レノボ Yoga 9i (14) の特徴
CPU | 最大 第11世代Core i7 |
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メモリ | 8GB / 12GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0インチ |
液晶種類 | FHD IPS / UHD IPS |
質量 | 約1.35kg~ |
バッテリー | FHD:最大約15時間 UHD:最大約10時間 |
価格[税別] | 未発売 |
スペックは公式サイトによって微妙に数値が異なります。ここではUSサイトを参照して転記しています。
Yoga 9i (14)は、インテルと共同開発された、インテル Evo プラットフォームを搭載した14型の2 in 1 PCです。
最大の特徴は、Iris Xe内蔵の第11世代Coreプロセッサーを搭載し、グラフィックス性能の向上により、ライトなクリエイティブ作業にも対応できることです。液晶の色域も広めで、広色域のUHD液晶モデルもあります。
その他、取り扱いしやすいサイズと質量、実用的なバッテリー駆動時間、本体収納式のアクティブペン、サウンドヒンジバー、高級感のある外見、天板がレザーで覆われたモデルなど、特徴が多いです。
ライトなクリエイティブ作業もできる、ワンランク上のPCが欲しい方におすすめです。
Yoga 9i (14)の特徴
インテル Evo プラットフォーム搭載PC
Yoga 9i (14)は、インテルと共に開発された、インテル Evo プラットフォーム搭載PCです。
具体的には、インテルの最新CPUとなる、Iris Xeグラフィクスを内蔵した第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。モビリティの高さ、創造力を加速するパフォーマンス、高い接続性能などを特徴とする、ワンランク上のノートブックPCです。
インテル Evo プラットフォーム搭載ノートブックPCについては、インテルのページもご覧ください。
最大で第11世代Core i7搭載
上述のように、Yoga 9i (14)は、Iris Xeグラフィックス内蔵の第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。搭載するCPUの詳細は不明ですが、最大で第11世代Core i7を搭載します。
第11世代Coreプロセッサーは、従来のCPUよりもパフォーマンスが最大で20%向上し、AIパフォーマンスは最大で5倍も向上しています。そして、最も大きな特徴は、グラフィックス性能が最大2倍となったIris Xeグラフィックスを内蔵していることです。
インテルからのアナウンスや動画を見ると、一般のノートPC用の第11世代Coreプロセッサーで高い性能となるCore i7-1185G7だと、Topaz Gigapixel AIによるアップスケーリングや、Adobe Premiere Pro CCによる動画編集といった作業を、Ryzen 7 4800U搭載PCよりも高速、かつスムーズにこなすことができていました。また、Ryzen 7 4800Uや、第10世代Core + GeForce MX350よりも高いフレームレートでプレイできているゲーム画面も紹介されていました。
Yoga 9i (14)にCore i7-1185G7が搭載されるかは分かりませんが、Iris Xeグラフィックス内蔵の第11世代Coreプロセッサーを搭載することで、ライトなゲームやクリエイティブ作業の対応できる幅が広がっていると思われます。Adobe系のように、インテルCPUに最適化されたソフトも、強みの一つです。実際の使用において、処理性能が格段にアップしたRyzen 4000Uシリーズと比較してどの程度のパフォーマンスを示すのか、非常に気になります。
参考サイト
https://newsroom.intel.com/news-releases/11th-gen-tiger-lake-evo/#gs.f9dcmg
https://newsroom.intel.com/press-kits/11th-gen-launch/#gs.ftegjt
レザーを使用したプレミアムデザイン
Yoga 9i (14)のシャドウブラックのモデルは、ちょっと変わった素材を採用した、プレミアムなデザインが特徴的です。
天板がレザーで覆われ、温かみのある手触りです。また、パームレスト部分の端から端までガラス素材となっており、滑らかな感触で、見た目にもラグジュアリー感があります。
なお、シャドウブラック以外に、マイカカラーのモデルもあります。どちらもベースはエアロスペースグレードの高質なメタル素材を採用しています。
スペックだけでなく、高級感もあり、所有欲を満たす1台となりそうです。
広色域のUHD液晶を選択可能
Yoga 9i (14)には、FHD IPS液晶搭載モデルと、UHD IPS液晶搭載モデルがあります。
FHD IPS液晶は、輝度400nit、、Dolby Vision、sRGB 100%、72% NTSCです。比較的色域も広く、ライトにゲームをしたり、YoutubeやInstagramといったSNSなど、ウェブ用の写真や動画の編集に適しています。
UHD IPS液晶は、輝度500nit、VESA DisplayHDR 400、Dolby Vision、90% DCI-P3です。FHD液晶よりも高解像度・広色域で、メリハリのある色表現が可能です。高解像度写真や、4K動画の簡易的な編集に適しています。
狭額ベゼルを採用しており、特に左右のベゼル幅が約3.9mmと細いです。画面占有比も89%と高く、デザイン的にもモダンなイメージです。
内蔵タイプのアクティブペンを同梱
Yoga 9i (14)では、アクティブペンを使用した手書き入力も可能です。
アクティブペンは、本体の右背面に収納することができ、ペンを紛失するリスクを低減しつつ、いつでも必要な時にアクティブペンを使用することができます。また、収納時には、自動的に充電がされるので、電池切れで使えないということもありません。
コンバーチブル型 2 in 1 PC
Yoga 9i (14)は、360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。
そのため、下の画像のように、ラップトップ形状、テント形状、タブレット形状、スタンド形状といった、様々なスタイルに変形することができます。狭い場所でも立てることができたり、立ち姿勢でも使いやすかったりと、場所や用途を選ばずに使用できるというメリットがあります。
回転式サウンドバー
Yoga 9i (14)は、360度回転するヒンジ部分に2基のツイーターと、2基のサブウーハーを搭載した、回転式サウンドバー構成となっています。
2 in 1 PCですが、変形して使用する場合でも、回転式サウンドバーが使用者と対面する位置に来ることが多く、包み込まれるようなダイレクトサウンドを楽しむことができます。
ノートPCとしては高めの音質であることが予想され、音楽や映画の視聴にも適していると思います。
Thunderbolt 4対応
Yoga 9i (14)のインターフェイスは、USB3.2、USB-C x2と少なめです。USB-Cポートは、Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応となっています。
本機への給電や、外部ディスプレイとの接続には、このUSB-Cポートを使用します。
スマートセンサータッチパッド
Yoga 9i (14)は、下の画像のようなキーボードを搭載しています。見たところ、目立ったクセもなく、普通に打てるキーボードのようです。
タッチパッドは、スマートセンサータッチパッドとなっており、可動式ではなく、クリックすると振動することで、本物のようなクリック感をフィードバックします。スマートセンサータッチパッドへの移行により、クリック可能な面積が増え、より使いやすくなっています。
パームレストの右側には、指紋センサーを搭載しています。なお、レザーカバーを備えたシャドウブラックモデルでは、超音波指紋リーダーとなっており、消毒などで湿った指でも正確にログインできるようになっています。
その他の特徴
搭載するメモリは、最大16GBです。LPDDR4Xとなっているので、おそらくオンボードメモリで、増設や換装などはできないのではないかと思います。
無線規格は、最新のWi-Fi 6に対応しています。Wi-Fi 6対応環境であれば、混雑に強く、より高速での通信が可能となります。
ウェブカメラには、プライバシーシャッターを備えており、ウェブカメラを悪用した盗撮などを物理的にブロックすることができ、安心感があります。
ライバル機種の紹介
Yoga 9i (14)のライバルとなりそうな機種として、ASUSのVivoBook Flip 14 TM420IAを簡単に紹介します。
ASUS VivoBook Flip 14 TM420IAは、インテルの第11世代Coreプロセッサーがライバルとしている、AMD Ryzenプロセッサーを搭載し、高めの処理性能と、グラフィックス性能が特徴となっています。メタルボディで、アクティブペンも使用できる2 in 1 PCという点も共通しています。Yoga 9i (14)の発売まで待てない方(国内で発売されるかは未定)、安く高性能な2 in 1 PCが欲しい方などは、ASUS VivoBook Flip 14 TM420IAが適しているかもしれません。
一方、Yoga 9i (14)には、ASUS VivoBook Flip 14 TM420IAにはない、UHD液晶モデルがあります。また、より軽く、バッテリー駆動時間は長いです。トータル的な質感もYoga 9i (14)の方が上だと思います。最新の第11世代Coreプロセッサー搭載機がいい方や、ワンランク上のラグジュアリーなPCがいい方には、Yoga 9i (14)の方が適しているでしょう。Yoga 9i (14)は価格がかなり高い可能性があります。
まとめ
Yoga 9i (14)は、Iris Xe内蔵の第11世代Coreプロセッサーを採用した、インテル Evo プラットフォーム搭載の14型2 in 1 PCです。
特に、内蔵のIris Xeにより、グラフィックス性能が高まっています。また、液晶の色域も広めで、UHD液晶も選択できるので、写真や動画のライトな編集などクリエイティブな軽作業にも適しています。
さらに、エアロスペースグレードのメタルボディ、サウンドヒンジバー、本体収納式のアクティブペンなど、機能や質感も高く、ラグジュアリーな2 in 1 PCとなっています。
また、シャドウブラックのボディは、天板がレザーで覆われており、他とは異なる仕上がりで、こちらも魅力的です。
色々な場所や用途に対応できる、スペックもデザインも優れた2 in 1 PCとして、ワンランク上を求める方におすすめです。
第11世代Coreプロセッサー搭載のラグジュアリーな14型 2 in 1 PC
Yoga 9i (14)
特徴
- インテル Evo プラットフォーム搭載PC
- 本体収納式のアクティブペン
- 広色域のUHD液晶も選択可能
こんなあなたに
- スペックもデザインもラグジュアリーなPCが欲しい
- ライトなクリエイティブ作業もできるPCが欲しい
- 価格未発売
- 一言Ryzenを超えるのか?
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約15年間にわたり、年間100機種以上、パソコンを細かくチェックしている筆者がおすすめするノートパソコン。