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レノボ ThinkPad P1の特徴
CPU | Xeon E-2176M Core i7-8850H Core i7-8750H Core i5-8400H |
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GPU | Quadro P2000 Quadro P1000 |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | フルHD IPS 非光沢 UHD IPS タッチ |
質量 | 約1.71kg~ |
バッテリー | 最大約15.0時間 |
価格 | 26万円(税込)~ |
ThinkPad P1は、Quadroの外部グラフィックスを搭載していながら、質量は2.0gを大きく下回っている非常に軽量なモバイルワークステーションです。
ボディも薄くスタイリッシュで、モバイルワークステーションとしては、史上最薄・最軽量となっています。
薄くて軽いだけでなく、CPUには最大Xeon E-2176M、グラフィックスには最大Quadro P2000を選択可能で、高い性能を備えています。
第8世代Core i5-8400Hを搭載したモデルだと、バッテリー駆動時間は最大約15.0時間となっており、バッテリー駆動時間も十分です。
液晶ディスプレイもAdobe RGB 100%のカバー率で、クリエイター向けモバイルPCとして、死角のないスペックになっています。
ThinkPad P1の特徴
Quadro搭載PCとしてはかなり軽量・薄型
ThinkPad P1の驚くべき点は、Quadro P2000のグラフィックスを搭載しながら、1.71kgの質量、18.4mmの薄さしかない点です。他社のQuadro P2000を搭載できるモバイルワークステーションと比較したものが下表ですが、圧倒的な軽さ&薄さであることが分かります。
レノボ ThinkPad P1 |
DELL Precision 15 7000 |
HP ZBook 15 G5 |
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CPU | Core i5-8400H~ Xeon E-2176M |
Core i5-8300H~ Xeon E-2176M |
Core i7-8750H~ Xeon E-2176M |
グラフィックス | P1000 / P2000 | P1000~P3200 | P1000 / P2000 |
質量 | 1.71kg~ | 2.6kg~ | 2.6kg |
薄さ(最厚部) | 18.4mm~ | 29.95mm | ?(最薄は26mm) |
横から見た外観は下のようになっていて、ThinkPad X1 Carbonの側面と非常によく似ています。非常に薄く、モバイルワークステーションには見えません。
Adobe RGB 100% &4K の液晶を選択可能
モバイルワークステーションを購入する方は、映像編集や、3D CG、3D CADなど行う方がほとんどだと思われますが、その際液晶ディスプレイの品質は非常に重要になってきます。ThinkPad P1は、Adobe RGBカバー率100%の4K液晶を選択することが可能です。輝度も400nitと高く、日光の当たる屋外でも使用しやすいでしょう。
一方、フルHD液晶も選択できますが、こちらの仕様は明記されていません。ThinkPad P1を購入するなら、4K液晶の購入をおすすめします。
長めのバッテリー駆動時間
ThinkPad P1は、最大15時間のバッテリー駆動が可能となっており、長めの駆動時間です。Rapidチャージにも対応しており、短い時間で充電可能なので、いざというときでも心強いです。
ただし、最大15時間バッテリー駆動するのは、Core i5-8400H、Quadro P1000、フルHD液晶を搭載した場合です。Xeon E2176MもしくはCore i7-8850Hと、Quadro P2000、UHD液晶を搭載すると、約9.5時間まで下がります(下表参照)。
構成1 | 構成2 | 構成3 | |
CPU | Core i5-8400H | Core i7-8750H | Core i7-8850H Xeon E-2176M |
グラフィックス | Quadro P1000 | Quadro P2000 | |
液晶 | FHD | 4K | |
バッテリー | 約15.0時間 | 約10.7時間 | 約9.5時間 |
最大Quadro P2000を選択可能
ThinkPad P1は、グラフィックスとしてQuadro P1000、またはQuadro P2000を搭載可能です。これは、3D CG、CADなどOpen GLを使ったアプリケーションに特化した、プロ向けの外部グラフィックスです。10bitカラー表示で編集作業を行い方にも最適です。他のQuadroとの性能比較については「HOTHARDWARE」などのサイトをご確認下さい。
CPUには第8世代HシリーズやXeonを搭載
ThinkPad P1は、CPUとして第8世代CoreプロセッサーHシリーズ、もしくはXeonを搭載しています。各CPUのベンチマークスコアは次の通りです。
Xeon E-2176Mはベンチマークによって差があり、Passmarkは最も高いスコアでしたが、CINEBENCHについてはCore i7-8750Hよりも低いスコアでした。ただし、Xeonの場合、スコアの良し悪しだけが重要ではなく、ECC対応のメモリを搭載することで、メモリエラーを検出でき、データの信頼性が高くなるというメリットがあります。信頼性重視なら、Xeon E-2176M + ECC対応メモリが良いでしょう。
コスパ重視なら、Core i7-8850HやCore i7-8750Hがいいと思います。前述しましたが、バッテリー駆動時間重視なら、Core i5-8400Hがいいでしょう。
インターフェイス構成は標準的
ThinkPad P1のインターフェイスは、標準的な構成となっています。
右側面には、SDカードリーダー、USB 3.1 x2を備えています。左側面には、Thunderbolt(USB 3.1共用)x2、HDMI、イーサネット拡張コネクタ、ヘッドホンを備えています。
外部出力にも優れており、USB Type-C接続時だと、最大5120x2880の解像度での出力が可能です。イーサネット拡張コネクタですが、これは同梱のネットワークアダプターを接続してLANポートを使用できるようにするためのものです。薄型化のためか、通常のLANポートではなく、拡張コネクタとなっています。
ISV認定取得
ThinkPad P1は、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)により互換性や安定性などをテストされて、ISV認定を取得しています。具体的には、ArcGIS、AutoCAD、CATIA、Creo、Inventor、Microstation、NX、PDMS、Revit、Solid Edge、SolidWorks、VectorworksなどのISV認定を取得しています。
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レノボ 公式サイト
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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