー容量

14型が56.5Wh、16型が75Whのバッテリーを搭載しています。これは、それぞれのサイズのノートPCとしては、大きめの容量です。

Ideapad 5i Proの仕様値(MobileMark 2018)になりますが、14型は最大約10時間、16型は最大約9時間のバッテリー駆動が可能とされています。また、急速充電にも対応しており、15分の充電で、14型は約2時間、16型は約3時間の使用が可能とのことです。

バッテリーに関しては、容量、駆動時間ともに十分です。

 

SDカードリーダーも搭載

Ideapad 5 Pro / 5i Proのインターフェイスは、14型も16型も同じ構成で、下の画像のとおりです。USB x2、USB-C x2、HDMIなどが搭載されています。また、SDカードリーダーも備えていることで、デジカメの写真や動画などを取り込みやすいのはメリットです。

なお、USB-Cポートは、DisplayPortと、Power Deliveryに対応していますが、Thunderbolt 4については、Ideapad 5i Pro (16)のみが対応となっているようです。

インターフェイス

 

IRカメラ搭載

Ideapad 5 Pro / 5i Proは、IRカメラを搭載しています。そのため、Windows Helloの顔認証を使用して、ハンズフリーでのWindowsへのログインが可能です。

さらに、IRカメラを使用して、PCの前を離れると自動的に動画の再生をストップしたり、PCに背を向けているときに誰かがPCを動かすとアラームを鳴らす、といった動作が可能になります。

 

Wi-Fi 6対応

Ideapad 5 Pro / 5i Proは、Wi-Fi 6にも対応しています。対応機器を用意することで、より高速で、安定したネット接続環境を構築できます。

 

Eye Careテクノロジー

Ideapad 5 Pro / 5i Proの搭載するディスプレイは、Eye Careテクノロジーにより、ブルーライトを低減することができます。長時間使用する場合や、発達途上の子どもたちが使用する場合でも、ブルーライトから目を守ることができ、安心感があります。

 

オールメタルボディ

Ideapad 5 Pro / 5i Proのボディは、オールメタルボディです。

ボディカラーは、ストームグレイとクラウドグレイの2色です。

ストームグレイ
クラウドグレイ

 

まとめ

Ideapad 5 Pro / 5i Proは、仕事、動画視聴やゲームなどのエンターテイメント、クリエイティブな作業と幅広く活用できるスペックと液晶を備えたノートPCです。

2.5Kや2.8Kと解像度が高く、リフレッシュレートが高めの16:10 広色域液晶を選択できるのも、同クラスのノートPCにはない特徴となっています。ただ、構成や使用目的によっては、90Hzや120Hz駆動の液晶のメリットを十分に活かせない場合もあると思います。

筆者が注目するのは、次世代AMD Ryzen Mobileプロセッサーを搭載した、Ideapad 5 Proです。特に、16型はGPUにRTX Laptop GPUを搭載し、ちょっとしたゲーミングノートPCを超えるようなスペックになりそうです。AMD Ryzen-Hシリーズと、最大で次世代RTX Laptop GPUを搭載するIdeapad 5 Pro (16)が、1149.99ドル~となっているので、価格次第では非常に魅力的な機種になるかもしれません。国内でも販売して欲しいです。

仕事や動画視聴、ゲームにクリエイティブな作業までカバーできるノートPC

Ideapad 5 Pro / 5i Pro

特徴

  • 最大2.8K(16:10) 100% sRGBの液晶
  • 次世代AMD RyzenやRTX系搭載の最新構成
  • 大きめのバッテリー容量

こんなあなたに

  • 動画やゲームなどPCを使ったエンタメを楽しみたい方
  • 仕事や画像・動画編集などもこなせるPCが欲しい方
  • 価格未発売
公式サイトはこちら

 

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