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HP OMEN 35L(インテル)ホワイトの実機レビュー

更新日:
サイズ ミニタワー
CPU Core Ultra 7 265K
Core Ultra 7 265F
GPU RTX 5080
RTX 5070 Ti
RTX 5070
RTX 4080 SUPER
メモリ 32 / 64GB(DDR5)
ストレージ 2TB Gen4 NVMe SSD
電源 1000W
価格 26万円台~
液晶水冷クーラー搭載のホワイトモデル

HP OMEN 35L(インテル)のホワイトモデルは、白い筐体に、RGBライティングが映えるカワイイ見た目が特徴的な、ミニタワーゲーミングPCです。

特に、BTOパソコンでは珍しい、液晶ディスプレイ付きの水冷クーラーを標準搭載しており、画像やアニメ、システム情報などを表示でき、好きにカスタマイズすることが可能です。

冷却性・静音性にも優れ、長時間のゲームも集中してプレイできるでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成(ハイパフォーマンスv2モデル)

Core Ultra 7 265K、GeForce RTX 5070 Ti、32GBメモリ

 

目次

お忙しい方は、「HP OMEN 35L(インテル)ホワイトの特徴」のみお読みください。

 

HP OMEN 35L(インテル)ホワイト の特徴

白い筐体にRGBライティングが映えるカワイイデザイン

HP OMEN 35L(インテル)は、ブラック/グラス筐体とホワイト/メッシュ筐体の2色があり、今回レビューするのは、ホワイト/メッシュ筐体となります。

カラー以外にもフロントパネルが異なっており、ブラック/グラス筐体では従来のスモークガラスを採用。一方、ホワイト/メッシュ筐体ではパンチング加工されたメッシュパネルが採用されています。個人的にはこのホワイトメッシュパネルのカワイさ、通気性の良さが気に入っています。パネル奥で点灯するRGBファンも個性的です。

左サイドパネルにはスモークガラスパネルを採用し、フロントファン×2、リアファン、CPUクーラーのラジエーターファン×2、メモリがRGBライティングに対応し、各パーツ個別でライティングの調整をすることも可能です。

美しさのブラック/グラス筐体、カワイさのホワイト/メッシュ筐体
筐体カラー以外にフロントパネルも異なる
白い筐体とRGBライティングが映えるカワイイ見た目
「OMEN Gaming Hub」から各パーツのRGBライティングの設定が可能

 

水冷クーラーのポンプヘッドに液晶ディスプレイを搭載!

CPUを冷やす水冷クーラーには、ポンプヘッド部に2.1インチ、480x480の液晶ディスプレイが搭載されており、好きな静止画像やGIFアニメ、ビデオ、クロック、システム監視モニタを表示させることができます。

ガラスパネル越しに見ると、一際目を引くパーツとなるので、液晶ディスプレイに好きなものを表示させて、自分好みにカスタマイズして楽しんじゃいましょう。液晶ディスプレイのカスタマイズは、プリインストールされている「OMEN Gaming Hub」から可能で、480x480であれば、好きな動画も再生させることができます。

また、内部の配線も白で統一されているので、見ていて飽きない美しいデザインです。

スモークガラス越しでも一際目を引くポンプヘッド部
液晶ディスプレイには好きなものを表示させることができる
カスタマイズから静止画像、システム監視、GIFアニメ、ビデオ、クロックを表示させることが可能
プリセットを登録しておけば、いつでも好きなものに変更できる

 

Core Ultra プロセッサーに最大でGeForce RTX5080を搭載!

HP OMEN 35Lのインテル搭載モデルでは、最大で、Core Ultra 7 265KにGeForce RTX 5080を搭載と、最新かつハイエンドなパーツを搭載したモデルが販売されています。

また、HPでは定期的にセールが行われているので、購入を検討している方はセール中が狙い目です。ちなみに、執筆時点では26周年大祭りセールが行われており、Core Ultra 7 265K +RTX 5070 Ti搭載モデルが33万円台からと非常に安く購入することができます。

ただし、モデル販売のみとなっているので、メモリやストレージなどのカスタマイズはできません。

セール時期が狙い目

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、プリインストールされている「OMEN Gaming Hub」から、電源モードの変更が可能です。電源モードはデフォルトの「最適」と「パフォーマンス」の2種類があり、温度コントロール(ファンの動作)も「静」、「標準」、「パフォーマンス」の3種類から選択することができます。

この記事では、「最適」と「パフォーマンス」の2種類の電源モードで、各種ベンチマークを計測しています。なお、「最適」時の温度コントロールは「標準」、「パフォーマンス」時の温度コントロールは「パフォーマンス」で計測しています。

なお、「OMEN Gaming Hub」からCPUコアとGPU、メモリのオーバークロックが可能ですが、今回は試していません。

電源モード「最適」時、温度コントロールは「標準」に設定
電源モード「パフォーマンス」時、温度コントロールは「パフォーマンス」に設定
CPUコアとGPU、メモリのオーバークロックが可能

 

今回、CPUにはCore Ultra 200Sシリーズの「Core Ultra 7 265K」を搭載しています。このCPUの仕様上のプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は125Wです。

本製品のPBPを確認したところ、「最適」でのPL1は125Wと標準で、「パフォーマンス」でのPL1は160Wと高めに設定されていました。

「最適」でのPL1は標準の125W
「パフォーマンス」でのPL1は160Wと高めに設定されている

 

以下に掲載するCPUとグラフィックスのベンチマークについては、 電源モードを、デフォルトの「最適」の時と、「パフォーマンス」の時で計測しています。

CPU

CINEBENCH 2024のスコアは下の通りです。

Core Ultra 200Sシリーズの中でも、上位に位置するCore Ultra 7を搭載しているので、マルチコア、シングルコアともに、高いスコアです。ゲームもクリエイティブワークも快適に行える性能です。

なお、電源モードを「パフォーマンス」にすることで、マルチコア性能が少しアップしますが、シングルコア性能はそれほど変わりません。

CINEBENCH 2024
Core Ultra 7 265K
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core Ultra 7 265K 1854 [PL1:160W]
1760 [PL1:125W]
Core i7-14700KF 1833 [PL1:253W]
1617 [PL1:125W]
Core i7-14700F 1400 [PL1:125W]
1259 [PL1:65W]
Ryzen 7 7800X3D 1031
Ryzen 7 8700G 1023
Core i5-14400F 859 [PL1:65W]
Ryzen 7 5700X 803
Ryzen 5 4500 545
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core Ultra 7 265K 136 [PL1:160W]
136 [PL1:125W]
Core i7-14700KF 126
Core i7-14700F 122
Ryzen 7 7800X3D 110
Ryzen 7 8700G 108
Core i5-14400F 105
Ryzen 7 5700X 93
Ryzen 5 4500 70
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

グラフィックスには、今回はGeForce RTX 5070 Tiを搭載しており、3DMarkのスコアは下の通り非常に高いスコアです。負荷の重いゲームも4K解像度で動作する性能です。

なお、電源モードを「パフォーマンス」にしても、グラフィックスコアはほとんど変化はありませんでした。

3DMark Steel Nomad
GeForce RTX 5070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 9275
RTX 5070 Ti 6798 [パフォーマンス]
6794 [最適]
RTX 4080 SUPER 6621
RTX 4080 6524
RTX 5070 4991
RTX 4070 Ti 4960
RTX 4070 SUPER 4531
RTX 4070 3813
RTX 4060 Ti 8GB 2943
RTX 4060 2249
RTX 3050 1318
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
3DMark Time Spy
GeForce RTX 5070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 36298
RTX 4080 SUPER 28391
RTX 4080 28098
RTX 5070 Ti 27255 [パフォーマンス]
27210 [最適]
RTX 4070 Ti SUPER 23289
RTX 4070 Ti 22597
RTX 5070 22507
RTX 4070 SUPER 20785
RTX 4070 17192
RTX 4060 Ti 8GB 13375
RTX 4060 9637
RTX 3050 6140
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリには、32GB(16GB×2)のDDR5-5600を搭載しています。「OMEN Gaming Hub」から6000MT/sにオーバークロックが可能ですが、今回は試していません。

「OMEN Gaming Hub」からメモリのオーバークロックも可能

 

ストレージ

ストレージは、標準で2TBのPCIe Gen4 SSDを搭載しており、下記の通りアクセス速度も高速です。
容量のカスタマイズはできませんが、標準で2TBも搭載しているので、複数のゲームをインストールしたり、動画素材の保存にも問題ない容量だと思います。

CrystalDiskMark
2TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6376
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

本製品は、Core Ultra 7 265Kに、GeForce RTX 5070 Tiを搭載しています。

負荷が非常に重い「モンスターハンターワイルズ」では、フレーム生成がオフでも4K解像度でプレイができる性能です。フレーム生成を有効にすれば、高いフレームレートでかなり快適にプレイができるでしょう。また、先月末にマルチフレーム生成にも対応したので計測してみましたが、非常に高いフレームレートが出ていました。

最新タイトルのステラーブレイドも4K解像度で快適に動作し、ほとんどのゲームが最高設定、高い解像度で快適にプレイできる性能です。

競技性の高いフォートナイトやAPEX、PUBGも高い設定、高解像度でも高いフレームレートを維持できるでしょう。

非常に重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ(ベンチマーク)
品質 解像度 フレーム生成OFF フレーム生成ON
ウルトラ
DLSS : クオリティ
1920x1080 100 fps 159 fps
2560x1440 95 fps 143 fps
3840x2160 75 fps 107 fps
非常に重い部類のゲーム
緋の森「タマミツネ」- (実際にプレイ)
品質 解像度 フレーム生成
OFF
フレーム生成
2x
フレーム生成
4x
ウルトラ
DLSS : クオリティ
1920x1080 80 fps 140 fps 234 fps
2560x1440 76 fps 125 fps 210 fps
3840x2160 60 fps 97 fps 170 fps
重い部類のゲーム
黒神話:悟空 ベンチマーク
品質 解像度 フレーム生成OFF フレーム生成ON
最高
DLSS : クオリティ
1920x1080 85 fps 128 fps
2560x1440 74 fps 113 fps
3840x2160 54 fps 83 fps
重い部類のゲーム
ステラーブレイド
品質 解像度 フレーム生成OFF
とても高い 1920x1080 120 fps
2560x1440 117 fps
3840x2160 104 fps
※ザイオンで計測
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(アップデート 2.21)
品質 解像度 フレーム生成
OFF
フレーム生成
2x
フレーム生成
4x
ウルトラ 1920x1080 172 fps 312 fps 551 fps
2560x1440 150 fps 223 fps 368 fps
3840x2160 71 fps 122 fps 208 fps
レイトレ:OD
DLSS : 自動
1920x1080 82 fps 152 fps 285 fps
2560x1440 70 fps 125 fps 225 fps
3840x2160 49 fps 87 fps 156 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 15
品質 解像度 平均 fps
高品質 1920x1080 200 fps
2560x1440 184 fps
3840x2160 119 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
品質 解像度 平均 fps
最高品質 1920x1080 187 fps
2560x1440 163 fps
3840x2160 101 fps

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroomの書き出しではトップクラスに速いです。

グラフィックプロセッサー : 書き出し時にGPUを使用
Core Ultra 7 265K/32GB
GeForce RTX 5070 Ti
18秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
23秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 SUPER
25秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti SUPER
25秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 SUPER
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
30秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
32秒
Ryzen 7 8700G/32GB
RTX 4070 Ti SUPER
34秒
Core i7-14700F/16GB
GeForce RTX 4070
36秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti
47秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
48秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでも、トップクラスに速いです。

Core Ultra 7 265K/32GB
GeForce RTX 5070 Ti
2分21秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分29秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 SUPER
2分30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti SUPER
2分31秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti 8GB
2分34秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 SUPER
2分34秒
Core i7-14700KF/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分38秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分38秒
Core Ultra 7 265K/64GB
RTX 4070 Ti SUPER
2分42秒
Ryzen 7 8700G/32GB
RTX 4070 Ti SUPER
2分55秒
Core i7-14700F/16GB
GeForce RTX 4070
3分00秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
3分03秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4060
3分03秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3050
3分30秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 8 によるエンコード時間
TMPGEncのイメージ画像
ソフトウェアエンコード(x264)

CPUのみで実行するx264エンコードも速い書き出し速度です。

Core Ultra 7 265K 1分49秒
ハードウェアエンコード

NVENCを使ったハードウェアエンコードについても速い書き出し時間です。

Core Ultra 7 265K/32GB
GeForce RTX 5070 Ti
46秒 (NVENC)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmark
OptiXで実行した時のスコア
RTX 4090 12494
RTX 4080 SUPER 8849
RTX 5070 7477
RTX 4070 Ti SUPER 6927
RTX 4070 SUPER 6463
RTX 5070 6311
RTX 4070 5165
RTX 4060 Ti 8GB 4427
RTX 4060 3262

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。なお、本製品のCPUクーラーは水冷です。

電源モード「最適」ではPL1=125Wに設定されているので、 CPU電力は125W付近で推移し、CPU温度は70℃付近と、問題ない温度です。

電源モード「パフォーマンス」ではPL1=160Wに設定されているので、 CPU電力は160W付近で推移し、CPU温度は75℃付近と、こちらも問題ない温度です。

  • 最適
  • パフォーマンス
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度

続いて、ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度を計測しました。

電源モード「最適」では、CPU温度はおおよそ60℃前半で推移し、GPU温度は57℃前後と、どちらも問題ない温度です。

電源モード「パフォーマンス」でも、CPU温度はおおよそ60℃台前半で推移し、GPU温度は57℃前後と、こちらも問題ありません。

メッシュパネルを採用しているのもあり、冷却性能も高いです。

  • 最適
  • パフォーマンス
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。

フロントファン×2、リアファン×1、ラジエーターファン×2と計5つのケースファンを搭載していますが、アイドル時は比較的静かです。ゲーム中もそれほどうるさくなく、高性能パーツを搭載したゲーミングPCにしては低めの騒音値です。デスクサイドに設置しても動作音がそれほど気にならないので、ヘッドホンなしでも、ゲームに集中できるでしょう。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(最適)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約29dB 約35dB 約40dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。LEDはすべて有効にして計測しています。

今回、Core Ultra 7 265K+GeForce RTX 5070 Tiという高い構成に、複数のRGBライティングに対応しているので、消費電力は高いです。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(最適)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約48W 約382W 約415W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。
筐体カラーはホワイト/メッシュです。フロントパネルは通気性の良いメッシュ、サイドパネルはスモークガラスになっています。内部で点灯するRGBライティングが綺麗で、白い筐体がカワイイ個性的なデザインです。

 

トップパネルも通気性の良いメッシュパネルとなっています。

 

トップパネルのインターフェースです。 USB Type-C 10Gbps×1、USB Type-A 5Gbps×2と、便利なポートが集中しています。電源ボタンは少し小さくて、押しにくいのが気になりました。

 

フロントパネルと背面です。フロントパネルはパンチング加工した金属制のメッシュパネルを採用しており、奥で点灯するRGBファンが一際目を引きます。

背面のインターフェースは Thunderbolt 4 Type-C 、USB Type-C 10Gbps×1、USB Type-A 5Gbps×2 、USB 2.0 Type-A×4と豊富です。珍しく、CMOSクリア(BIOSリセットボタン)があります。無線LANにも対応しています。

 

フロントパネルは引くだけで簡単に取り外すことができ、フィルター掃除も楽です。筐体を持ち上げる際は、フロントパネルが外れて落としてしまわないようご注意ください。

 

左側面は、内部の見えるスモークガラスパネルです。

 

右サイドパネルはフラットで、「OMEN」の文字が印字されています。

 

底面には防塵フィルターがあります。スライド式ではないので、掃除をする際は筐体を寝かしてフィルターを取り外す必要があります。

 

インシュレーターは高めで安定感があります。

 

OMEN 25Lではワンタッチでサイドパネルが開く便利なギミックがありますが、OMEN 35Lでは、サイドパネルを取り外すには、背面のネジを緩める必要があります。

 

ケース内部のチェック

ケース内部はご覧のようになっています。

なお、以下に搭載されていたパーツを紹介しますが、必ずしもこのパーツが搭載されるとは限りませんので、ご了承ください。

 

マザーボード

マザーボードは、独自のものが採用されています。グラフィックボードの裏に空きのM.2スロットがひとつあります。

 

CPUクーラー

2.1インチ液晶ディスプレイ付きの240mm水冷クーラーが搭載されています。ラジエーターは上部に設置されており、各ファンはRGBライティングに対応しています。

 

メモリ

メモリは、Kingston FURY 32GB (16GB×2) DDR5-5600が搭載されています。
Intel XMP、RGBライティングに対応しています。

 

M.2 SSD

CPUクーラーとグラボの間にM.2 SSDがあります。ヒートシンクも貼り付けられていました。

 

グラフィックカード

GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルのグラフィックカードです。メーカーは不明でおそらく独自のものが採用されています。3連ファンの大型サイズですが、サポートでガッチリ補強されており、傾きがありません。RGBライティングには対応していませんが、電源投入時は「GEFORCE RTX」のロゴが白く点灯します。

GPU-Zで確認したグラボの詳細は下記の通りで、ビデオメモリは16GB、ブーストクロックなどは標準です。

 

電源ユニット

電源ユニットです。こちらも独自のものが採用されています。GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルでは、1000W(80PLUS Gold)電源が搭載されているようです。

 

ドライブベイ

底面には、2.5インチ/3.5インチ兼用ドライブベイが1つあります。拡張性は少ないです。

 

右側面ケース内部

反対側のケース内部です。ケーブル類はこちらでまとめられています。

 

斜めから見たケース内部

斜めから見た内部はご覧のようになっています。

 

まとめ

以上が、HP OMEN 35L(インテル)ホワイトのレビューです。

白い筐体にRGBライティングが映えるカワイイ見た目が特徴的なミニタワーゲーミングPCです。

液晶ディスプレイ付きの水冷クーラーが標準搭載されており、好きな静止画像やGIFアニメ、ビデオ、クロック、システム監視モニタを表示させることができます。内部の配線も白で統一されているので、見ていて飽きないデザインです。

フロントパネルには通気性の良いメッシュパネルが採用されており、内部のファンも多く、冷却性能も高いです。その割にはゲーム中の動作音も静かで、ゲームに集中しやすいです。

CPUとGPUも最新のパーツを搭載しており、インテルモデルでは、最大でCore Ultra 7 265K + RTX 5080を搭載したハイエンドなモデルもあります。

今回、Core Ultra 7 265K + RTX 5070 Tiを搭載したモデルでいくつかゲームをプレイしてみましたが、負荷が重い「モンスターハンターワイルズ」も、高い設定、4K解像度でプレイできる性能です。

外観やパーツにこだわった結果、価格もそれなりですが、セール期間中だとお得に購入することができます。

性能も見た目も妥協したくないという方におすすめのゲーミングPCです。

 

液晶水冷クーラー搭載のホワイトモデル

HP OMEN 35L(インテル)ホワイトモデル

特徴

  • 白い筐体にRGBライティングが映えるカワイイ外観
  • 液晶ディスプレイ付き水冷クーラー標準搭載
  • Core Ultra + GeForce RTX 50シリーズ搭載

こんなあなたに

  • 性能も見た目も妥協したくない方
公式サイトはこちら

 

 

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