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HP、「Core Ultra」を搭載した最新ノートPC 3機種の販売を開始
日本HPから、インテルの最新CPU「Core Ultra」+ 有機ELディスプレイを搭載したノートPC 3機種の販売が始まっています。
◆OMEN Transcend 14:ゲームや、クリエイティブ作業に適した構成で、持ち運びもしやすい。
◆HP Spectre x360 16-aa:高級感抜群の16型2 in 1 PC。宅内での使用にぴったり。
◆HP Spectre x360 14-eu:所有欲を満たしてくれる2 in 1 PC。宅内兼持ち出しも可能。
ここでは、各機種の簡単な特徴をご紹介します。
なお、Spectreシリーズは、1月30日まで、販売開始直後の最新機種を「早割特別価格」で購入することができます。周りの人よりも一足先に最新機種が欲しい方は、この機会をご活用ください。
新機種の特徴
CPU | Core Ultra 7 155H Core Ultra 9 185H |
---|---|
GPU | GeForce RTX 4050 GeForce RTX 4060 GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB LPDDR5x 32GB LPDDR5x |
ストレージ | 1TB / 2TB |
液晶サイズ | 14型 16:10 |
液晶種類 | 2880×1800 有機EL DCI-P3 100% 48~120Hz |
質量 | 約1.63kg |
バッテリー | 最大8時間 |
価格[税込] | 27万円台~ |
OMEN Transcend 14は、14型のゲーマー/クリエイター向けノートPCです。
15.6型や、16型といった主流のサイズよりも少しコンパクトな14型です。質量が約1.63kg、厚みが約17.99mmと、ゲーミングノートPCとしては軽くて、スリムなボディとなっています。
カバーには、高強度アルミニウム合金が使用されており、堅牢性も高めです。
最大で、Core Ultra 9 185H + GeForce RTX 4070と、高めのスペック構成を選択できることに加えて、2.8Kの有機ELディスプレイを搭載していることも大きな特徴です。
この有機ELディスプレイですが、2880x1800ドットと解像度が高く、DCI-P3 100%クラスと色域も広いです。精細で、色鮮やかな表示が可能なので、動画編集などを行うクリエイターにも適しています。もちろん、最大120Hzのリフレッシュレートによる、滑らかな映像でゲームをプレイすることもできます。
OMEN Transcend 14は、キーボードの見た目も特徴的です。キーの下部が半透明のプディングキートップと、キーとキーの間が狭い「ラティスレス」キーボードであることにより、4ゾーンのRGBライティングを点灯させたときの姿がとても印象的です。
機能面では、主要26キーがロールオーバー対応で、アンチゴーストにも対応しています。
なお、下の参考画像は英語配列キーボードですが、国内で販売されるモデルは日本語配列キーボードを搭載しています。
コンパクト、かつスリムなボディなので、背面からのみの排気となりますが、背面には大きめの排気口が設けられています。「OMEN Tempest Cooling GO」を搭載し、「Intel hyperbaric cooling technology」により、底面から吸気する空気の加圧力を高めることで、背面からの排熱効果を高めているようです。
インターフェースは、側面と背面に配置されています。
右側面には、USB Type-A 10Gpbs x2、左側面には、USB Type-C 10Gpbs(Power Delivery、DisplayPort対応)、ヘッドフォン/マイク コンボポートを備えています。 また、背面には、HDMI 2.1、Thunderbolt 4 with USB Type-C 40Gpbs(Power Delivery、DisplayPort対応)があります。
SDカードリーダーは非搭載です。
OMEN Transcend 14には、「HyperX Cloud III Wirelessゲーミングヘッドセット」が同梱されています。本体に無線通信モジュールを内蔵しており、人気のワイヤレスヘッドフォンを電源を入れるだけで簡単に使用することができます。
公式サイトはこちら
CPU | Core Ultra 7 155H |
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GPU | CPU内蔵 GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB LPDDR5x 32GB LPDDR5x |
ストレージ | 512GB / 1TB |
液晶サイズ | 16型 16:10 |
液晶種類 | 2880×1800 有機EL タッチ DCI-P3 100% 120Hz |
質量 | 約2.07kg |
バッテリー | 最大13時間 |
価格[税込] | 29万円台~ |
HP Spectre x360 16-aaは、ラグジュアリーなデザインが特徴的な16型の2 in 1 PCです。
HPの個人向けノートPCの最上位に位置するSpectreシリーズだけあって、アッシュブラックのボディは高級があります。所有欲を満たしてくれる1台になるでしょう。
最新のCore Ultarプロセッサーを搭載することで、NPU(Neural Processor Unit)によりAI処理能力がアップしていますし、CPU内蔵グラフィックスがIntel Arcグラフィックスとなり、グラフィックス性能もアップしています。さらに、上位モデルではGeForce RTX 4050を搭載しています。
ディスプレイは、16型と少し大きめの有機ELです。2880x1800ドット、DCI-P3 100%クラスと、高精細、かつ広色域で、有機ELらしいメリハリのある美しい表示が期待できます。写真や動画の編集といった、クリエイティブな作業にも向いています。また、120Hzのハイリフレッシュレートにも対応しているので、GeForce RTX 4050搭載モデルであれば、息抜きにゲームを楽しむこともできると思います。
今回のモデルから、スピーカーに「Poly Studioクアッドスピーカー」を搭載するようになりました。従来機ではサウンドの良さも魅力の一つでしたが、最新モデルでも、美しい映像と、良質なサウンドによる快適な環境で動画視聴も楽しむことができそうです。
HP Spectre x360 16-aaは、コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、一般的なラップトップ形状だけでなく、スタンド形状、テント形状、タブレット形状などに変形することができます。
付属の「HPリチャージャブルMPP2.0アクティブペン」を使って、手書きのドローイングなども可能です。このアクティブペンは、本体左側面に磁石でホールドさせることができます。
なお、16型と大きく、質量が約2.07kgと重めなので、宅内での使用がおすすめです。
キーボードは、テンキーレスのバックライトキーボードです。テンキーがない分、サイズにゆとりがあります。下の参考画像は英語配列キーボードのものですが、国内モデルは日本語キーボードを搭載しており、仕様値では、キーピッチ:約19.0x18.4mm、キーストローク:約1.5mmとなっていました。
電源ボタンには、指紋認証センサーが付いており、指紋認証でWindowsにログインすることができます。
Webカメラは、カメラシャッターを備えており、カメラオフボタンでオン/オフを切り替えることができます。IRカメラ付きで顔認証にも対応していますし、人感検知機能で、離席時の画面オフや、席に戻った時の画面オンなどの動作も可能です。さらに、Webカメラは約900万画素と、ノートPCの内蔵するWebカメラとしては解像度が高いです。精細な映像でオンラインミーティングなどに参加することができます。
インターフェースは、下図の通りです。
コーナーがカットされた、Spectreシリーズらしいデザインも健在で、左側のコーナーにはヘッドフォン/マイクコンボポートを、右側のコーナーにはThuderbolt 4 with USB4 Type-Cポート(Power Delivery、DisplayPort対応)を備えています。見た目がいいことに加えて、ケーブルが邪魔にならず、抜き差しもしやすいので、実用的にも優れています。
その他、側面には、USB Type-A 10Gpbs、Thuderbolt 4 with USB4 Type-Cポート(Power Delivery、DisplayPort対応)、HDMI 2.1端子を備えています。
なお、旧モデルでは、microSDカードリーダーがありましたが、本機器では省かれているのが、少し残念でした。
公式サイトはこちら
CPU | Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
---|---|
メモリ | 16GB LPDDR5x 32GB LPDDR5x |
ストレージ | 512GB / 1TB |
液晶サイズ | 14型 16:10 |
液晶種類 | 2880×1800 有機EL タッチ DCI-P3 100% 120Hz |
質量 | 約1.44kg |
バッテリー | 最大13時間 |
価格[税込] | 24万円台~ |
HP Spectre x360 14-euは、特別感のある14型2 in 1 PCです。上で紹介したHP Spectre x360 16-aaの兄弟機種のような位置づけで、同じように、上品かつ、高級感のあるデザインが特徴のプレミアムなノートPCです。14型と扱いやすいサイズで、質量が約1.44kgと、そこまで重くはないので、軽さにこだわらなければ持ち出すこともできます。宅内兼持ち出し用として幅広く使うことができる、かっこいいノートPCが欲しい方は、こちらを選ぶといいです。
CPUは、こちらも「Core Ultra」を搭載しています。
旧モデルでは、画面比3:2の13.5インチディスプレイを搭載していましたが、新モデルでは、最近のトレンドである画面比16:10の14型ディスプレイになりました。また、IPS液晶搭載モデルがなくなり、解像度:2880x1800、DCI-P3 100%クラスの有機ELディスプレイの一択になっています。精細、かつ色鮮やかで、引き締まった美しい表示が可能なので、画像や映像を見たり、ライトに編集を行いたい方に適しています。
ただ、個人的には、Officeソフトを使った作業などが多く、文字を長時間見るユーザー向けとして、IPS液晶モデルも残っていて欲しかったです。
約360度回転するヒンジを備えて、自在に変形することができます。どの形状にしても、HP Spectre x360 14-euの質の良さを感じることができるでしょう。
ビジネスシーンではフラットにして対面する相手と画面をシェアしたり、タブレット形状にして手持ちで資料を見せたりすることができます。テント形状であれば、新幹線や飛行機の狭いスペースでも置きやすいですし、ソファやベッドの上でネット動画を視聴するといった使い方もしやすいです。
また、「HPリチャージャブルMPP2.0アクティブペン」が付属しているので、手書きメモを取ったり、スケッチなどにも使用することができます。
キーボードは、日本語配列のバックライトキーボードを搭載しています(下の参考画像は、英語配列キーボードのものです)。仕様値で、キーピッチ:約18.7x18.7mm、キーストローク:約1.3mmです。
電源ボタンには、指紋認証センサーが搭載されています。
タッチパッドは、物理的にクリックできるタイプではなく、「ハプティックタッチパッド」となっています。
Webカメラには、約900万画素のカメラを搭載しています。ノートPCの内蔵カメラとしては解像度が高く、精細な映像を撮ることができます。カメラオフボタンでオン/オフを切り替えることができるカメラシャッターが付いていますし、IRカメラを使用したWindows Helloの顔認証にも対応しています。
インターフェース構成は、下図の通りです。
USB Type-A 10Gbps、Thunderbolt 4 with USB4 Type-C(Power Delivery、DisplayPort対応)x2、ヘッドフォン/マイクコンボポートを備えています。Spectreシリーズのトレードマークともなっていますが、本体の奥側コーナーが斜めにカットされていて、そこにThuderbolt 4ポートと、ヘッドフォン/マイクコンボポートが配置されているのは、かっこいいです。
ただし、HDMIポートはありませんし、従来モデルではあったmicroSDカードリーダーもなくなりました。ポート構成はやや控えめですが、スッキリしたデザインが一つの魅力でもあるので、仕方がないのかもしれません。必要に応じてUSB-Cでつなぐ小型のドックなどを準備するといいと思います。
公式サイトはこちら
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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