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レノボ ThinkPad X270の実機レビュー(2)

更新日:2017年3月4日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

比較的低めの動作音です。


騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコードのような処理をすると高い温度ですが、Office作業、ネット閲覧、動画再生などのモバイルノートPCでよく行うような作業なら問題ないでしょう。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

エンコードのような負荷のかかる処理をすると排気口付近がかなり熱くなりますが、こちらもモバイルノートPCでよく行うような作業なら問題ないでしょう。


 

なお、ThinkPad X270には「インテリジェント・クーリング」という機能が搭載されており、ノートPCを膝の上に置いて作業をしているようなとき(揺れがあるとき)は、パフォーマンスを下げて、表面温度が熱くなりにくくなる機能が搭載されています。


インテリジェント・クーリング

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

低い消費電力です。


外観のチェック

外観のチェックです。なお、23.2Whのリア・バッテリーを搭載したときの画像を掲載しています。

ThinkPadらしいボディです。ツヤのない素材であるため、指紋などは目立ちにくいです。

 

天板です。

 

天板を閉じたときの画像です。

 

ヒンジ部分です。

 

底面です。ドッキングコネクタを搭載しており、前述したように、ThinkPad ウルトラドックなどのドッキングデバイスを装着することが可能です。

 

バッテリーを外したときの画像です。

液晶ディスプレイは、ほぼ180度まで開きます。

 

側面のインターフェースです。USB Type-Cポートが追加されました。ただし、Thunderboltには対応していないようです。

底面カバーを取り外したときの画像です。

 

メモリスロットは1つです。

 

内蔵のフロント・バッテリーの画像です。メーカーサイトには23.2Whと書かれていますが、こちらは24Whと記載されています。

 

EM7430のLTEワイヤレスモジュールです。

 

ストレージです。

 

今回、M.2 SSDを搭載していますが、下図のような変換コネクタを介して、2.5インチベイに接続されています。

 

45WのACアダプターです。

まとめ

以上が、ThinkPad X270のレビューです。

キーボードが打ちやすく、液晶も見やすく、作業がはかどるモバイルノートPCです。

新モデルではLTEに対応し、格安SIMなどを用いてモバイルデータ通信が可能になりました。大きなメリットです。

最近はバッテリー交換のできないモバイルノートパソコンが多いですが、バッテリーが劣化した場合、自分で交換することができませんし、大容量のバッテリーを装着することもできません。一方、ThinkPad X270は、リア・バッテリーを自分で交換することができ、しかも、72Whの大容量バッテリーも用意されています。

質量は、他社の最新のモバイルノートPCと比べると重いです。ただし、リアに72Whのバッテリーを搭載した場合、"単位質量あたりのバッテリー駆動時間"は、他の製品よりもかなり長いです。

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レノボ 公式サイト