※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
レノボ Lenovo V310(14型)の実機レビュー

3万円台のPC
Lenovo V310(14型)は、3万円台から購入可能な14型ノートパソコンです。
Celeron 3855U搭載モデルが3万円台、Core i3-6100U搭載モデルが5万円台で購入できます。
また、安価な14型以上のホームノートPCの中では、重量が軽くPCの移動が楽です。液晶が180度オープンする点も特徴です。
レビュー記事では、同じ安価な14型のThinkPad E460、Lenovo B41や、同じ3万円台PCのideapad 100との比較も行っています。
公式サイト:
レノボ 公式サイト
※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
Lenovo V310(14型)の基本スペック
Lenovo V310(14型)の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年9月14日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Celeron 3855UまたはCore i3-6100Uです。本機はCore i3-6100Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵です。 |
液晶ディスプレイ 14型、HD(1366x768)、非光沢液晶です。 |
メモリ 4GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GB HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブです。 |
バッテリー駆動時間 最大 約5.8時間(JEITA2.0)です。 |
その他 薄さ22.7mm、重量約1.75kgです。 |
特徴1 - わずか3万円台から購入可能
Lenovo V310(14型)は、3万円台から購入可能なノートPCです。
Celeron 3855U搭載モデルが3万円台、Core i3-6100U搭載モデルが5万円台となっています(価格は時期によって異なります)。
なお、他の低価格ノートPCと比較したい場合は、下のバナーのリンク先もご覧ください。
特徴2 - 意外と軽い重量
Lenovo V310(14型)は、14型の"安価な"ノートPCの中では重量が比較的軽いです。
メーカー公表値で約1.75kg、当サイトの計測値で1.795kgでした。家の中でパソコンを移動することがある人などに適しているでしょう。
ただし、高級な14型モバイルノートパソコン「ThinkPad X1 Carbon」などと比較すると重量は重いです。

重量の計測値
特徴3 - 液晶を180度オープン可能
本製品は液晶を180度開くことが可能です。
少し変な姿勢でパソコンを使うときに、もう少し液晶が傾けられたらなと思うことがありますが、そんなときに便利です。

液晶を180度オープン可能
他の安価な14型ノートPCとの比較
レノボが販売している他の"安価な"14型ノートPCとしては、ThinkPad E460、Lenovo B41があり、この2機種と比較してみます(下表)。
まず、ThinkPad E460はパーツの選択肢が多く、フルHD IPS液晶や、Core i7、SSDなどを選択可能です。キーボードも打ちやすいです。Lenovo V310 (14型)と比べると価格は高いですが、一般的なノートPCよりはかなり安いです。
Lenovo B41については、Core i3搭載モデルとしては最も安価です。メモリやHDDを換装しやすいというメリットもあります。
Lenovo V310 (14型)は、Celeronを搭載したモデルがあり、最も安く購入することが可能です。また、他の2機種より重量がやや軽く持ち運びやすいというメリットや、液晶が180度開くというメリットもあります。
Lenovo V310 (14型) | ThinkPad E460 | Lenovo B41 | |
---|---|---|---|
液晶 | 14型(1366x768)非光沢 | 14型(1366x768)非光沢 14型(1920x1080)IPS 非光沢 |
14型(1366x768)非光沢 |
CPU | Celeron 3855U Core i3-6100U |
Core i3-6100U Core i5-6200U Core i7-6500U |
Core i3-6100U |
メモリ | 4GB | 4~16GB | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD | 1TB HDD 500GB SSHD 256GB SSD |
500GB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | なし | DVDスーパーマルチドライブ |
重量 | 約1.75kg | 約1.9kg | 約2.15kg |
LAN | 最大1000Mbps | 最大1000Mbps | 最大1000Mbps |
その他 | 液晶が180度オープン | メンテナンスが容易 | |
価格 | Celeron 3855U:37,800円~ Core i3モデル:52,650円~ - |
- Core i3-6100U:57,834円~ Core i5-6200U:71,064円~ |
- Core i3-6100U:47,736円~ - |
レビュー | - | レビュー | レビュー |
同じ3万円台のideapad 100との比較
Lenovo V310 (14型)は、3万円台で購入なPCですが、レノボには他にも3万円台で購入可能なideapad 100が販売されており、この2機種を比較してみます(下表)。
Lenovo V310 (14型) | レノボ ideapad 100 | |
---|---|---|
液晶 | 14型(1366x768)非光沢 | 15.6型(1366x768)光沢 |
CPU | Celeron 3855U Core i3-6100U |
Celeron 3215U Core i3-5005U |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 500GB HDD | 500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
重量 | 約1.75kg | 約2.3kg |
LAN | 最大1000Mbps | 最大100Mbps |
その他 | 液晶が180度オープン | - |
価格 | Celeron 3855U:37,800円~ Core i3モデル:52,650円~ |
Celeron 3215U:35,100円~ Core i3-5005U:43,886円~ |
レビュー | - | レビュー |
価格については、レノボ ideapad 100のほうが安価です。ただし、ideapad 100に搭載できるCeleron 3215UとCore i3-5005UのCPUはどちらも型落ちとなっています。とは言っても、Celeron 3215Uは、Lenovo V310 (14型)で搭載できるCeleron 3855UとCPU性能はそれほど変わりません(ただしグラフィック性能はCeleron 3855Uのほうがやや上)。
とにかく安く購入したい方は、ideapad 100はおすすめです。ただし細かい点ではありますが、ideapad 100は、有線LANが最大100Mbpsしか出ない点、電源ボタンが押しにくい位置にある点、電源ポートの位置が奥側になくやや邪魔な点が、少し気になります。
Lenovo V310 (14型)は、こういった気になる点は特になく、また重量が軽く、液晶も180度オープンする点がメリットとなります。画面も非光沢で仕事向きです。ただし、画面サイズが14型とやや小さめです。
Celeron 3855U | Celeron 3215U | Core i3-5005U | Core i3-6100U | |
---|---|---|---|---|
搭載できるPC | Lenovo V310 (14型) |
ideapad 100 | ideapad 100 | Lenovo V310 (14型) |
PassMark Performance Test - CPU Mark | 1869 | 1896 | 2997 | 3504 |
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
14型の非光沢・HD液晶となっています。
視野角は狭いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。
色域は、やや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは感じません。画素が大きいため、粒状感は感じます。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
当サイトの計測値で、キーピッチは約19cm x 19mm、キーストロークは約1.3mmです。キーはほぼフラットで、底つきの感覚は普通です。ファンクションキーはマルチメディア仕様になっており、通常のF1~F12を押したい場合、「Fn」キーと同時に押す必要があります。キー配列は、右側の「Atl」キーが無いことくらいで、後は普通です。
普通に打てるキーボードだと思います。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。クリック音はやや大きめです。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、Celeron 3855Uを搭載したモデルと、Core i3-6100U(※)を搭載したモデルがあり、各CPUのベンチマークスコアは下表の通りです。Celeron 3855Uは、裏でWindowsの処理などが流れると重さを感じます。Core i3-6100Uのほうが使っていて快適です。
※ 2016年9月12日時点で、Core i3-6100U搭載モデルは在庫切れ
Celeron 3855U | Core i3-6100U | |
---|---|---|
Passmark - CPU Mark | 1869 | 3504 |
メモリは4GBしかありません。ブラウザのタブを多く起動するだけで、メモリ不足になる可能性があります。底面カバーを外してメモリ増設することは可能ですが、やや外しにくいです。
ストレージもハードディスクのみで、SSDは選択できません。
全体的に処理性能はやや低いです。
Core i3-6100U、4GBメモリ、500GB HDD構成でのベンチマークスコアは次の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark v2
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
Core i3-6100U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 58分21秒 |
x264でエンコード (※2) | 24分13秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
QSVでエンコード (※4) | 12分49秒 |

ストレージのベンチマーク
500GB HDD
SDカードのベンチマーク
UHS-Ⅰ対応カード
![]() ![]() |
![]() |
|
![]() |